ハードウェア

デュアルディスプレイ環境を構築

デュアルディスプレイねんがんの デュアルディスプレイを てにいれたぞ!

経緯

以前からデュアルディスプレイ(デュアルモニター)にしたいとは思っていたものの、スペースの問題で諦めていた。

机にフル HD モニターを 1 つ置き、両側にスピーカーを置くと、それだけでいっぱいになってしまう。

今回、スピーカーを上の棚に移動することで、モニターを 2 つ並べることができるようになった。少々きつきつではあるが……。

構成

  • メインディスプレイ:21.5 インチ、フル HD(JAPANNEXT JN-T215FLG144FHD)(新規購入)
  • サブディスプレイ:21.5 インチ、フル HD(IO DATA LCD-MF223XS)(継続使用)
構成新しく購入した JAPANNEXT のディスプレイをメインディスプレイとし、パソコンと DisplayPort で接続。

今まで使っていた IO DATA のディスプレイをサブディスプレイとし、パソコンと HDMI で接続。

サブディスプレイは Blu-ray のディスプレイと兼用とし、切替器でパソコンと Blu-ray を切り替えられるようにした。

便利

やはりデュアルディスプレイは便利。

ブラウザでプログラミングの解説記事を見ながら Visual Studio で開発できるし、攻略サイトを見ながらゲームもできる。

Twitter を表示しっぱなしにできるのも良い。

また、今までは Blu-ray プレーヤーで見るときはまったくパソコンを操作できなかったが、デュアルディスプレイだと、Blu-ray 再生中でも 1 画面はパソコンが使えるので、その点もとても利便性が向上した。

Windows 11 が活躍

Blu-ray を使うとパソコンは 1 画面になるので、サブディスプレイで表示していたアプリのウィンドウはメインディスプレイに自動的に移動される。

ここまでは Windows 10 も Windows 11 も同じ。

しかし、復帰の挙動が異なる。パソコンをデュアルディスプレイに戻すと、Windows 11 だと、もともとサブディスプレイで表示していたアプリのウィンドウが自動的にサブディスプレイに復帰する。Windows 10 は復帰せずメインディスプレイに居座る。

パソコンの電源を切らずにディスプレイの電源だけ切ったときも似たようなことが起こる。2 枚のディスプレイの認識タイミングが微妙にずれるため、一時的に 1 画面と判断されるので、Windows 10 だとメインディスプレイにすべてのウィンドウが寄ってしまう。Windows 11 はきちんと 2 画面に分離する。

デュアルディスプレイで使うなら、OS は Windows 11 が良い。というかそのために Windows 11 を導入した

なお、DisplayPort 接続の場合、相性が悪いとディスプレイのみ電源を切ると再接続できないことがあるようだが、幸いにして、うちの環境では再接続がうまくいっている。

欠点

スピーカーを上の棚に移動したため、スピーカーの下に自分が座る形になった。音楽を聴くという観点では音にちょっと違和感が出る。

配線は今までよりもさらにカオスになった。

とはいえ、デュアルディスプレイにはそれを上回る魅力があると思うので、しばらくこれでいこうと思う。

M.2 SSD (NVMe) 512GB メモ

次期パソコンの C ドライブ用ストレージ、Optane がいいなと思っていたけど、NVMe SSD でもまぁいいかもと思い始めたので、512GB クラスのカタログスペックを整理。価格は相場月報 6 月号の平均価格。

ssd

現行マシンの C ドライブは 6 年間で 40TB 近くの書込になっていて、次期マシンは RAM ディスクを使わないことや動画出力が多そうなことを考えると、10 倍の 400TBW くらい欲しいけど、一覧を見ると 300TBW で妥協するほうがいいのかもしれない。

体感速度に影響するであろうランダムリードと、動画出力用にシーケンシャルライトが速いのがいいなと思うと、WD、SanDisk、ADATA の順に有力。ADATA だけずいぶん安い。

Western Digital WD Black SN750 NVMe WDS500G3XHC……ヒートシンク無し版(型番末尾 X0C)もあるので注意。1TB 版のレビュー記事

SanDisk Extreme Pro M.2 NVMe 3D SSD SDSSDXPM2-500G-J25……レビュー記事

ADATA XPG SX8200 Pro ASX8200PNP-512GT-C……レビュー記事



歴代ガラケーまとめ

au ケータイ図鑑が公開されたのに刺激を受けて、自分がこれまで使ってきた携帯電話(ガラケー)を整理してみた。

1999 年 9 月:京セラ 529G

最初に買ったケータイが、京セラのパカパカフリップタイプ。au の前身である IDO 用。正確な購入時期は不明だが、9 月には既に持っていたようだ。

529G はとにかくコンパクトで軽かった印象がある(72 グラムという情報も)。機能がごてごて付く前の時代だったというのもあるが、当時の中でも軽量だったようだ。

着メロは当時、手入力の時代(もちろんプリセットもあるが)。以下の条件の範囲内で、地道にポチポチ入力していく。当然単音しか出ない。
  • 入力できる音符の数 …… 音符・休符合わせて32個まで。
  • 音域 …… 中央のドから高いシまで(2オクターブ)。
  • 音符の種類 …… 16分音符、8分音符、4分音符、付点4分音符、2分音符、16分休符、8分休符、4分休符。

2001 年 7 月:京セラ C313K

529G で京セラ製が気に入ったので、引き続き京セラ製を使用。ここから以降 au。

2 つ折りタイプで、cdma-One 対応。

残念ながらこの機種は、バッテリーが持たなかったようだ。2 年経たずして、次の機種に買い換えることになる。

2002 年 10 月:パナソニック C3003P

先代と同じく、2 つ折りタイプで、cdma-One 対応。

GPS(当時は電子コンパスと表記されていた)搭載で地図を見ながらのナビゲーション機能を持っていたが、その機能を使った記憶は無い。もしかしたら別料金が必要だったのかも。

この機種は着メロの音が良かった気がする。

2004 年 10 月頃:東芝 A5506T

2 つ折りで、CDMA2000 1x 対応。mini SD カードスロット搭載。

色がどぎついピンクというか紫というか、インパクトのある配色。

カメラにマクロモードがあった。

2006 年 11 月頃:ソニーエリクソン W43S

2 つ折りで、CDMA 1x WIN 対応。

背面に LED が仕込んであり、かつ、着せ替えパネルで光模様を変えられる、というイルミネーション携帯。

また、肥大化の一途を辿っていたガラケーのサイズが、ぎゅっとコンパクトになった。

2009 年 1 月:東芝 W62T

2 つ折りで、CDMA 1x WIN 対応。

直線的なデザイン。

もともと安価で売られていた機種で、さらにポイントがたまっていたので、無料で取得できた。

2012 年 3 月:ソニーエリクソン URBANO AFFARE

2 つ折りで、CDMA 1x WIN 対応。

全体的にきちんと作り込まれた印象のある、手堅いガラケー。ただ、メールに添付された画像の拡大表示ができないのが大いに不便。

4 年経った今でも現役で使っており、きちんと動作している。


My Book Duo(USB 3.0 外付け HDD)ベンチマーク

2009 年から使っていた外付け HDD がいろんな意味でヤバくなってきた。容量も残り少ないが、RAID ユニットのエラー表示が消えない。HDD 自体のエラーは表示されないのだが……。そこで、新たな外付け HDD の購入を断行。

今までは 3TB RAID 5 の実効 2TB だったが、今度は 8TB の RAID 1 で実効 4TB を確保したかった。どの機種にするか考えて、1 年前の調査よりも選択肢は増えていたが、結局、速度情報があった Western Digital の My Book Duo 8TB(型番:WDBLWE0080JCH-JESN)にした。価格は 1 年前よりも上昇して 65,640 円。

箱を開けて驚いたのは、徹底した紙マニュアルの排除。入っていたのは、英語の簡易説明が付いている接続図と、多言語で書かれた利用規約のみ。日本のメーカーだと、多くの場合「簡単マニュアル」みたいな薄いのが入っているが、その類は無い。

詳しいマニュアルは、HDD 内に PDF で入っているので、それを見れば良い(パソコン詳しくない人は見られないのでは……という気もしたが)。

設定したかったのは、「(初期設定で RAID 0 になっている)RAID の設定を 1(ミラーリング)にすること」「省電力 OFF」の 2 つ。

WD_診断いずれも、物理的なスイッチではなく、ソフトウェアで設定を行う。設定ソフトウェア(WD Drive Utilities)も HDD 内に入っている。

RAID の設定を変更すると、HDD の内容がすべて消去されてしまうので、予め、設定ソフトウェアやマニュアル類など一式は退避。

WD Drive Utilities を起動すると、新バージョンが見つかり、自動アップデート。再度 WD Drive Utilities を起動する。

WD_RAIDRAID の設定は、WD Drive Utilities の RAID タブで行う。「構成」ボタンを押し、「ミラー」を選択し、データ消去のチェックボックにチェックを入れた上で、「構成」を押す。

しばらく時間はかかるが、問題なく設定の変更が完了。

省電力の設定は、「スリープタイマー」タブで行う。

3 時間くらいで省電力に入るならスリープタイマー使っても良かったのだが、最大 90 分までしか設定できなかったので、今はひとまず省電力オフにしている。

CrystalDiskMarkひとしきり設定を終えたので、いよいよ速度測定。うちの環境だと、なぜか、WD Drive Utilities を入れた状態だと、CrystalDiskMark が起動しなかった(プロセスとしては起動しているが、ウィンドウが表示されない)ので、WD Drive Utilities はアインインストールしている。WD Drive Utilities はバックグラウンドで Helper プロセスが常駐しているようなので、それが影響しているのかも。

測定環境はこちら

結果は、シーケンシャルリード・ライト共に、150MB/s を超えたので、満足。昔のは 120MB/s くらいだったので、スピードアップした。

しかし、ランダムリード(4K)は 0.6MB/s と、昔より 0.2MB/s ダウン! これはいただけない。WD の HDD ってランダムに弱いのかな……。

ともあれ、実効容量が倍増して、これから数年間使っていくことになるはずなので、長持ちして欲しい。





SD/SDHC カード速度比較

手持ちの SD カードファミリーの、読み込み&書き込み速度を CrystalDiskMark で測定した結果の一覧。今回追加した分について、行を黄色くしてあり、各項目の最速値は緑色にしてある。

なお、SD カードファミリーではなく、USB メモリの速度比較はこちら

SD/SDHC カード型番Seq/RSeq/W4K/R4K/WCDMR/Wer
ADATA microSDHC Class4 (4GB)AUSDH4GCL4-RA120.48 (-)
5.291 (-)
3.6561.0463.0 x64USR-MLT/WH
Kingston microSDHC Class10 (16GB)SDC10/16GB19.28 (-)
16.74 (-)
2.6380.0193.0 x64USR-MLT/WH
Panasonic microSDHC Class 10 (8GB)RP-SM08GEJ1K23.27 (22)14.05 (12)4.4870.0493.0 x64MR3-A001WH
TOSHIBA/東芝 SD (2GB)SD-M02G19.01 (-)
10.85 (-)
3.0260.0273.0 x64USR-MLT/WH
Transcend microSDHC Class10 (8GB)TS8GUSDHC1019.85 (20)
20.03 (-)
2.7560.0123.0 x64USR-MLT/WH
Transcend microSD (2GB)TS2GUSD16.38 (-)7.185 (-)1.5380.0503.0 x64MR3-A001WH

  • R/Wer……テストに用いた SD/SDHC カードリーダーライター。
    • USR-MLT/WH……ミヨシ製。microSD/SDHC カードはアダプタ経由で測定。Kingston の SDC10/16GB のみ、アダプタ無しでも測定してみてアダプタ経由と比較してみたが、結果は変わらなかった。
    • MR3-A001WH……エレコム製。microSD/SDHC もアダプタ無しで測定。USB 3.0 対応。
  • Seq/R……シーケンシャルリード [MB/s]。括弧内は公称値。
  • Seq/W……シーケンシャルライト [MB/s]。括弧内は公称値。
  • 4K/R……ランダムリード 4KB [MB/s]。
  • 4K/W……ランダムライト 4KB [MB/s]。
  • CDM……CrystalDiskMark のバージョン。

測定サイズは 100MB×5。

リード系は、今回追加した Panasonic が勝っている。シーケンシャルライトは全体的に Class10 組が強い。

ちなみに、SDHC カードの Class 表記は、「書き込み」を行う際の MB/s 単位での速度。例えば、Class10 なら 10MB/s 以上の速度で書き込みできることを保証する。

なお、Panasonic RP-SM08GEJ1K は、速度以外の特徴として、防水、耐静電気、耐磁石、耐 X 線、乳幼児誤飲防止の苦み加工を謳っている。




TS2GUSDPanasonic_RP-SM08GEJ1K




GPS ロガーと Portmon for Windows

GPS ロガー(GT-730FL-S)のデータを自力で取ってこれたら面白いかも、と思ったのだが、どういうコマンドを出せば良いのかが分からない。

GT-730FL-S のデータシート PDF を見ると、「See Binary Message Protocol User’s Guide for detailed descriptions」と書いてあって、それを見ればプロトコルが分かりそうなのだが、User's Guide を見つけることができなかった。

仕方がないのでデータの流れをモニターしてみようかと思ったら、ツールを動かすまでにすでに一苦労。最終的には動いたが……。

COM ポート(シリアルポート)に流れるデータをモニター(キャプチャー/スニファ/スパイ)する Portmon for Windows というツールを Microsoft が配布している(フリーのツール)。

Portmon_AfterLaunch現時点での Portmon のバージョンは 3.03。起動すると、管理者権限を要求された後にウィンドウが開く。

Microsoft のサイトには、「実行すると、すぐに Portmon でデバッグの出力のキャプチャが開始されます」と書いてあるが、起動しても、タイトルバーに「Not Connected」と表示されてキャプチャされる気配が無い。「Capture Events」メニューもグレーアウトされているし、ポートも選択できない。

Windows 7/64 bit に対応していないのかもしれない(少なくとも旧バージョンは対応していない)と思って、VMWare の Windows XP で動かしてみたけど、結果は同じ。

他のサイトの説明だと、まず「Computer」メニューでローカルマシンに接続する必要があると書いてあるのだが、そもそも Computer メニューが無い。バージョンアップして無くなったのだろう。しかししそれでは、一体どうやってローカルマシンに接続するのか……。

というわけで、Ver 3.03 の使い方をご存じの方は教えて下さい……。

Ver 3.03 は諦め、ここに置いてあった Ver 3.02 を動かしてみた。

今度はちゃんと「Computer」メニューがあるが、Windows 7/64bit だと、「Connect Local」しようとすると「Error 6」と表示されて接続できない。

そこで、VMWare の Windows XP 上で Portmon を使うことにする。

  1. VMWare の仮想マシンメニューの取り外し可能デバイスで、「Prolific usb-serial controller d」を接続する→仮想マシンで USB ブリッジ COM ポートが使えるようになる
  2. デバイスマネージャーで USB ブリッジ COM ポート(Prolific USB-to-Serial Comm Port)の通信速度を 38400 にする
  3. Portmon 3.02 を起動する。
  4. [Capture→Ports→(Prolific ポート)]で USB ブリッジ COM ポートのチェックを入れてキャプチャ対象にする
  5. [Capture→Capture Events]でキャプチャを開始する
  6. GT-730FL-S の電源を入れて、物理マシンの USB ポートに挿す
  7. GPS Photo Tagger で GT-730FL-S にアクセスすると、Portmon に通信内容が溜まっていく
Portmon_XPようやく準備ができた……。

ちなみに、XP には PL-2303 ドライバは入れなくても大丈夫なのではないかと思う(試行錯誤の中で入れてしまったが)。



SD カード速度比較

※更新しました。こちらをご覧ください。

手持ちの SD カードファミリーの、読み込み&書き込み速度を CrystalDiskMark で測定してみた。

SD カード型番Seq/RSeq/W4K/R4K/WCDM
ADATA microSD Class4 (4GB)AUSDH4GCL4-RA120.48 (-)
5.291 (-)
3.6561.0463.0 x64
Kingston microSD Class10 (16GB)SDC10/16GB19.28 (-)
16.74 (-)
2.6380.0193.0 x64
東芝 SD (2GB)SD-M02G19.0110.853.0260.0273.0 x64
Transcend microSD Class10 (8GB)TS8GUSDHC1019.85 (20)
20.03 (-)
2.7560.0123.0 x64

  • Seq/R……シーケンシャルリード [MB/s]。括弧内は公称値。
  • Seq/W……シーケンシャルライト [MB/s]。括弧内は公称値。
  • 4K/R……ランダムリード 4KB [MB/s]。
  • 4K/W……ランダムライト 4KB [MB/s]。
  • CDM……CrystalDiskMark のバージョン。

測定サイズは 100MB。測定はミヨシ製カードリーダーライター USR-MLT/WH にて、アダプタ経由で実施。Kingston の SDC10/16GB のみ、アダプタ無しでも測定してみてアダプタ経由と比較してみたが、結果は変わらなかった。

シーケンシャル読み込みはどれもほとんど変わらないが、シーケンシャルライトは Class10 組が勝っている。

ちなみに、SDHC カードの Class 表記は、「書き込み」を行う際の MB/s 単位での速度。例えば、Class10 なら 10MB/s 以上の速度で書き込みできることを保証する。

※USB メモリの速度比較はこちら

マシンスペックまとめ(メインマシン:Core i5)

2010 年の Core i5 マシン電源を換装

パーツ型番購入価格(税込み)
名称Core i5 - P7 マシン(Rev. 2012-03-24)152,050 円
マザーボードASUS P7P55D-E13,980 円
CPUIntel Core i5-750s
※物理 4 コア、HT 無し、実クロック 2.400GHz(Turbo Boost 3.2GHz)、TDP 82W、45nm プロセス
24,980 円
CPU クーラーCPU 付属品0 円
セラミックグリスCPU 付属品0 円
メモリ8GB、DDR3-1333(PC3-10600) DIMM 2GB×4
※Corsair 製、チップメーカー不明、CL9、ヒートスプレッダ付き
30,480 円
ビデオカードSAPPHIRE HD5570 1G DDR3 PCI-E HDMI/DVI-I/VGA
※RADEON HD 5570、DDR3 1GB、128bit、PCI-e x16、40nm プロセス
9,770 円
サウンドカード 1Creative Sound Blaster Digital Music Premium HD (SB-DM-PHD)
※USB 接続
8,900 円
サウンドカード 2Creative Sound Blaster Audigy 4 Digital Audio
※Core Duo マシンからの使い回し
0 円
LANオンボード
※ギガビット
0 円
SSD128GB、東芝 THNS128GG4BBAA
※S-ATA 2 (3Gbps)、2.5 インチ
32,980 円
マウンタサイズ BAY RAFTER 2.5 Rev.B980 円
RAID ユニット筐体……コレガ CG-HDC4EU3500
HDD……1TB×3 の RAID 5 で 2TB。いずれも Seagate Barracuda 7200.12、S-ATA
※eSATA 接続、GPT
※Core Duo マシンからの使い回し
0 円
光学ドライブ
(DVD スーパーマルチ)
LG 電子 GSA-H10A
※P-ATA
※Core Duo マシンからの使い回し
0 円
ケーススカイテック SKⅡ-201W
※Core Duo マシンからの使い回し
0 円
電源Owltech AU-500
※500W
9,980 円
ディスプレイ21.5 インチワイド液晶、IO DATA LCD-MF223XS
※HDMI 接続
約 20,000 円
スピーカーONKYO WAVIO GX-70HD
※Core Duo マシンからの使い回し
0 円

省エネ電源 80PLUS GOLD の効果はどれほど?

80PLUS GOLD 電源への換装で、パソコンの消費電力と電気料金はどう変わるのか?

現在使っている Core i5 パソコンは 1 年ほど前に構築したものだが、電源は 2006 年の Core Duo パソコンから使い回しているので、6 年前のものになる。

PC 電源は最近になって 80PLUS 認証のものが続々出てきて、省エネ効果が謳われているので、さすがに 6 年前の電源では時代について行けないのでは、と思ったり思わなかったり。原発が停まって電気代も値上げになるので(長期的には原発廃止して欲しいと思うけど、現時点の現実解は原発しか無いのではとは思う)、思い切って電源を交換してみた。

パソコンの蓋を開けてパーツ交換となるとかなり面倒くさいのであんまりやりたくないのだけど、仕方ない。どうせやるならメモリも 8→16 GB に増やそうかと思ったけど、メモリスロットが全部埋まってた orz(当時は 4GB モジュール高かったんだよね……)。

今まで使っていた電源は、ENERMAX LIBERTY ELT400AWT。動作音が静かで気に入っている。

新しく買った電源は、80PLUS GOLD 認証の Owltech AU-500。ENERMAX 気に入ったので、本当は ENERMAX の PRO87+ Lot 6Platimax にしたかったんだけど、ヨドバシで売ってなかったので……。

換装後に早速消費電力を測定。以前の結果と比較してみた。アイドル時以外は最大値、アイドル時は最低値を拾っている。

AU-500(新)LIBERTY(旧)差異
電源投入後(BIOS POST)69W90W-21W (-23.3%)
ブートセレクタ表示中93W+3W (+3.3%)
Windows 7 起動中103W122W-19W (-15.6%)
アイドル時54W59W-5W (-8.5%)
CrystalDiskMark (SSD)63W76W-13W (-17.1%)
A-9 Viewer(フルスクリーン 1280×1024、簡易設定高)95W100W-5W (-5.0%)
A-9 Viewer(ウィンドウ 1280×1024、簡易設定低)112W125W-13W (-10.4%)
SUPER PI90135W-45W (-33.3%)
OCCT POWER テスト178W192W-14W (-7.3%)
スリープ時4W6W-2W (-33.3%)

一目で分かるように、電源換装前後で、軒並み消費電力が削減できているのがわかる。差異パーセントの単純平均で約 15% の削減幅だ。

省電力効果を期待しての交換とは言え、実際にここまでの効果が出ているのを目の当たりにすると、すごいなぁと思う。旧電源の LIBERTY は 6 年前のものとはいえ、カタログスペックを見返してみると、効率 80% 以上とあるから、80PLUS 無印(スタンダード)認証相当の実力ということになり、決して低効率の電源ではないのだが、GOLD の実力恐るべしといったところか。

いろんな場面で消費電力を測定したが、実際に電気料金にはどのくらい反映されそうか?

1 日の 2/3 はスリープ状態と思われ、この時の削減量は -2W。PC が動作している時は、大半が BGM 動画再生用に CPU+GPU 負荷がちょろちょろと言ったところなので、フル負荷(OCCT テスト)とアイドルの差分の 20% 上乗せと仮定しよう。新電源は 54+(178-54)*0.2=78.8W の消費電力、旧電源は 59+(192-59)*0.2=85.6W の消費電力で、削減量は -6.8W。

これを電気代に換算すると……
  • 月額 60 円、年間 720 円
う~ん、金額的にはあんまりたいしたことないね。

もともと省エネ志向のパソコンなので、パフォーマンスはもちろんだけど、消費電力重視でパーツを選択しているため、旧電源でもパソコンの電気代は月々 540 円程度。電源の違いで差が出る範囲は限られているか……。

単純に金額だけを考えたら、省エネパソコンの場合は、電源を買い換えてまで、という価値は無さそう。新規に買う場合や、パフォーマンス重視パソコンの電源変更、あるいは、省エネパソコンでも、もともとがケース付属の安物電源だったりすると、意義あるのではと思う。

とはいえ、金額だけの問題でも無いので、買い換えて良かったかなとは思っている。あとは、新しい電源が継続して安定稼働してくれるかどうか。

なお、電気代計算方法は以下。
  • 東電の請求書を見ると、わが家は第2段階料金まで到達。
  • 東電の電気料金シミュレータに請求書の内容を入れて、「計算結果詳細を見る」で第2段階料金の単価を見る→22.86 円。
  • 1 日当たりの PC の電気使用量の新旧差異は、
    2W×16 時間+6.8W×8 時間÷1000=0.0864kWh
  • 1 日当たりの PC の電気使用料金の新旧差異は、
    0.0864kWh×22.86 円=1.9751 円
  • 1 年間の PC の電気使用料金の新旧差異は、
    1.9751 円×365 日=720.9130 円


WM3600R WiMAX ルーターの設定

WM3600RNEC アクセステクニカの WiMAX ルーター(WiMAX Speed Wi-Fi)、WM3600R をゲット。4/1 までなら、専用ホームページから BIGLOBE WiMAX に申し込むことで、WM3600R が無料+最大 12,000 円のキャッシュバックとお得だ(よく似た通常のページから申し込むとキャッシュバックされないので注意)。

WM3600R はとても薄く、携帯電話のおよそ半分。面積も名刺より少し大きい程度と、非常にコンパクトだ。

早速設定……と言っても、とても簡単。

初回起動

  1. WM3600R初回起動AC アダプタに接続して少し充電しながら、電源ボタンを長押しする。
  2. しばらくあちこちのランプが点滅するので、放置する(5 分くらい)。
  3. 電源ランプ(一番左のランプ)が緑色に常時点灯したら起動完了。プロバイダ経由で申し込んだ場合は、この時点で WM3600R のプロバイダ認証が完了している。
  4. なお、起動に 5 分を要するのは初回のみで、通常は 1 分くらいで起動する。

WM3600R を USB 接続

WM3600R は、パソコン(などの子機)と、USB 接続することもできるし、無線 LAN(Wi-Fi)接続することもできる(クレードルがあれば有線 LAN もできるようだ)。

USB と無線の両方で接続する予定がある場合は、最初に USB で接続して、いろいろな設定を済ませてしまう方が良い。無線 LAN 経由だと、設定変更時に接続が切れる場合がある。
  1. ネットワークと共有センター付属の USB ケーブルで、WM3600R とパソコンをつなぐ。それだけで自動認識される(Windows 7/Vista の場合)。XP の場合はドライバのインストールが必要なようだ。
  2. Windows にネットワークの種類を聞かれたら、とりあえずホームネットワークにしておけば良い。
  3. コントロールパネルのネットワークと共有センターを開くと、インターネットに接続できているのが分かる。家のアイコンをクリックすると、設定名を変更できるので、「WM3600R」などの分かりやすい名前にしておくと良いだろう。
  4. ブラウザ等で普通にインターネットができるようになった。

WM3600R の設定

既にインターネットに接続できるが、必要に応じて WM3600R の設定を行う。
  1. ブラウザで http://aterm.me/ もしくは http://192.168.0.1/ にアクセスすると、WM3600R の設定画面になる。
  2. 最初に WM3600R の管理者パスワードを設定する。
  3. セカンダリSSIDWM3600R には子機をつながせるためのアクセスポイントが 2 つある。強力な暗号化で守られているメインと、事実上無防備(WEP 方式)なセカンダリの 2 つ。ネットワーク分離機能があるのでセカンダリに侵入されても大丈夫とは思うが、通常は無効にしておく方が良いだろう(Nintendo DS などの WEP しか使えない子機を使う予定があるなら有効のままにしておく)。「無線 LAN 設定」メニューの「対象ネットワークを選択」で「セカンダリ SSID」を選択して「選択」ボタンをクリックし、「無線機能」の「使用する」のチェックを外す。その後、一番下にある「設定」ボタンをクリック。

  4. WPS設定WPS の PIN 認証も攻撃される温床になるので、使う予定が無いなら無効にしておく。「WPS 設定」メニューで「PIN 方式」の「使用する」のチェックを外す。その後、「設定」ボタンをクリック。

  5. その他、必要に応じて、いたわり充電などの設定を行う。
  6. 設定が終わったら、左上にある「保存」ボタンをクリックする。これをしないと、設定が保存されず元に戻ってしまうので注意。保存すると、自動的に WM3600R が再起動される。

WM3600R を無線 LAN 接続

  1. Windows タスクトレイにある無線接続のアイコン(無線アイコン)をクリックすると、アクセスポイントとして WM3600R が表示されるので(初期設定のままであれば Aterm- なんちゃら)、選択して接続ボタンをクリックする。末尾が -g で終わるのがメイン、-gw で終わるのがセカンダリ。
  2. パスワード入力欄に、WM3600R の背面に記載されている暗号化キーを入力する。メインにつなぐのであれば「暗号化キー(AES )」、セカンダリにつなぐのであれば「暗号化キー(128WEP)」。
  3. ブラウザ等で普通にインターネットができるようになった。

以上でおしまい。非常に簡単だ。


【 WM3600R 】

【 クレードル 】

ミニ MIDI キーボード LPK25 購入

モニターの手前に置けるような小さな MIDI キーボード(鍵盤)を準備しておけば、気軽に音程が採れるのではないか? とふと思い、衝動買いしてしまった。

AKAI_LPK25購入したのは、AKAI LPK25。キシリトール 3.5 個分とコンパクト。LPK とは Laptop Performance Keyboard の略で、要はコンパクトだよと。

モニターの手前はスペースが 40cm 程度しか無いので、選択肢はあまり無い。ICON DIGITAL i-KEY と迷ったが、i-KEY は 64bit Windows 7 に対応していないようだったので、LPK25 にした。

LPK25 も明示的に 64 ビット対応していると書いているわけではないので不安だったが、無事に Windows 7 Professional 64bit で動作した。USB ケーブルをつなぐだけで認識した。どういう仕組みなんだろ?

落とし穴だったのは、LPK25 自体では音が出せないこと。キーボードから音が出ないなんて思いもしなかったので全く確認していなかったのだが、外観にスピーカーは無いし、イヤホンジャックも無い。

Domino を起動して MIDI-IN デバイスを LPK25 にすれば PC から音が出るが、MSGS(Microsoft GS Wavetable SW Synth)で音を出すと遅延(レイテンシー)が激しい。

ソフトウェア FM 音源 MIDI プレイヤーで音を出せば遅延が無いので、現在はこれを使っている。FM 音源なので、ピアノとは全く違う音なのが難点だが、起動して MIDI-IN を選ぶだけで音が出るので手軽だ。

本当は ASIO 使えばさらにレイテンシーを短くできるはずだが、残念ながら、USB 接続の Sound Blaster Digital Music Premium HD は ASIO に対応していない。ASIO4ALL を使えばいいのだろうけど、現状で困らないので導入は見送り。

LPK25 のキータッチは決して良いとは言えないものの、手軽に音採りできるようになったのは良い感じ。スピーカーが無いからこそここまでコンパクトになっているというのもあり、小さなスペースに収めるにはなかなかの選択肢かも。

ロジクール H800:Bluetooth と USB 接続の違い

Logicool のワイヤレスヘッドセット H800 は、Bluetooth と独自 USB の 2 種類の方法で PC(や他の機器)と接続できる。接続方法によって使用感に違いが出るのか、確認してみた。PC は Windows 7 64bit。

その前に H800 の仕様の確認だが、Bluetooth は
  • Bluetooth 2.1(EDR 無し)→速度は最大 723.2Kbps での通信
  • Class 2→距離は最大 10m まで通信
  • A2DP & HFP プロファイル→ステレオ音声再生とマイク入力サポート
となっている。一方で USB は USB 2.0 ポートにレシーバーを差し込むが、USB レシーバーとヘッドセットの無線通信方法は独自で、詳細は不明だが、ステレオ音声再生とマイク入力をサポートしているのは間違いない。

H800 の耳元にあるスイッチで Bluetooth と USB を切り替えるのだが、切り替えた直後、Bluetooth は必ず 2 回、音が一瞬途切れる。USB の場合はそのようなことは起こらない。

音質については、どちらの通信方法でも、音声を聞く分には申し分のない音質。

また、音楽鑑賞用途にも耐える音質となっている。USB 接続の音質はファーストインプレッションでも書いたが、音がちょっとごちゃっとなってクリア感が失われるのと、音が軽いというのはあるものの、なかなかのものだ。

Bluetooth 接続だと、USB 接続よりも少し音質が落ちる印象。特に高音は、USB 接続よりもさらにクリア感が失われ、伸びしろが少ないような気がする。いきものがかりの「茜色の約束」を聴いてみたところ、出だしのハイハットの印象が違った。Bluetooth でどの圧縮方法(SubBand/MPEG-1/AAC/ATRAC)を使っているのかは不明だが、USB の方がより良い圧縮方法を使っているか、もしくは無圧縮なのかもしれない。とはいえ、「気のせいではないか?」と問われれば、そうかもしれないと思う程度の違いでしかないが。

その他、遅延については、USB の方が遅延が少ないらしい。自分はゲームをあまりやらないので確認していないが、ネット上での評判がそうなっている。

総じて、Bluetooth 接続よりも、USB 接続の方が良好と言える。

なので、普段使っているデスクトップマシンの USB ポートに H800 のレシーバーを挿しっぱなしにしている。

USB レシーバーを挿したり抜いたりするのは面倒なので、持ち歩き用のノート PC で H800 を使いたい場合は、Bluetooth で使おうと思っている。

PC 2 台持ちやウォークマン等の Bluetooth 対応機で使いたいというニーズがなければ、USB 接続のみの安価な H600 でも事足りるのかもしれない。

もっとワイヤレスオーディオが進化して欲しい

ロジクールのワイヤレスヘッドセット H800 を買ったのを機に、オーディオデータをワイヤレスで飛ばす際の規格について調べてみた。ちなみに、H800 は、Bluetooth と独自 USB の 2 つを切り替えてパソコンと接続できる。

ワイヤレスオーディオで標準的なのは H800 もサポートしている Bluetooth。H800 は Bluetooth の詳細が不明だが、一般的には、Bluetooth Ver 2.x+EDR / A2DP で通信するのが多いのではないか。

Bluetooh で通信する際の欠点は、音質が悪くなることと、遅延が発生すること。Bluetooth で音声をやりとりするためのプロファイルである A2DP (Advanced Audio Distribution Profile) には、無圧縮で音声を伝達する方法が定められていない。最高でも AAC 圧縮の音質に下がってしまう。また、一般的に 0.2 秒程度の遅延が発生するとのことで、普通に音楽を聴く分には問題ないものの、ゲーム用途では使えない。

音声を圧縮するのは、単純に速度が足りないからと思われる。無圧縮の音声データは一般的に 1411.2Kbps。一方で、Bluetooth Ver 2.x+EDR の最高速は、下り速度に特化した場合でも 2178.1Kbps。無線の場合、電波状況が良好でも理論値通りの速度は出ないし、ましてや電波が不安定だったりすると、とても 1411.2Kbps の通信はできないだろう。

Bluetooth も Ver 3.x+HS になれば 24Mbps の速度となり、無圧縮の音声データを送るのに十分な速度となる。しかし、A2DP プロファイルが無圧縮をサポートしない現状では速度だけ上がってもダメだし、また、Ver 3 は Windows 7 の標準サポート外という問題もある。Bluetooth で無圧縮をサポートする計画があるのか分からないが、仮に計画があったとしても道のりは長そうだ。

では USB はどうか。

USB には USB オーディオという規格があり、有線 USB では普及している。USB 2.0 は 480Mbps と高速で、無圧縮で音声データを送ることができ、遅延も問題にならない。

USB の場合の問題は無線。Wireless USB という標準規格があり、有線 USB をすべて無線に置き換えることができるのだが、残念ながら普及していない。パソコン側にも Wireless USB は搭載されていないし、ヘッドフォン・ヘッドセットも Wireless USB 対応というのは見たことが無い。

というわけで結局、ロジクールのように USB ポートを用いた独自無線通信をすることになってしまうのだろう。

標準規格の方が何かと便利なので、Wireless USB には普及してもらいたいところだが……。

何故かヘッドフォンを買ってしまった

Skype 通話用のワイヤレスヘッドセットとして、これまで Microsoft LifeChat ZX-6000(本体には WH01 と書いてあるが、どうやら ZX-6000 と同一の模様)を使っていた。

ワイヤードだと通話中ずっとパソコンの前に座ってないといけないけど、ワイヤレスであれば、飲み物のみに行ったり、洗濯物干したりしながらでも Skype ができて便利なのである。

ZX-6000 は片耳用なのでコンパクトで、かつ音も良く(ワイヤレスだとこちらの声にノイズが乗る製品が多いらしい)、なかなか気に入っていたが、長らく使っていたために耳当てのスポンジがボロボロになってしまったのと、通話中に充電ができない欠点があるので、買い換えを決意。

ZX-6000 同様、コンパクトで気軽に装着できるのがよかったんだけど、ヨドバシにそういうのが置いてなかった。

で、結局買ったのが、Logicool Wireless Headset H800。ジャンルはヘッドセットになってるけど、見た目が完全にヘッドフォン。こんなにごついのは嫌だったんだけど、他に選択肢が無かったので。

しかし、買い換えた甲斐あって、ちゃんと充電中でも使えるようになった。これで電池の心配をしなくて済む。

しかもこの H800、なかなかに高音質。ZX-6000 の音が良いというのは、あくまでもノイズ無く会話できるという意味での音が良いということだが、H800 は音楽を聴いても違和感ないくらい音が良い。普段ヘッドフォン使ってないので、どのくらい高音質なのかの比較はできないけど。

解像度が甘いと言えば良いのか、音がちょっとごちゃっとなってクリア感が失われる(ソースがリニア PCM 音源だと分かりやすい)のと、音が軽いというのはあるけど、Skype するには十分すぎる高音質。

まだ通話していないので、こちらの声の音質は分からないけど、聞く方がこれだけきれいなら、話す方も特に問題ないのでは無いかという期待はできる。

欠点は、ロジクール同士なのに、マウスとヘッドセットで USB トランスミッターを共用してくれないことかな。USB ハブにロジクールデバイスが 2 本差しになってしまった。マウスとキーボードは共用してくれるそうだが、どうせならヘッドセットも対応して欲しいものだ。

価格は 7,680 円也。

持ち歩き用タブレット&モバイルノート比較

外でネットしたり動画見たりするのは、スマホが大人気だけど、スマホは画面が小さいし、携帯としてみるとデカイしで、中途半端な感じがしてあんまり好きじゃない。

ある程度画面が大きくて、けれども鞄になんとか入る程度となると、タブレットか、小型のモバイルノーパソになる。半年ほど前に Let's note を買ったけど、今は少し選択肢が増えてきたので、いくつか比較してみる。

ネットブックは快適性に難があるので検討対象外。Ultrabook には期待しているが、今のところサイズが大きすぎ。

バッテリー駆動時間は、本当は 1 日中外出しても大丈夫な実働 8 時間(カタログスペックで 16 時間)以上がいいのだけど、今はそういうのが無い。

  • タブレット端末
    • Apple iPad 2 MC980J/A:タブレットと言えばこれ。もはや説明の必要無し。iPad 3 はまだか?
    • ASUS Eee Pad Transformer TF101:モバイルキーボードドックで入力性とバッテリー駆動時間アップ。
    • シャープ GALAPAGOS EB-A71GJ-B:タブレット初(?)の WiMAX 内蔵でネットが使いやすい。12/9 発売なので続報待ち。
    • 東芝 REGZA Tablet AT3S0/35D:TV で培ったノウハウを基に、モバイルでの音と映像の視聴しやすさを向上。
    • MSI WindPad 110W-017JP:オーソドックスな Windows 7 タブレット。価格.com 満足度 1 位だが情報は少なめ?
  • モバイルノート PC
    • Panasonic Let's note J10 CF-J10UYBHR:約 10 秒の高速起動と高性能、携帯性のすべてに欲張ったトップレベルモバイルノート。
  • デカいけど気になるノート PC
    • 東芝 dynabook R731/38DB:DVD ドライブ搭載機としてはかなりコンパクト&軽量で、サイズ以外は申し分なし。(316x227 mm)
    • 富士通 LIFEBOOK SH76/E:13.3 型 DVD 搭載機で最薄を実現。これまでの LIFEBOOK のイメージを一新したチャレンジモデル。(316x223 mm)
    • ASUS ZENBOOK UX21E:MacBook Air に似た外観を持つ洗練された Ultrabook。(299x197 mm)
    • Apple MacBook Air 1600/11.6 MC969J/A:最先端インターフェース Thunderbolt の利便性が気になる。(300x192 mm)

iPad 2Eee PadGALAPAGOSREGZAWindPadLet's note
画面9.7 インチ
1024x768 px
10.1 インチ
1280x800 px
7 インチ
1024x600 px
7 インチ10 インチ
1280x800 px
10.1 インチ W
1366x768 px
寸法241x186 mm271x185 mm195x122 mm189x128 mm271x183 mm259x185 mm
重量601g1300g396g379g850g1205g
回線Wi-Fi
bluetooth
Wi-Fi
bluetooth
WiMAX
Wi-Fi
bluetooth
Wi-Fi
bluetooth
Wi-Fi
bluetooth
WiMAX
Wi-Fi
有線
駆動10 時間16 時間7.5 時間6 時間6 時間12.5 時間
OSiOS 5Android 3.0Android 3.2Android 3.2Windows 7 (x64)
Home Premium
Windows 7 (x64)
Home Premium
実売60,800 円52,800 円44,800 円47,700 円59,800 円159,800 円

実売価格は主にヨドバシドットコムでの価格。

サイズの視覚的な比較は SosialCompare で。機種名が並んでいる右側の「Stacked」にチェックを入れると、写真を重ねることができる。機種名をマウスオーバーするとその機種が前面に出てくる。

SizeComp_Ipad2SizeComp_TF101SizeComp_EB-A71GJ-BSizeComp_REGZATabletSizeComp_WindPadSizeComp_CF-J10UYBHRSizeComp_dynabook-R731-38DB_316x227SizeComp_B5Sheet

液晶モニター処分

壊れた液晶モニターを処分。

リサイクル法施行前に買ったモニターなので、捨てるにはお金がかかる。そこで、パソコンファームというサービスを利用してみた。

連絡も何もせずにいきなりモニターを送りつけるだけで、無料で引き取ってくれる。送料 1,500 円ほどの負担で済むので、廃棄(3,150 円)の半額で済む。

パソコンの引き取りだと HDD 等のデータ漏洩が心配だけど、モニターならそういう心配は無い。

新しいモニターを買った時の梱包材に包んで、コンビニから発送。うんともすんとも連絡は無いが、送り返されても来ないので、無事に引き取ってもらえたのだろう。

突如モニターが

マウスに引き続き、液晶モニターがお亡くなりになった。何か憑きものがいるのだろうか? 画面が点滅して実用にならない。

せっかく買い換えるなら、普通の液晶モニターではなくテレビにしようかと、機種を探してみた。

パソコンデスクが小さめなので、大きなテレビは置けないが、REGZA の 19V 型(19RE2)が USB HDD 録画もできて良さそう。

しかし解像度を見てがっかり。お亡くなりの 17 インチモニターは 1280×1024 の解像度があるのだが、19V 型の縦の解像度は 768 しかない。さらに、19RE2 は 36,000 円くらいするが、もうちょっとお金を出せばだいぶ大きなテレビが買えるので、なんか勿体ない気がした。

今まで通り 17 インチモニターでいいやと思ったが、今時 17 インチはラインナップがほとんど無い。無駄な機能が付いてやたら高いやつか(17 インチなのに 3 万以上)、あやしげなメーカーか、究極の選択みたいになってる。

仕方ないので、21.5W 型にした。IO DATA の LCD-MF223XS で、1920×1080 ピクセル、約 2 万円。横幅が長いのでスピーカーが置けなくなってしまい、画面の手前にスピーカーを配置するはめに。

あと、画面出力が有効範囲全面に広がらず、無駄なフチが生じている。たぶんこのフチの分だけ画像が縮小になっており、小さな字が汚い。マニュアルや公式サイトの Q&A に解決策が見当たらなかったので、現在サポートに問い合わせ中。

マウスを無線にしてみた

突如としてマイクロソフトインテリマウスが認識されなくなった。通電もしない。パソコン 2 台とも認識しないので、マウス側が原因と思われる。

今まで有線マウスをずっと使ってきたが、そろそろ無線にしても良いのではと思って店頭でいろいろ眺めてみた。

無線にするなら Bluetooth、しかも(確か)消費電力が低い 3.0 がいいなと思ったのだが、残念なことに、Bluetooth マウスは電池が単 4 型だった。手持ちのエネループが単 3 で種類を増やしたくないので、Bluetooth はあきらめた。

結局ロジクールのレーザーワイヤレスマウス M505 にした。約 4,000 円。無線が独自規格なのが難点だが、PC からは USB マウスとして認識されているようだ。単 3 電池使用なので電池の持ちも良く、最大 15 ヶ月とのこと。

しかし、マイクロソフトにしろロジクールにしろ、なんでマウスのパッケージって開けづらくてしかも手を切る素材になってるんだろ。せめてはさみ不要でカパッって開くようにしておいてよ……。

データバックアップまわりの現状を整理

暑い夏。それは、HDD がお亡くなりになりやすい夏。というわけで、ちょっとストレージとバックアップについて現状をまとめて整理。

【 わが家のストレージ 】
  • メインマシン……SSD: 128GB
    • Windows システム
    • Haiku システム
    • Haiku データ
  • ノーパソ……SSD: 128GB
    • Windows システム
    • Windows データ(外付け HDD からの持ち出し)
  • 外付け HDD(eSATA)…… HDD: 1TB×3、RAID 5、実効 2TB
    • Windows データ
  • NAS……HDD: 2TB
    • Windows データ
【 運用 】

作業の大部分はメインマシンの Windows 上で行っている。

メインマシンは外付け HDD と接続してあり、データは全てそこに保存している。外付け HDD は RAID 5 なので、3 つの HDD のうち 1 つが逝っても大丈夫。ちなみに速度も内蔵 HDD と同程度出るので、安全性と共に快適さも兼ね備えている。

外付け HDD に保存されているデータの内重要なものについては、日次で NAS にバックアップを取っている(BunBackup を自動起動)。特に重要なデータについては、世代管理付きバックアップとなっている。

NAS には、外付け HDD からのバックアップデータの他、重要度の低いデータを保存している。万が一 NAS が逝った場合、重要度の低いデータは消滅する。

ノーパソには、原則として固有のデータは保存しない。出かける前に外付け HDD から手動でコピーして、帰ってきたら外付け HDD に書き戻す。万が一ノーパソの SSD が逝ったら、1 日分の作業がパーになる。

【 課題 】

主要部分については問題ないと思う。何せ、RAID による冗長化+NAS へのバックアップと、二重の保険がかかっているのだから、個人として手厚いデータ保護だと思う。

しかし、細かく見ていくと、いくつか課題がある。
  • 外付け HDD の RAID の方式が RAID 5 であること。導入当時は RAID 5 は容量的に効率的と思ったが、仕組みが単純な RAID 1 の方が信頼性が高い。
  • 外付け HDD のロットが同じかもしれない。導入当時はそこまで気にしなかったのだが、3 台の HDD のロットが同じだと、壊れる時期も似てくるので、一気に全部逝ってしまう危険性がある。
  • NAS にバックアップするべきファイルに漏れがある。一部のアプリの設定は SSD に保存されている可能性があるが、それをバックアップしていない。他にも漏れているのがありそう。
  • Haiku のデータのバックアップを手動に頼っている。手動は良くない。
今すぐ改善、というわけにもいかない問題もあるが、次に買い換える時には気をつけよう。

格安 GPS ロガー「GT-730FL-S」の使い方まとめ

GPS ロガー(GPS USB ドングル)の中でも格安な機種「GT-730FL-S」(CANMORE ELECTRONICS:佳茂電子)を購入したので、備忘録としてまとめておく。

GPS ロガーとは、その名の通り、GPS で測定した現在位置を刻々と記録するアイテム。100 円ライターを一回り大きくした形状をしている。記録した位置データをパソコンに転送し、地図上にプロットして活用する、というスタイルが一般的。

中心価格帯は 1 万円前後で、人気の M-241 もここに位置している。そんななか、GT-730FL-S はなんと、実売 3,400 円で購入可能という、異例の低価格を実現している。

まだ買ったばかりなので、使用感はまた後ほどということにして、今回は使い方だけ。

現在位置測定

いたってシンプルな操作で、現在位置を測定できる。
  1. 購入したらまず、充電する。
    • PC の USB ポートに挿すだけで良い。緑色の LED が点灯する。
    • 4 時間程度で満充電になるとのこと。
  2. PC から抜いて電源を入れれば、測定開始。
    • 本体横のスライド式スイッチが電源。
    • 青い LED が常時点灯の状態では GPS 衛星を捕捉していない。
    • GPS 衛星を捕捉すると、青い LED が 1 秒ごとに点滅するようになる(GPS 捕捉までは通常 40 秒程度を要する)。
    • 初期設定では 5 秒ごとに現在位置を記録する(記録間隔は変更可能、LED の点滅間隔とは関係は無い)。
    • 電池は 10 時間程度持つらしい。
    • ストラップ側(USB と反対側)にアンテナがある可能性が高いとのことなので、ストラップ側を上にすると感度が上がる可能性がある。
  3. 電源を切れば測定終了。

データの PC への取り込み

PC の初期設定はやや面倒。
  1. ドライバーのインストール。
    • Prolific のサイトから PL-2303 のドライバーをダウンロードする。PL2303_Prolific_DriverInstaller_vXXXX.zip というファイル名になっている。
    • というのも、GT-730FL-S は USB 接続のように見えるが実は、内部では COM ポート扱いとなっている。PL-2303 は USB ←→ COM のブリッジチップ。
    • ダウンロードしたファイルを解凍し、「管理者として実行」し、指示に従って進めていけばインストール完了。
      PL-2303_Installer

  2. GPS Photo Tagger(データ連携&本体設定ツール)のインストール。
    • GPSDGPS のサイトから、GPS Photo Tagger の最新版をダウンロードする。GT-730FL-S 用 Ver 1.2.4。ファイル名は PhotoTagger_38400(I-travel).zip。付属 CD に入っている旧バージョンは、Google Map が表示されないので、最新版を使うのが良い。
    • ダウンロードしたファイルを解凍し、gpsPhotoTagger_install_canmore.exe を起動する。これは普通に起動すれば、管理者権限を要求してくる。
    • インストールコンポーネント選択画面で、GPS Data Log Device Driver のチェックを外す(と良いと思う。自分はインストールしてしまって、後から PL-2303 を再インストールする羽目になった。ここのドライバーよりも、先ほどダウンロードしたものの方が新しいということのようだ)。
      GPSPhotoTagger_Installer
  3. 通信速度の設定。
    • 管理者権限で Windows にログオンする。
    • GT-730FL-S の「電源を入れて」PC に挿す。
    • [コントロールパネル|ハードウェアとサウンド|デバイスマネージャー](Windows 7 の場合)を開く。
    • 「ポート(COM と LPT)」の配下に「Prolific~」があるのでダブルクリックして開く。
      DeviceManager

    • 「ポートの設定」タブで、「ビット/秒」を「38400」に変更する。
      Com3Prop
  4. PC へのデータ取り込み。
    • GT-730FL-S の「電源を入れて」PC に挿す。
    • GPS Photo Tagger を起動する。
    • メニューの[ファイル|ログの読み込み]を最初に実行した際に、プロダクトキーの入力を求められる。付属 CD の封筒の裏にあるプロダクトキーを入力する。
    • メニューの[ファイル|ログの読み込み]で取り込みたい軌跡データを選ぶと、GT-730FL-S のデータが取り込まれ、Google Map 上に GPS の軌跡が描かれる。
      GPSPhotoTagger
    • メニューの[ファイル|名前を付けて保存]で、軌跡データを PC 内に保存する。
    • メニューの[ファイル|ログの消去]で、GT-730FL-S 内のデータがクリアされる。全てのデータが消えてしまうので注意。

GT-730FL-S の設定変更

GT-730FL-S の設定変更も GPS Photo Tagger で行う。
  1. メニューの[ファイル|本体の設定]で設定画面を開く。
    GPSPhotoTagger_Prefs
  2. 接続設定はたぶんいじる必要無し。
    • 万が一、ログの読み込みがうまくいかない場合は(電源が入っていることを確認)、ここをマニュアル設定にして COM ポート番号を指定すると良いかもしれない。
    • COM ポート番号は、デバイスマネージャーの「Prolific~」の末尾の COMx の x のところの番号。
  3. ログ記録設定で、ログ記録の間隔などを設定できる。
  4. 「OK」をクリックすれば、変更した設定が GT-730FL-S に書き込まれる。

その他

今回、GT-730FL-S は輝け!GPS という GPS 専門店で購入した。GPS 専門店があるってこと自体がすごいよな。さすが秋葉原。

GT-730FL-S は安いだけあって、精度は今ひとつの模様。人気の M-241 の方が精度ははるかに高いとのこと。特に、遮蔽物が多い街中などでは、GT-730FL-S の精度が落ちるようだ。まぁ今回は初回なので、安いやつでいいかなと。

GPS ロガーは、WiMAX の電波測定の際に位置を確認するのにも使えるというのもあるが、旅行で活躍してくれるのではと思って買ってみた。旅行してると、あれ、これどこで写真撮ったかな、っていうのが結構ある。ふとした景色撮った時とかね。

海外でも機能的には使えるが、法律で使用禁止の国もあるようなので(中国とか中国とか中国とか)、事前確認が必要だ。

GT-730FL-S は、販売店によっては F-GFL100 という型番になっている模様。外箱や商品の写真を見る限り、GT-730FL-S と F-GFL100 は同じに見えるけど、なんで型番が違うんだろ?

GT-730FL-S(F-GFL100)も人気の M-241 も、Amazon で買える。



≪GPS 軌跡(実際の動作結果)の記事≫
※その他の記事については、一覧を参照。

GT-730FL-SGT-730FL-S の主な仕様
  • サイズ:77.48(縦)×28(横)×17.77(高さ) [mm]
    (USB メモリより 1 周り大きい)
  • 重量:31g 程度
  • 稼働時間:公称 18 時間、実測 10 時間程度
    (充電しながらの稼働が可能)
  • 記録間隔:1 秒~
  • 記録可能データ数:265,000 点
    (1 秒間隔で記録した場合 74 時間弱)
  • GPS チップ:Skytraq Venus 6(65 チャンネル)

※写真について:ストラップは付属品とは異なる。手前の USB メモリは大きさ比較用。


≪GT-730FL-S 関連の有用なサイト≫


≪更新履歴≫

  • 2012/09/08:Prolific のサイト変更に伴い、PL-2303 ドライバーのダウンロード先を、http://www.prolific.com.tw/eng/downloads.asp?ID=31 から http://www.prolific.com.tw/US/ShowProduct.aspx?p_id=225&pcid=41 に変更。
  • 2012/09/08:GPS Photo Tagger バージョンアップに伴い、インストーラーの保存場所を、付属 CD-ROM(G:\GPS Photo Tracker software\gpsPhotoTagger_english_v1.exe)から GPSDGPS のウェブサイトに変更
  • 2012/09/29:主な仕様を記述。
※2019 年補足:筆者は既に GT-730FL-S を使っておりませんので、コメントで質問を頂いてもお答えできません。

WiMAX 6150 / 6250 チップの違いについて(再)

前回の記事に貴重なコメントをいただいたので、それも含め、改めて整理してみる。

WiMAX 内蔵 PC(WiMAX パソコン)で使われているチップセットは主に、「Intel Centrino Wireless-N + WiMAX 6150」「Intel Centrino Advanced-N + WiMAX 6250」の 2 種類。

6250 が先に登場した上位製品、6150 が後から発売された廉価版。いずれも、WiMAX と Wi-Fi(無線 LAN)の機能を併せ持っている。

それぞれの特徴をまとめると、下の表のようになる。

61506250
WiMAX下り速度最大 28Mbps
上り速度最大 8Mbps
MIMO 設定1x2(送信 1、受信 2)
Transmit Antenna Selection (TAS)○ 搭載× 非搭載
Wi-Fi受信速度 (Rx)最大 300Mbps
送信速度 (Tx)最大 150Mbps最大 300Mbps
MIMO 設定1x2(送信 1、受信 2)2x2(送信 2、受信 2)
周波数帯2.4GHz2.4/5.0GHz
物理アンテナ数2(WiMAX/Wi-Fi 兼用、送受信兼用)
その他vPro× 非搭載○ 搭載

当然ながら、全体的には、上位の 6250 の方が高機能である(Wi-Fi の送信が 300Mbps など)。

しかし、WiMAX に限って言えば、廉価版である 6150 の方が機能が多く、TAS 機能を搭載している。6150 も 6250 も 2 本のアンテナのうちの 1 本のみで WiMAX の送信を行うが、6250 が既定の 1 本で送信するのに対し、6150 は 2 本のうち電波状態がよい方のアンテナをダイナミックに選択してデータ送信してくれる。

したがって、WiMAX メインで使うのであれば、送信の実効速度が出やすい 6150 の方が良いことになる。

なお、6150 も 6250 も、WiMAX と Wi-Fi を同時に使用することはできない(アンテナを共用しているからだと思われる)。このため、WiMAX パソコンを無線 LAN ルーターとして使うためには、小型アダプタを使うなどの対策が必要となる。

WiMAX 6150 / 6250 チップの違いについて

※再度まとめなおしました。こちらの記事をご覧ください。

最近の WiMAX 内蔵 PC(WiMAX パソコン)において、WiMAX 通信機能を担っているのは、Intel のチップセット「Intel Centrino Wireless-N + WiMAX 6150」か「Intel Centrino Advanced-N + WiMAX 6250」のどちらかであることが多い。

では、6150 と 6250 は何が違うのか?

調べてみようと思ったきっかけは、マイコミジャーナルの記事。6150 の方が性能が良いと紹介されている。しかし通常は、型番の数値が大きい方が性能が良いものだ。しかも、6250 は名前に「Advanced」を冠していて上位っぽいのだが。

結論から言うと、「WiMAX に関しては」6150 の方が高性能ということのようだ。

製品の世代としては、PC Watch の記事にあるように、6250 の方が先に発売されたものだ。6150 は 6250 の廉価版として後から発売されている。

6150 の製品概要6250 の製品概要(いずれも英語の PDF)を見比べてみよう。

WiMAX の速度スペックとしては、6150/6250 とも、下り最大 28Mbps、上り最大 8Mpbs となっており、違いは無い(余談だが、UQ WiMAX の速度スペックは下り最大 40Mbps、上り最大 10Mbps なので、WiMAX パソコンだと、WiMAX の速度を活かし切れないことになる)。

違うのは、マイコミジャーナルの記事にあるように、6150 のみ、Transmit Antenna Selection (TAS) 機能がついており、2 つのアンテナのうち電波状態がよいアンテナをダイナミックに選択してデータ送信してくれる。後発製品ならではの進化点だろう。

ではなぜ 6150 の方が廉価版なのかというと、PC Watch の記事にあるように、6250 はアンテナ構成が 2x2(送信 2、受信 2)なのに対し、6150 は 1x2(送信 1、受信 2)と、送信が 1 つ少なくなっている。

製品概要 PDF を見る限りでは、送信のアンテナの数の違いは WiMAX ではなく Wi-Fi に影響するようだ。6250 の Wi-Fi スペックは Tx(送信)も Rx(受信)も 300Mbps なのに対し、6150 は Tx 150Mbps、Rx 300Mbps と、送信速度が半分になっている。

つまり、Wi-Fi も含めた総合機能としては 6250 の方が高性能なので、6250 の方が上位に位置づけられているものの、6150 は WiMX 的オマケ機能が付いたので、WiMAX に限って言えば、6150 の方が快適に利用できる、という理解でいいようだ。

ただ、謎なのは、スペック上、6150 は送信アンテナが 1 つなのに、なんで TAS 機能を搭載できるのか、というところだ。

1x2 というのはあくまでも Wi-Fi 用のアンテナで、WiMAX 用のアンテナは別な構成になっているということなのだろうか。でも Wi-Fi と WiMAX のアンテナが別なら、Wi-Fi と WiMAX を同時利用できてもいいと思うから、やっぱり Wi-Fi と WiMAX のアンテナは同じなんだろうねぇ……。うーむ。

※再度まとめなおしました。こちらの記事をご覧ください。

AMD の新型 CPU A8-3850(Llano)の情報が出てきた

AMD は 7 月 3 日に新型 CPU「AMD A-Series APU」を発売する。CPU と GPU を統合した最近のプロセッサのことを、AMD では APU(Accelerated Processing Unit)と呼んでいる。

A-Series 上位の「A8-3850」のスペックは、CPU 部が 4 コア、2.9GHz、L2 キャッシュ 4MB、内蔵 GPU が Radeon HD 6550D、400sp、600MHz で、TDP は 100W。

対する Intel の Core i7-2600 は、CPU 部が 4 コア 8 スレッド、3.4GHz、L2 キャッシュ 1MB、L3 キャッシュ 8MB、内蔵 GPU は HD3000、800MHz で、TDP は 95W。

CPU スペックの割には TDP が高いと思ったけど、A-Series は GPU に力を入れているようだ。ベンチマーク結果によれば、A8-3850 の 3DMark Vantage スコアは、Core i5-2500K のスコアの 2 倍。

「どうせ GPU は別挿しにするから、内蔵 GPU いらないもんなぁ」と思ったけど、考えてみれば、今のマシンの GPU は Radeon HD 5570。A-Series の内蔵 GPU Radeon HD 6550D であれば、たぶんこのくらいの性能は持っている気がする。

TDP で考えても、今のマシンの TDP は CPU が 82W、GPU が 42.7W の合計 124.7W なので、今後は GPU 内蔵一筋、ってのもいい気がしてきた。

なお、A8-3850 は従来の CPU コア(K10)をベースにした製品。アーキテクチャ一新の Bulldozer ベースの CPU は 2012 年の Trinity まで待つ必要がある。

ノート PC を WiMAX Speed Wi-Fi として使う(設定編)

※この日記は「ノート PC を WiMAX Speed Wi-Fi として使う」の続きです。

Let's note J10 と極小 USB 無線 LAN の WLI-UC-GNM において、ノート PC を無線 LAN ルーター化する際の設定についてまとめ。

  1. WLI-UC-GNM の付属 CD またはバッファローのサポートサイトからダウンロードしたインストーラーで、 WLI-UC-GNM のドライバーをインストール。
  2. ソフトウェアルーター設定ツールを起動する(管理者権限が必要)と、タスクトレイに常駐する。
  3. タスクトレイのアイコンを右クリックして「ソフトウェアルーターの開始」を選択する。
  4. WAN 側ネットワークの選択画面になるので、WiMAX 回線を選択する。WiMAX 回線は「ローカルエリア接続」として認識されている模様。「ワイヤレスネットワーク接続」は Intel チップセットの無線 LAN と思われる。WLI-UC-GNM_WAN選択
  5. OK をクリックすると、WLI-UC-GNM が親機として動作するようになる。WLI-UC-GNM_親機モード
  6. タスクトレイのアイコンをダブルクリックすると、親機としての動作状況が表示される。AOSS ボタンを押して子機側の AOSS を待てば、子機を繋げるようになる。WLI-UC-GNM_Status

WLI-UC-GNM_Prefsなお、標準設定では、WPA-PSK/AES 暗号化に設定されているが、暗号化方式を変更したい場合や、SSID(アクセスポイント名)を変更したい場合は、タスクトレイ右クリックメニューから「オプション」を選べば良い。

使用したい暗号化方式を選び、その右側に SSID を入力する。キー(パスワード)は「事前共有キー」の右側に入力する。

もちろん、設定を変更したら、子機側の設定も変更する必要がある。

親機モードに変更する際、「インターネット接続共有中にエラーが発生しました。インターネット接続共有をOFFにしてもう一度やり直してください。」というエラーメッセージが発生した場合は、こちらのサポートサイトの手順に従って設定を行うと良いようだ。

ただし、自分の場合は、上記サイトの手順の途中で、共有を「オン」にした段階で、なぜか繋がってしまった。

WLI-UC-GNM の欠点は、挿した状態で無効にできないこと。Windows のデバイスマネージャから無効かするのは面倒くさい。タスクトレイから親機、子機、無効の 3 状態を簡単に選べるといいのだけど。

# Windows が音引きルールを変えたからそれに合わせて末尾を伸ばすようにしてみたけど、なかなか慣れないな。

※パフォーマンステストの結果をこちらの記事でまとめています。

ノート PC を WiMAX Speed Wi-Fi として使う

現在使っている WiMAX 対応ノートパソコン「Let's note J10」は、手軽に WiMAX が使えて、ヘビーに使ってもバッテリーが長持ちするので良い。

 WiMAX 電波受信の主流はポータブル WiMAX ルーター(WiMAX Speed Wi-Fi)だけど、WiMAX 内蔵のノーパソはいくつかの点でルーターよりも使い勝手が良い。
  • ノーパソだけ持ち歩けば良いので荷物が少なくなる
  • 電源 ON/OFF とバッテリーの管理もノーパソだけで良いので、気を遣う箇所が減る
  • 起動が速い:J10 は 15 秒で起動するが、ルーターはだいたい起動に 1 分くらいかかる
 ただし欠点は、速度が遅いこと。WiMAX の最大速度が 40Mbps/10Mbps なのに対し、ノーパソが内蔵している WiMAX チップセット(Intel Centrino Advanced-N + WiMAX 6250)の最大速度は 28Mbps/8Mbps に過ぎないので、WiMAX のポテンシャルを最大限には活用できないことになる。

 とはいえ、WiMAX 理論値の 40Mbps 出る場所はあまりないというのと、28Mbps 出れば通常は十分なので、速度面では、実用上困らない。

 それよりも残念なのは、WiMAX と Wi-Fi(無線 LAN)が同時に使えない点。同時に使えれば、ノーパソを WiMAX ルーターとして使えるのに。これもチップセットの仕様上の問題らしい。

 そこで、極小の無線 LAN アダプタを買ってみた。バッファローの WLI-UC-GNM。


 USB タイプの無線 LAN アダプタで、PC からわずか 8mm しかはみ出さないので、挿しっぱなしでも違和感が無い。ソフトウェアアクセスポイントモードを搭載しており、無線 LAN 親機としても使える。つまり、「インターネット→WiMAX→ノーパソ→アダプタ→無線子機」というようにして、ノーパソをルーター化した。

 早速ネットブック(Acer Aspire One)を Wi-Fi で J10 につないでみたところ、ばっちり接続できた。ただし、スピードはあんまり出ない。自宅では WiMAX のスループットは 5Mbps ほどだが、ネットブックでスピードテストしたら 1.5Mbps ほどだった。

 ソフトウェア AP だから性能が低いのか、それとも、ネットブックが数年前のものだからか、それは不明。機会があったら他の機器も繋げてみよう。

※設定方法については「ノート PC を WiMAX Speed Wi-Fi として使う(設定編)」をご覧ください。

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