HDD

My Book Duo 16TB モデルを購入

故障


HDD2Bad昨年 10 月に HDD1 が故障したので交換したが、今度は HDD2 が故障した。

立て続けに HDD が故障したとなると、もはや本体ごと新しいものにしたほうが良いだろうというのと、容量的にももっと増やしたかったので、故障を機に新しい HDD ユニットを購入することにした。

購入

MyBookDuoPackage今回も My Book Duo にしたが、容量は倍増の 16TB。

型番は WDBFBE0160JBK-JESN。WDBFBE シリーズは、以前の WDBLWE シリーズ My Book Duo の後継モデルに当たるものと思う。

初期不良

MyBookDuoBox新しい My Book Duo を PC に接続すると……異音がする!

特段 HDD にアクセスしているわけではないのに、2~3 秒おきに、カコン、カコン、という音がする。
→実際の音は Dropbox 参照
(PC 接続直後はいろんな音がして当然だが、本来は落ち着いているはずの 1:02 や 1:05 などで異音がしている)

幸いにして今までの人生で初期不良というものに当たったことがなかったのでちょっと混乱したが、さすがに HDD で異音はヤバいでしょ、というのと、前回の My Book Duo はこんな音はしなかったので、これは初期不良だろうということで、購入元ヨドバシのサポートセンターに連絡したところ、交換の運びとなった。

余談だが、家電のほとんどはヨドバシで買っていて、今回の My Book Duo はヨドバシオンラインストアで買ったのだが、何かあったときのサポートは、やはりリアル店舗を持っているチェーン店はしっかり対応してくれるのだな、という印象。ただ、回答に時間がかかる場合に何も音沙汰が無いのは、届いているか不安になるので何らかリアクションは欲しいと思った。

ともあれ、交換品が到着したので、再度 PC にすると……なんかまた変な音がする!?

とはいえ、さすがに 2 連続で交換してもらうのは気が引けるのと、異音のボリュームは最初の個体よりも小さかったので、もはやちょっと変な音がするのは仕様なのではなかろうかと言い聞かせることにして、使用を開始。

幸いにして今回の個体は、しばらく使ってみると、少なくとも HDD にアクセスしていない状態がずっと続いている場合は、音はしなくなった。正直なところ多少の不安は残るが、許容範囲ということにする。

設定

WDDriveUtilities今回購入したのは 16TB の RAID モデルだが、これを RAID 1 にして、8TB+8TB のミラーリング(実効容量 8TB)で使用する。

初期設定では RAID 0 になっているため、RAID の設定を変更する必要がある。

罠なのは、購入した HDD 内に保存されているツール「WD Discovery」では RAID の設定が変更できないということ。そもそも PC と HDD を接続しているのに認識すらしていないようだった。

WesternDigital のホームページから「WD Drive Utilities」をダウンロードしてインストールすることにより、RAID の設定が可能となった。

ベンチマーク

cdm設定を終えたら、早速 CrystalDiskMark によるベンチマーク。測定環境はこちら。接続は USB 3。

シーケンシャルリード・ライトともに約 215 MB/s と、HDD としては十分すぎる速度を出した。前回が約 155 MB/s なので、50 MB/s もアップしている。

ランダムリードは 1.0 MB/s。HDD なので遅いのは仕方ない。それでも、前回の 0.6 MB/s から比べると倍増している。

cdn22.5 TB ほど書き込みをした後、再度ベンチマーク。

シーケンシャルリード・ライトが約 180 MB/s、ランダムリードが約 0.9 MB/s と、性能が低下した。

とはいえ、バックアップ用途だし、180 MB/s も出ていればまったく問題ない。

余談だが、Micron の SATA SSD は、8 ヶ月経って 8 割近くのディスク領域に書き込んだ状態でも、新品からほとんど性能劣化がなかった。

温度

CDI_8T_idleMy Book Duo の温度は熱い。

室温 30 度で、HDD の温度がアイドル時で 53 度。CrystalDiskInfo では温度が赤色表示になり、「ドライブめっちゃ熱いよ」と言われる。

前回の My Book Duo も温度は高かったので、シリーズの特徴かもしれない。


NAS 買い換え

5 年前に導入した NAS(LS-V2.0TL)が、少し前に天寿を全うした。

主にバックアップ用途で使用していたので、NAS のデータが飛んだからといって実害はないのだが、バックアップが無い状態での運用は危険なので、新たな NAS を購入。

新たな NAS は同じく BUFFALO 製 LinkStation で、LS410DC シリーズ LS410D0301C。以前のは縦置きだったが、今回は横置きなので、安定性(物理)は増した気がする。

LS410D0301CCrystalDiskMark でのベンチマークは右の通り。

シーケンシャルリードは 70MB/s。公称の 100MB/s には及ばないが、十分に高速。

シーケンシャルライトの 40MB/s はいただけない。以前のは 60MB/s くらいあったのに、スペックダウンしている……。

WebUIWeb ブラウザでアクセスできる設定画面の UI はだいぶ変わった。

現在の状態の概要が簡単に分かるのが良い。


My Book Duo(USB 3.0 外付け HDD)ベンチマーク

2009 年から使っていた外付け HDD がいろんな意味でヤバくなってきた。容量も残り少ないが、RAID ユニットのエラー表示が消えない。HDD 自体のエラーは表示されないのだが……。そこで、新たな外付け HDD の購入を断行。

今までは 3TB RAID 5 の実効 2TB だったが、今度は 8TB の RAID 1 で実効 4TB を確保したかった。どの機種にするか考えて、1 年前の調査よりも選択肢は増えていたが、結局、速度情報があった Western Digital の My Book Duo 8TB(型番:WDBLWE0080JCH-JESN)にした。価格は 1 年前よりも上昇して 65,640 円。

箱を開けて驚いたのは、徹底した紙マニュアルの排除。入っていたのは、英語の簡易説明が付いている接続図と、多言語で書かれた利用規約のみ。日本のメーカーだと、多くの場合「簡単マニュアル」みたいな薄いのが入っているが、その類は無い。

詳しいマニュアルは、HDD 内に PDF で入っているので、それを見れば良い(パソコン詳しくない人は見られないのでは……という気もしたが)。

設定したかったのは、「(初期設定で RAID 0 になっている)RAID の設定を 1(ミラーリング)にすること」「省電力 OFF」の 2 つ。

WD_診断いずれも、物理的なスイッチではなく、ソフトウェアで設定を行う。設定ソフトウェア(WD Drive Utilities)も HDD 内に入っている。

RAID の設定を変更すると、HDD の内容がすべて消去されてしまうので、予め、設定ソフトウェアやマニュアル類など一式は退避。

WD Drive Utilities を起動すると、新バージョンが見つかり、自動アップデート。再度 WD Drive Utilities を起動する。

WD_RAIDRAID の設定は、WD Drive Utilities の RAID タブで行う。「構成」ボタンを押し、「ミラー」を選択し、データ消去のチェックボックにチェックを入れた上で、「構成」を押す。

しばらく時間はかかるが、問題なく設定の変更が完了。

省電力の設定は、「スリープタイマー」タブで行う。

3 時間くらいで省電力に入るならスリープタイマー使っても良かったのだが、最大 90 分までしか設定できなかったので、今はひとまず省電力オフにしている。

CrystalDiskMarkひとしきり設定を終えたので、いよいよ速度測定。うちの環境だと、なぜか、WD Drive Utilities を入れた状態だと、CrystalDiskMark が起動しなかった(プロセスとしては起動しているが、ウィンドウが表示されない)ので、WD Drive Utilities はアインインストールしている。WD Drive Utilities はバックグラウンドで Helper プロセスが常駐しているようなので、それが影響しているのかも。

測定環境はこちら

結果は、シーケンシャルリード・ライト共に、150MB/s を超えたので、満足。昔のは 120MB/s くらいだったので、スピードアップした。

しかし、ランダムリード(4K)は 0.6MB/s と、昔より 0.2MB/s ダウン! これはいただけない。WD の HDD ってランダムに弱いのかな……。

ともあれ、実効容量が倍増して、これから数年間使っていくことになるはずなので、長持ちして欲しい。





RAID 1 対応で高速な NAS はどれだ?

今使っている外付け HDD がいっぱいになってきたので、新たな製品を探しているが、外付け HDD だけではなく NAS も探してみよう。

2 ベイ(2 ドライブ)の RAID 1(ミラーリング)対応製品で、4TB+4TB の高速な物が欲しい。

高速さはさておき、容量で探すと以下の物がでてきた。

LS420D0802 が 8TB。60,000 円~66,000 円程度。CrystalDiskMark での実測速度は(恐らく RAID 0 と思われるが)シーケンシャルリード・ライト共に 70MB/s 程度。

ディスクレスだが、最大 8TB 搭載可能。TS-220 単体の価格は 27,000~30,000 円程度だが、4TB の HDD を 2 つ買うと 35,000 円程度かかるので、合計 62,000~65,000 円程度。実測速度はシーケンシャルリード 59MB/s、ライト 71MB/s 程度。友人の環境で R=40、W=60MB/s 程度。

QNAP は他にも 2 ベイ NAS をラインナップしているが、TS-251 は高いし(本体だけで 7 万円程度)、HS-251/210 はオーディオ向けっぽいので今回はパス。

ディスクレスだが、最大 12TB 搭載可能。HDD 込み換算で 61,000~63,000 円程度。実測速度はシーケンシャルリード 90MB/s 程度、ライト 70MB/s 程度。

ディスクレスだが、最大 12TB 搭載可能。価格は他のより高く、HDD 込み換算で 76,000 円前後。実測速度はシーケンシャルリード・ライト共に 111MB/s 程度と有線 LAN の限界に近い速度。

Synology は他にも 2 ベイ NAS をラインナップしているが、DS713+ はさすがに高いし(本体だけで 6.6 万円程度)、DS214+/DS214play は DS214+ よりパフォーマンスが出なさそうなのでパス。

ちなみに、Synology の機種間パフォーマンス比較(公式)はこちら

IO データは 8TB をラインナップしていない。

お高い DS214+ を除く 3 機種で見ると、速度では Synology DS213j がわずかに速い。安心感で選ぶならやはり QNAP。

奮発するなら、パフォーマンスの高いDS214+ か。NAS でこの速度はすごい。外付け HDD に迫るとまでは言わないが、十分高速と言える。

値段と速度で言えば外付け HDD なのだが、将来性は NAS のほうがあるかもしれない。うーむ。


2 ベイ / RAID 1 対応の大容量外付け HDD を調査

メインマシンで使っている外付け HDD の残量が少なくなってきた。残り 100GB 程度。新しいのが欲しい。

CG-HDC4EU3500現在は、eSATA 接続のコレガ CG-HDC4EU3500 を使用。1TB HDD 3 基を RAID 5 で運用しているので、運用容量は 2TB。2009 年当時の価格で合計 46,140 円。性能は、シーケンシャルリード・ライト共におよそ 120MB/s。

新しい HDD の希望スペックは、運用容量を一挙に 2 倍に拡大する 4TB。また、RAID 5 は万が一データが破損した場合に復帰が困難なので、シンプルな RAID 1 で運用したい。というわけで、4TB+4TB の外付け HDD が欲しい。

ところが、そのような製品のラインナップがあまり無い。コレガ、バッファロー、IO データ共に該当無し。

見つけたのは、以下の製品群。

LHR-2BRH80EU3WR が 8TB。価格は 59,800円(税込)。USB 3 / eSATA。実測速度不明。

9000317JE(LCH-2BQ080Q3)が 8TB。価格は 68,000~81,000 円程度。USB 3。型番が違うし Thunderbolt 接続なので参考値だが、実測速度は RAID 1 でシーケンシャルリード 160MB/s、ライト130MB/s 程度。

WDBLWE0080JCH が 8TB。価格は 55,000~60,000 円程度。USB 3。実測速度は RAID 1 でシーケンシャルリード 150MB/s、ライト 110MB/s 程度。

ロジテックの性能が気になるところだ。CrystalDiskMark のわかりやすいスクリーンショットとかあるといいのだけれど。エレコムはちょっと高いかな。WD がバランス良い気もするが、HDD メーカーとしての WD はともかく、ユニットのメーカーとしてはどうなんだろ。

時代としては NAS なので、NAS も調べてみるかなぁ。NAS だとどうしても速度が遅くなってしまうが。

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