BeOS の後継となる Haiku は、2012 年 11 月に R1/Alpha4 がリリースされて以来、節目となるリリースが来ないままだったが、ようやく R1/beta1 がリリースされたので、早速動かしてみた。
せっかくなので実機で動かそうと、NEC の LAVIE Hybrid ZERO で試してみた。
まずはメインのデスクトップマシンでイメージ作り。
ダウンロードサイトで 64bit 版をダウンロード。
公式手順に従い、解凍後のイメージを Etcher で USB メモリに書き込む。昔は DD for Windows とかで書き込んだ記憶があるが、モダンになった感じ。書き込み先の USB メモリはパーティションが切られていたが、問題なく上書きできた(もちろん全パーティションが無くなるので書き込み先の選択は慎重に)。
できあがった USB メモリを LAVIE に挿して LAVIE を起動したが、そのままでは Windows 10 が起動してしまう。

残念ながら画面タッチは有効にならなかったので、マウスパットで操作する。
とても残念なお知らせは、Wi-Fi が使えないこと。ここの「Offline download of binary firmware files.」参照して、Windows 上でバッチファイルを実行したが、エラーが出てうまく wget が動かない。バッチファイルを書き換えて wget に --no-check-certificate オプションを付けてみたり、wl_apsta-3.130.20.0 がもう無いので代わりに wl_apsta-3.130.20.0.o をダウンロードしてリネームしたり、2 つの byteswap.h を手動でダウンロードして zip に追加したりしてなんとか zip を作ってみたものの、Haiku 上で zip を /boot に解凍して install-wifi-firmware.sh を実行するとコンパイルに失敗しているようなエラーとなり、お手上げ。
まだβ版なので過度な期待は禁物なのは分かっているが、やはりネットワークは使えるようになって欲しいところ。
また、データ交換用に 2 つめの USB メモリを挿すと、マウント・アンマウントが不安定で、うまくアクセスできない USB メモリがあった。まったく反応しない USB メモリがあったり、デスクトップ右クリックのポップアップメニューがフリーズして Tracker を殺しても復活しなかったり。
今後のバージョンアップがどうなっていくか、見守っていきたい。