モニターの手前に置けるような小さな MIDI キーボード(鍵盤)を準備しておけば、気軽に音程が採れるのではないか? とふと思い、衝動買いしてしまった。

AKAI_LPK25購入したのは、AKAI LPK25。キシリトール 3.5 個分とコンパクト。LPK とは Laptop Performance Keyboard の略で、要はコンパクトだよと。

モニターの手前はスペースが 40cm 程度しか無いので、選択肢はあまり無い。ICON DIGITAL i-KEY と迷ったが、i-KEY は 64bit Windows 7 に対応していないようだったので、LPK25 にした。

LPK25 も明示的に 64 ビット対応していると書いているわけではないので不安だったが、無事に Windows 7 Professional 64bit で動作した。USB ケーブルをつなぐだけで認識した。どういう仕組みなんだろ?

落とし穴だったのは、LPK25 自体では音が出せないこと。キーボードから音が出ないなんて思いもしなかったので全く確認していなかったのだが、外観にスピーカーは無いし、イヤホンジャックも無い。

Domino を起動して MIDI-IN デバイスを LPK25 にすれば PC から音が出るが、MSGS(Microsoft GS Wavetable SW Synth)で音を出すと遅延(レイテンシー)が激しい。

ソフトウェア FM 音源 MIDI プレイヤーで音を出せば遅延が無いので、現在はこれを使っている。FM 音源なので、ピアノとは全く違う音なのが難点だが、起動して MIDI-IN を選ぶだけで音が出るので手軽だ。

本当は ASIO 使えばさらにレイテンシーを短くできるはずだが、残念ながら、USB 接続の Sound Blaster Digital Music Premium HD は ASIO に対応していない。ASIO4ALL を使えばいいのだろうけど、現状で困らないので導入は見送り。

LPK25 のキータッチは決して良いとは言えないものの、手軽に音採りできるようになったのは良い感じ。スピーカーが無いからこそここまでコンパクトになっているというのもあり、小さなスペースに収めるにはなかなかの選択肢かも。