実際のところ、どのくらい違うのかな? ということで、ガラケー(フィーチャーフォン)とタブレットで同じものを撮影して、画質を比べてみた。

今回比べたのは、以下の機種。

カテゴリブランド機種名メーカー発売時期画素数
ガラケーauURBANO AFFAREソニーモバイル2011 年秋冬810 万画素
タブレットdocomoAQUOS PAD (SH-08E)シャープ2013 年夏810 万画素
タブレットGoogleNexus 7 (2012)ASUS2012 年 7 月120 万画素
(参考)デジカメキヤノンPowerShot S90キヤノン2009 年 10 月1,000 万画素

Web 掲載にあたり画像を縮小しているので、厳密な比較ではないけれど、縮小によるディーティールの差が問題にならないくらい、大きく画質に開きがあった。

PowerShotS90まずは参考用として、キヤノンのデジカメ、PowerShot S90。4 年前の機種である。写真はクリックで拡大する。

カタログスペックとしては 1,000 万画素だが、普段から M2 モードと呼ばれる低画素モード(400 万画素)で撮影しており、今回も 400 万画素で撮影している。

さすが本業のデジカメで、低画素で撮影しても、一番、見た目に近い印象で写真を撮影している。

スポンジの網目もきちんと撮れているし、クリームの質感もある。

いつもの設定で、露出を落として撮影してしまったので、全体的に暗くなっているが、標準で撮ればもっと明るい。

URBANO_AFFARE比較の本題に入ると、ガラケーとタブレットのうち、画質が良かったのは 2011 年のガラケー、URBANO AFFARE。

ピントが甘い、スポンジのディティールが無い、クリームがもやっとしているなど、デジカメと比べてしまうと画質は劣るが、全体的な絵としては十分に見られるクオリティだと思う。

AQUOS_PAD最新のタブレットである AQUOS PAD は、残念ながらガラケーに及ばない結果に。お気に入りなんだけどなー。

これまでの撮影の印象から、ガラケーを上回る結果になるかもと思っていたのだが、比べてみると下回る結果に。

全体的にぼんやりしているし、背景にはかなりノイズが乗っている。

Nexus7最下位はタブレット界に旋風を巻き起こした Nexus 7。

低価格でありながら非常に有用なタブレットだが、こと写真に関しては、コメントできないほど悲しい結果。

120 万画素だしね……。

おまけにインカメラしかないので、かなり撮影しづらい。アクロバティックな操作が要求される。

というわけで、カメラ対決は、タブレットではなくガラケーに軍配。