出音をいじるのはあまり好きではないので、普段はエフェクト系は使わないのだが……。

Sound Blaster Digital Music Premium HD(SB-DM-PHD)のサラウンド機能は、音がちゃんと広がってくれる。ものによってはスピーカーよりも外側から聞こえてくる感じがすることがあり、外で物音がしたのかと、思わず外を見てしまったほど。気になる副作用も無く、良い感じに使える。

USB Sound Blaster はだいぶ前から使っているが、サラウンド機能の良さに気づいたのはつい最近。サラウンドは THX というエフェクトカテゴリに分類されているが、USB Sound Blaster においてプッシュされているエフェクトは EAX。

EAX を有効にすると、円形劇場などいくつかの場所にいるような音響を使うことが出来るが、どれもわんわん響いてしまってとても使う気になれない。そっとプロパティウィンドウを閉じてしまったので、今まで THX に気づかなかった。

スピーカーのプロパティTHX の設定は、EAX と同じく、スピーカーのプロパティから行える。

Sound Blaster タブにある設定ボタンをクリックすると、オーディオコントロールパネルが開く。

オーディオコントロールパネルオーディオコントロールパネルに THX TruStudio Pro というタブがあり、それが THX の設定。

Surround を有効にするのチェックボックスにチェックを入れるだけの簡単設定。

THX には、サラウンドの他にもいくつかの効果がある。

Crystalizer は、圧縮音楽で失われた音をくっきりさせる効果のようだ。ただ、これを有効にすると、ボーカルの破擦音(「つ」など)が強調されすぎてノイズになりやすくなってしまう。

Speaker は名称から効果が推測しづらいが、低音強調。

Smart Volume は、曲毎のボリュームのばらつきを抑えてくれる機能とのこと。

Dialog Plus は、会話強調機能。人の声がはっきり聞こえるようになる。ただし、音楽再生だとオケの品質が下がる。

加工音が好きでは無いので、サラウンド以外は無効にしてあるが、逆に言えば、それでもサラウンドだけはオンにしたくなるほど、サラウンドが良いということだ。



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