A列車で行こう はじまる観光計画(はじまるA列車)(Steam 版)のセーブデータを他のプレイヤーとやり取りするための方法をまとめて整理しました。
シナリオアップロード・ダウンロード機能があるのになぜそんなことをするのかというと、以下のように、はじまるA列車がもっともっと面白くなるのではないかと思うからです。はじまるA列車がさらに盛り上がると楽しいなと思います。
メリット
1. 自分の街を丸ごと紹介できる
自分が作った街を紹介したい時、ニコニコ動画などの動画サイトで紹介するのがメインです。
もちろんこれはこれで楽しくて、誰でも(はじまるA列車を持ってない人でも)手軽に見られるというメリットがあります。
一方で、
- 録画にはハイスペック PC が必要
- 動画編集スキルが必要
- 動画の録画・編集に時間がかかる
- 街の全てを紹介するのは事実上不可能
などのデメリットもあります。
セーブデータ配布は動画作成よりもはるかに簡単ですし、街を丸ごと見てもらうことができます。
動画では紹介しきれなかった細かい部分などを見てもらえて、Twitter などでコメントをもらえたりしたら嬉しいですね。
しかも、これはコンストラクションモードに限らずです。公式シナリオや他のプレイヤーの自作シナリオでの街づくりも紹介できます。
2. 他の人の街づくりを参考にできる
他のプレイヤーが作った街を丸ごと見ることができるので、動画では分からないような細かい工夫や、鉄道や子会社がどのくらい儲かるかなど、より詳細に学ぶことができます。
次回からの自分の街づくりに、大いに参考になるのではないでしょうか。
3. 攻略途中や攻略完了後のデータを披露できる
公式シナリオや、他の人が作成した自作シナリオなどを攻略している途中、あるいは、クリア後のデータを披露することができます。
攻略方法が同じだったとしても、実際の街づくりは他の人とは少しずつ違う形になると思います。そういう部分を比べてみるのも面白いのではないでしょうか。
「もうちょっと早くクリアできたかも」「この部分の街づくりはイマイチだったかなぁ」などの反省ポイントも含めて、お互い切磋琢磨できるかもしれません。
4. チームで自作シナリオを作れる
自作シナリオを作成するには数多くのステップがありますが、その全てが得意な人というのもなかなかいないのではないでしょうか。「会話シーン作るの苦手だから誰か作ってくれないかなぁ」とか。
「街づくり」「列車開発」「会話作成」などのステップを複数名で分担することで、それぞれの得意分野を持ち寄り、ハイクオリティーな自作シナリオを作ることができるかもしれません。
そういうハイクオリティーシナリオがたくさん登場すると、プレイする側も楽しいですね。
……というように、ぱっと思いつくだけでも、セーブデータ配布には多くのメリットがあります。これ以外にも、もっと可能性が広がるのではないでしょうか。
重要な注意事項
Build 30257.629 現在、公式ではセーブデータ配布はサポートされていません。
セーブデータを上書きすることになりますので、最悪の場合、はじまるA列車が起動しなくなるなどのリスクがある恐れがあります。
誰もサポートしてくれませんので、実施する場合は、自己責任で実施してください。
……シナリオアップロード・ダウンロードみたいに、ゲーム内機能でセーブデータのアップロード・ダウンロードできるようにバージョンアップしてくれないかなー(チラッ
セーブデータ配布方法
1. セーブデータ番号確認
確認後、はじまるA列車を終了します。
2. セーブデータコピー
C:\Program Files (x86)\Steam\userdata\数字\1685460\remote
配下に「slotXX」というフォルダー名で保存されています。
先ほど確認したセーブ番号のフォルダー(セーブ番号が 61 なら slot61)を、作業用の適当なフォルダーに丸ごとコピーします。
3. リネーム
コピーした「slotXX」フォルダーの名前を、「slot0」(ゼロ)にリネームします(Steam 配下のフォルダーはいじらずに、コピーしたほうをいじります)。
slot0 はオートセーブ用で、このスロットだとうまく読み込んでくれるのでリネームします。
4. zip 圧縮
5. 配布
zip ファイルを自分のホームページや Dropbox などにアップロードします。
Twitter ハッシュタグ「#はじまるA列車」で URL をつぶやくと見つけてもらいやすくなるのではないでしょうか。
セーブデータ読み込み方法
1. バックアップ
Steam が起動している場合は終了します。
念のため、はじまるA列車のセーブデータを全てバックアップとして取っておきます。
C:\Program Files (x86)\Steam\userdata\数字\1685460\remote
配下のデータをすべて、他の適当なフォルダーにコピーします。
2. ダウンロード
他のプレイヤーが配布してくれているセーブデータをダウンロードします。
zip になっているので、すべて展開すると、slot0 フォルダーがあると思います。
3. セーブデータ入れ替え
C:\Program Files (x86)\Steam\userdata\数字\1685460\remote
の中にある「slot0」フォルダーをフォルダーごと削除し、代わりに、ダウンロードした「slot0」フォルダーを配置します。
4. 読み込み
はじまるA列車を起動します。
起動時、Steam から「クラウドのデータを使うか、ローカルのデータを使うか」聞かれた場合は、必ず「ローカル」を選択してください。
ゲームロード画面で、一番上のオートセーブをロードすると、ダウンロードしたセーブデータをプレイすることができます。
ロード時、サムネイル(スクリーンショット)はセーブデータとは異なったものになっているようです。ロード後、上書き保存することで、サムネイルも正常になるようです。
サンプルセーブデータ
はじまるA列車 自作シナリオ作成方法 まとめ(シナリオ編)で使用しているストーリー分岐の例をサンプルデータとして置いておきます。以下のリンクからどうぞ。