ゆかりすたーにゆかり検索対象フォルダーを追加した際の待ち時間を短縮できるように改良中。

フォルダー追加時の動作としては、いったんサブフォルダーをすべて洗い出して一覧として表示した後、ゆかり用データベースの構築と、ゆかり用リストの出力を行っている。

時間がかかるのはゆかり用データベースの構築で、これが終わらないとキーワード検索さえ行えない。

そこで、フォルダー一覧表示後、まずファイル名だけをゆかり用データベースに追加することとした。ファイル名だけであればすぐに追加でき、その段階で、キーワード検索でファイル名が検索可能となる。その後、ファイル名以外の属性についてゆかり用データベースに追加していく。

実際に、一覧表示後にキーワード検索ができるようになるまでの待ち時間を比較した結果が以下。物量としてはおよそ、フォルダー数 1,500、ファイル数 22,000、容量 1.6 TB。

環境 1(メインマシン)

現行(Ver 7.21 β)新バージョン
ファイル名のみ検索可能となるまでの時間-15 秒
全属性で検索可能となるまでの時間5 分 43 秒
5 分 06 秒

環境 2(LAVIE)

現行(Ver 7.21 β)新バージョン
ファイル名のみ検索可能となるまでの時間-13 秒
全属性で検索可能となるまでの時間3 分 54 秒
4 分 16 秒

解説

statusいずれの環境でも、15 秒程度でファイル名検索が可能となった。今までは数分待たないと何もできなかったことに比べると、利便性は大幅に向上することになる。

ファイル名検索が可能となると、右の写真のように、状態欄に「ファイル名検索可」と表示される。

全属性で検索可能となるまでの時間は、環境によって現行より速くなったり遅くなったりしている。環境 1 では 37 秒速くなった一方で、環境 2 では22 秒遅くなった。傾向としては、HDD の速度が遅い環境ほど、現行よりも新バージョンのほうが速くなりやいかもしれない。

なお、トータルの所要時間としては、フォルダーを一覧表示するまでの所要時間 30 秒程度と、ゆかり用リストを出力する時間数秒が上乗せされる。新バージョンにおけるトータル所要時間は、環境 1 では 5 分 49 秒、環境 2 では 4 分 52 秒となった。