動画

りよん祭・レイ祭を振り返る:クロスジャンルエクステンション(XGX)

天月りよん焔音レイ
2014 年の天月シリーズ誕生祭および焔音レイ生誕祭に参加させて頂いた。それぞれ、UTAU 音源の天月姉弟焔音レイの誕生日をお祝いして動画などを投稿するお祭りである。

お祭りの参加方法は簡単で、天月りよんや焔音レイを使った動画をニコニコ動画に投稿し、特定のタグをロックするだけ。俺も 8 月に 1 つ動画を投稿した。

俺はいつも、動画を投稿する際は、自分なりのテーマを決めて製作している。

今回のテーマは、クロスジャンルエクステンション(Cross Genre Extension:XGX)。ジャンルの垣根を越えて輪を広げていくという趣旨で命名したのだが、要は、「UTAU 音源に縁もゆかりもない人たちにも、UTAU 音源に触れてもらう」という機会を作る試みだ。

今回投稿した動画のカテゴリは、音楽でも UTAU でも VOCALOID でもなく、「料理」。

内容としては非常にシンプルかつ、本編は 15 秒という短さで、お気に入りのラーメン屋を紹介している。そこのナレーションに UTAU 音源を使用しているという流れだ。ラーメン好きの人や、料理クラスタの人が動画を見た際に、UTAU の声を聴いて、UTAU に興味を持ってくれたら嬉しい。


再生数の絶対値で見ると、1,000 再生に満たない動画なので、拡散効果としては十分とは言えないかもしれない。

天月シリーズ誕生祭 2014
焔音レイ生誕祭 2014
しかしながら、それぞれのお祭りの指定タグである「天月シリーズ誕生祭 2014」および「焔音レイ生誕祭 2014」で見ると、双方とも、今回の動画が再生数 2 位を戴いている(9/30 時点)。

一般的に誕生祭の動画を閲覧しているのが UTAU クラスタの人であることを考えると、平均再生数を上回っているということは、上乗せ分のいくらかは、料理関係の人が閲覧してくれたと考えて良いだろう。UTAU に縁のない人にも触れてもらうという試みは、多少なりとも奏功したのではないか。

願わくば、UTAU 動画を巡ってくれたり、UTAU での創作を初めてくれたりと、UTAU コミュニティーが広がらんことを。






イラスト・動画作成に役立つ「プログレスバー素材メーカー」を公開

ProgressBarMaker_MainWindowイラストや動画などを製作する際の素材としてプログレスバーを使いたいときに役に立つアプリ、「プログレスバー素材メーカー」を公開しました。

キャプションなどがないのっぺらぼうなウィンドウに、プログレスバーがついているだけのシンプルなアプリです。

スペースキー・Esc キーなどでプログレスバーの進捗をコントロールできるので、スクリーンショットを撮影したり、画面キャプチャソフトで録画したりした後に、文字を合成することで、イラストや動画などを制作することができます。

ダウンロードは以下のサイトからどうぞ。

なお、ウィンドウサイズや動作 OS にこだわらないのであれば、ニコニ・コモンズにアップしてある「Windows プログレスバー進捗素材動画」(nc97907)をお使い頂くのが手軽です。

H.265 HEVC と H.264 MPEG4-AVC の画質比較

次世代動画コーデック H.265(HEVC) が実際に使えるようになった。

H.265 は、現行の動画コーデックである H.264 (AVC) と比較して、ビットレートを 30~40% 落としても同程度の画質を保てるということなので、実際に比較してみた。

比較画像が下の画像。一番左がオリジナル(無圧縮)、真ん中(4 分割の左側)が H.265、右が H.264。4 分割の上下はビットレートの違い。クリックで拡大するので、眺めながら以下の文章をどうぞ。

H265_H264_比較

まず、動画の元ネタだが、ニコニコ動画の【Minecraft】水カーテンの中を走るトロッコ【三段ジャンプ】



無圧縮 AVI の状態から、H.265 については DivX Converter Ver 10.0.0 にてエンコード。H.264 については、夏蓮根 Ver 1.91 にてエンコード。

元々 640×360 の動画なのだが、なぜか H.265 でエンコードすると、映像サイズを指定しているにもかかわらず 700×394 になってしまった。このため、比較画像上では、リサイズして 640×360 にしている。

結果の画像を見て最初に気づくのは、H.265 がややくすんだ色あいになっているということ。カラーフィルタが微妙なのかもしれない。しかし今回は、主に圧縮の上手さを見たいので、色合いは横に置いておく。

4 分割の上段、1000kbps について、H.265 と H.264 を比べてみる。いずれもオリジナルと比べるとかなり画質が落ちてはいる(特に草のテクスチャー)ものの……。

茶色の土ブロックが、緑色の草の部分に落としている影に注目してみると、H.264 は緑と黒がかなり汚く混ざっているのに対し、H.265 は比較的忠実にオリジナルを再現している。

しかし一方で、右の方に生えているすすき(?)のディテール感は H.264 のほうがあるように感じる。

全体的に、H.265 はなめらかで、H.264 はくっきりな感じ。方向性が違うこともあり、1000kbps 同士で比較した場合、明確に H.265 の方が綺麗、とは言いづらいというのが正直な感想。また、1000kbps の H.264 と、ビットレートを 35% 落とした 650kbps の H.265 が同程度の画質かというと、これも今ひとつよく分からない。

ただ、1000kbps→650kbps に落とした場合、H.264 はテクスチャーが壊滅的でのっぺりするのに対し、H.265 はまだ耐えているといった印象はある。

なのでやはり、ポテンシャルとしては H.265 はかなりの力を秘めていると思われる。ただ、まだ登場したばかりで、ノウハウが溜まっていないのかもしれない。今後のバージョンアップに期待したい。



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