音源登録メッセージ唄詠のトラブルシューティングをご紹介します。

唄詠のメインウィンドウから「新規登録」ボタンを押し、UTAU 音源を唄詠用に登録すると、右のように、音源をシステムに登録した旨のメッセージが表示されます。

メインウィンドウしかし、登録が完了したにもかかららず、唄詠のメインウィンドウに音源が表示されず、音源リストが空っぽのままになる、あるいは、読み上げ時に「クラスが登録されていません」というようなエラーになって読み上げができない、という症例が報告されています。

このような状況になった場合は、以下の 3 つのうち、いずれかの回避方法を実践することにより、音源を登録できるようになるかと思いますので、お試し下さい。

回避方法 1:再登録

一旦唄詠を終了して、再度、起動し、同じ音源を登録すると、登録できることがあります。まずはこの方法をお試し下さい。

回避方法 2:管理者権限での起動

唄詠用に音源を登録するには、管理者権限が必要です。通常、唄詠は自動的に管理者権限で動作するようになっていますが、何らかの原因により、うまく管理者権限が取得できないことがあるようです。

そこで、唄詠を起動する際に、管理者権限で起動することにより、音源を登録できるようになります。

やり方
  1. 唄詠右クリックエクスプローラーで唄詠のフォルダを開きます。
  2. 唄詠(UtaYomi.exe)を右クリックし、表示されるメニューから「管理者として実行」をクリック。
  3. 必要に応じて管理者パスワードを入力すると、唄詠が管理者権限で起動します。
  4. あとは通常通りの手順で音源を登録すれば、正常に音源が登録されます。

なお、この方法で音源を登録した場合、テキストスピーチソフトも管理者権限で起動する必要があります。

回避方法 3:VirtualStore 無効化

音源が正常に登録できない原因として、Windows の VirtualStore 機能が悪影響を及ぼしていることが考えられます。VirtualStore 機能が有効になっていると、登録した音源情報と、読み出す音源情報に相違が発生する場合があります。

したがって、VirtualStore 機能を無効化することで、正常に音源が登録できるようになる場合があります。

ただし、VirtualStore 機能を無効にすると、他のアプリケーションがうまく動かなくなる可能性もあり、注意が必要ですので、この方法はあまりお薦めしません。

VirtualStore 無効化のやり方については、インターネット上の情報等を参照して下さい。