以前の記事に書いたように、現在、唄詠の構造改革を行い、調声部分をプラグインとして分離する仕組みに変更している。およそできあがってきたので、様子をまとめてみる。

ユーザーから見て使い勝手が変わるのは、主に音源登録画面だ。

音源の新規登録これまでは、登録画面で様々な設定をしていたが、次回からは、ここでの設定項目は少なくなり、代わりに、調声プラグインを選ぶようになる。

音源登録画面では、調声プラグインによらない基本的な項目(音源名など)のみを設定するため、項目が減っている。

これまで設定していた UTAU ツールなどの項目は、調声プラグインによっては使用しない(例えば、プラグイン独自に音声合成するかもしれない)ため、項目から外している。

ダブルフラットの設定一方、プラグイン独自の設定ももちろん可能で、「設定」ボタンをクリックすると、プラグインの設定画面が表示される。

右は標準で付属するプラグインの設定画面だが、標準プラグインの調声はこれまでの唄詠と同じなので、設定項目もこれまでと変わらない。安心して使って欲しい。

今後、調声プラグインが新しく登場してくると、それぞれのプラグインによって設定画面も変わってくることになる。

ユーザーから見えないところで、内部構造は大きく変わっている。調声に直接関わるところと、それ以外のところが明確に分離したためだ。

合わせて、内部的な音源情報も変更され、これまでの唄詠で登録した音源は旧音源扱いとなる。とはいえ、これまで登録した音源が使えなくなっては不便なので、旧音源でもきちんと HANA せるようにはしている。

リリースに向けて、詰めの作業を実施中。