※改訂版を作成しましたので、改訂版をご覧ください。
ニコカラメーカーは歌詞字幕にルビを振ることができ、そのルビは、タイムタグ規格ルビ拡張規格に沿った歌詞ファイルで指定します。
タイムタグ(カラオケタグ)付きの歌詞ファイルを作成するツールの代表格は RhythmicaLyrics(リズミカ)ですが、RhythmicaLyrics でタイムタグ規格ルビ拡張規格に沿ったルビを出力する方法を整理しました。
RhythmicaLyrics は、version 4.3 以降で、タイムタグ規格ルビ拡張規格によるルビ出力に対応しています(余談ですが、ニコカラメーカー公開後わずか数十分という神速で RhythmicaLyrics がバージョンアップされ、ルビ拡張規格に対応して下さいました)。
RhythmicaLyrics でルビを編集後、メニューの[ファイル→出力→ルビ拡張規格でタイムタグ出力→実行]をクリックすると、保存ダイアログが表示されるので、ファイル名を指定すれば、ルビを含めたタイムタグ付き歌詞ファイルが保存されます。
保存される歌詞ファイルは、例えば以下のようになります。
このような場合は、RhythmicaLyrics が出力した歌詞ファイルをメモ帳などのテキストエディタで手修正することで対応可能です。例えば、以下のようにします。
漢字の読み分けがある場合、前節の手修正でも対応は可能ですが、少々手間がかかります。Ticonacyan さんが「ニコカラメーカー用リズミカスクリプト」を作ってくださいましたので、それを使うと便利です。
ニコカラメーカー用リズミカスクリプト(nkscript486.zip)をダウンロード・解凍し、中のファイルを RhythmicaLyrics の scripts フォルダに入れます。
その後 RhythmicaLyrics を起動してルビを編集します。nkscript を入れたことでメニューが増えているので、メニューの[ファイル→出力→ニコカラメーカー→実行]をクリックすると、すべてのルビに適用開始時刻・適用開始時刻が設定されたタイムタグ付き歌詞ファイルが出力されるので、漢字の読み分けが可能になります。
※更新履歴
2016/05/08:nkscript.zip のアドレスを更新。
2016/06/03:nkscript を相対時刻対応のものに更新。
ニコカラメーカーは歌詞字幕にルビを振ることができ、そのルビは、タイムタグ規格ルビ拡張規格に沿った歌詞ファイルで指定します。
タイムタグ(カラオケタグ)付きの歌詞ファイルを作成するツールの代表格は RhythmicaLyrics(リズミカ)ですが、RhythmicaLyrics でタイムタグ規格ルビ拡張規格に沿ったルビを出力する方法を整理しました。
RhythmicaLyrics 標準機能でルビを出力する


保存される歌詞ファイルは、例えば以下のようになります。
[00:00:75]あ[00:01:31]し[00:02:27]た[00:02:78]浜[00:04:07]辺[00:05:37]を [00:06:39]さ[00:06:91]ま[00:08:22]よ[00:09:25]え[00:09:76]ば[00:11:66] [00:12:16]昔[00:14:05]の[00:14:96]こ[00:15:93]と[00:16:36]ぞ [00:17:54]偲[00:18:88]ば[00:19:95]る[00:20:46]る[00:21:77] [00:22:93]風[00:24:17]の[00:24:66]音[00:26:04]よ [00:28:37]雲[00:29:80]の[00:30:28]さ[00:31:30]ま[00:31:76]よ[00:33:58] [00:34:31]寄[00:34:80]す[00:35:92]る[00:36:37]波[00:38:86]も [00:39:81]貝[00:41:33]の[00:41:82]色[00:43:19]も[00:44:49] @Ruby1=浜,はま @Ruby2=辺,べ @Ruby3=昔,むかし @Ruby4=偲,しの @Ruby5=風,かぜ @Ruby6=音,おと @Ruby7=雲,くも @Ruby8=寄,よ @Ruby9=波,なみ @Ruby10=貝,かい @Ruby11=色,いろ歌詞ファイルの末尾に、@Ruby タグでルビが出力されています。
ルビを手修正する
RhythmicaLyrics の標準機能でルビを出力して問題ない場合も多いのですが、1 つの漢字が複数の読み方をする場合は、問題が発生します。例えば、「上」という漢字は、「上手」という場合は「じょう」と読み、「上がる」という場合は「あ」と読みますが、RhythmicaLyrics の標準機能では、この読み分けができません。このような場合は、RhythmicaLyrics が出力した歌詞ファイルをメモ帳などのテキストエディタで手修正することで対応可能です。例えば、以下のようにします。
[00:01:00]上[00:02:00]手[00:03:00]に[00:04:00]上[00:05:00]が[00:06:00]る[00:07:00]タイムタグ規格ルビ拡張規格の「適用開始時刻」「適用終了時刻」を指定することにより、漢字の読み分けができるようになります。
@Ruby1=上,じょう,[00:01:00],[00:02:00]
@Ruby2=上,あ,[00:04:00],[00:05:00]
ニコカラメーカー用リズミカスクリプトを使う

ニコカラメーカー用リズミカスクリプト(nkscript486.zip)をダウンロード・解凍し、中のファイルを RhythmicaLyrics の scripts フォルダに入れます。

※更新履歴
2016/05/08:nkscript.zip のアドレスを更新。
2016/06/03:nkscript を相対時刻対応のものに更新。
ニコカラメーカーで、ルビへのタイムタグの埋め込みが読める様になったということで、
「1 つの漢字が複数の読み方をする場合」の対処を含め、ルビ拡張出力を更新しようと思ったのですが、
1点だけ確認したいことがあります。
・拡張規格では、ルビへのタイムタグの埋め込みは相対タイムだが、
ニコカラメーカーでは絶対タイムとなっている。
拡張規格とニコカラメーカーとで読み取り方が違うので、
全く同じ記法だけれど出力結果(表現)が違うものが出来てしまっています。
これは意図してのものでしょうか?
技術的な制約 または この方が良さそうとの判断 等でしたら、
仕様を見なおして、[mm:ss:xx]は絶対タイム、(mm:ss:xx)は相対タイム、
とか仕様自体を変更してしまっても良いかもしれません(?)
上記の件、コメント頂けたら対応してVer.4.6として更新したいと考えています。
よろしくお願い致します。
※ Ver.4.6β版を下記リンクに置いておきます。出力結果等をお試しください。
http://suwa.pupu.jp/data/RhythmicaLyrics_v46b.zip
(更新分のファイルしか入ってないのでVer.4.5のフォルダに上書きしてください。)