GPS ロガー(GPS USB ドングル)の中でも格安な機種「GT-730FL-S」(CANMORE ELECTRONICS:佳茂電子)を購入したので、備忘録としてまとめておく。
GPS ロガーとは、その名の通り、GPS で測定した現在位置を刻々と記録するアイテム。100 円ライターを一回り大きくした形状をしている。記録した位置データをパソコンに転送し、地図上にプロットして活用する、というスタイルが一般的。
中心価格帯は 1 万円前後で、人気の M-241 もここに位置している。そんななか、GT-730FL-S はなんと、実売 3,400 円で購入可能という、異例の低価格を実現している。
まだ買ったばかりなので、使用感はまた後ほどということにして、今回は使い方だけ。
GT-730FL-S は安いだけあって、精度は今ひとつの模様。人気の M-241 の方が精度ははるかに高いとのこと。特に、遮蔽物が多い街中などでは、GT-730FL-S の精度が落ちるようだ。まぁ今回は初回なので、安いやつでいいかなと。
GPS ロガーは、WiMAX の電波測定の際に位置を確認するのにも使えるというのもあるが、旅行で活躍してくれるのではと思って買ってみた。旅行してると、あれ、これどこで写真撮ったかな、っていうのが結構ある。ふとした景色撮った時とかね。
海外でも機能的には使えるが、法律で使用禁止の国もあるようなので(中国とか中国とか中国とか)、事前確認が必要だ。
GT-730FL-S は、販売店によっては F-GFL100 という型番になっている模様。外箱や商品の写真を見る限り、GT-730FL-S と F-GFL100 は同じに見えるけど、なんで型番が違うんだろ?
GT-730FL-S(F-GFL100)も人気の M-241 も、Amazon で買える。
≪GPS 軌跡(実際の動作結果)の記事≫
≪GT-730FL-S の主な仕様≫
≪GT-730FL-S 関連の有用なサイト≫
GPS ロガーとは、その名の通り、GPS で測定した現在位置を刻々と記録するアイテム。100 円ライターを一回り大きくした形状をしている。記録した位置データをパソコンに転送し、地図上にプロットして活用する、というスタイルが一般的。
中心価格帯は 1 万円前後で、人気の M-241 もここに位置している。そんななか、GT-730FL-S はなんと、実売 3,400 円で購入可能という、異例の低価格を実現している。
まだ買ったばかりなので、使用感はまた後ほどということにして、今回は使い方だけ。
現在位置測定
いたってシンプルな操作で、現在位置を測定できる。- 購入したらまず、充電する。
- PC の USB ポートに挿すだけで良い。緑色の LED が点灯する。
- 4 時間程度で満充電になるとのこと。
- PC から抜いて電源を入れれば、測定開始。
- 本体横のスライド式スイッチが電源。
- 青い LED が常時点灯の状態では GPS 衛星を捕捉していない。
- GPS 衛星を捕捉すると、青い LED が 1 秒ごとに点滅するようになる(GPS 捕捉までは通常 40 秒程度を要する)。
- 初期設定では 5 秒ごとに現在位置を記録する(記録間隔は変更可能、LED の点滅間隔とは関係は無い)。
- 電池は 10 時間程度持つらしい。
- ストラップ側(USB と反対側)にアンテナがある可能性が高いとのことなので、ストラップ側を上にすると感度が上がる可能性がある。
- 電源を切れば測定終了。
データの PC への取り込み
PC の初期設定はやや面倒。- ドライバーのインストール。
- Prolific のサイトから PL-2303 のドライバーをダウンロードする。PL2303_Prolific_DriverInstaller_vXXXX.zip というファイル名になっている。
- というのも、GT-730FL-S は USB 接続のように見えるが実は、内部では COM ポート扱いとなっている。PL-2303 は USB ←→ COM のブリッジチップ。
- ダウンロードしたファイルを解凍し、「管理者として実行」し、指示に従って進めていけばインストール完了。
- GPS Photo Tagger(データ連携&本体設定ツール)のインストール。
- GPSDGPS のサイトから、GPS Photo Tagger の最新版をダウンロードする。GT-730FL-S 用 Ver 1.2.4。ファイル名は PhotoTagger_38400(I-travel).zip。付属 CD に入っている旧バージョンは、Google Map が表示されないので、最新版を使うのが良い。
- ダウンロードしたファイルを解凍し、gpsPhotoTagger_install_canmore.exe を起動する。これは普通に起動すれば、管理者権限を要求してくる。
- インストールコンポーネント選択画面で、GPS Data Log Device Driver のチェックを外す(と良いと思う。自分はインストールしてしまって、後から PL-2303 を再インストールする羽目になった。ここのドライバーよりも、先ほどダウンロードしたものの方が新しいということのようだ)。
- 通信速度の設定。
- PC へのデータ取り込み。
- GT-730FL-S の「電源を入れて」PC に挿す。
- GPS Photo Tagger を起動する。
- メニューの[ファイル|ログの読み込み]を最初に実行した際に、プロダクトキーの入力を求められる。付属 CD の封筒の裏にあるプロダクトキーを入力する。
- メニューの[ファイル|ログの読み込み]で取り込みたい軌跡データを選ぶと、GT-730FL-S のデータが取り込まれ、Google Map 上に GPS の軌跡が描かれる。
- メニューの[ファイル|名前を付けて保存]で、軌跡データを PC 内に保存する。
- メニューの[ファイル|ログの消去]で、GT-730FL-S 内のデータがクリアされる。全てのデータが消えてしまうので注意。
GT-730FL-S の設定変更
GT-730FL-S の設定変更も GPS Photo Tagger で行う。- メニューの[ファイル|本体の設定]で設定画面を開く。
- 接続設定はたぶんいじる必要無し。
- 万が一、ログの読み込みがうまくいかない場合は(電源が入っていることを確認)、ここをマニュアル設定にして COM ポート番号を指定すると良いかもしれない。
- COM ポート番号は、デバイスマネージャーの「Prolific~」の末尾の COMx の x のところの番号。
- ログ記録設定で、ログ記録の間隔などを設定できる。
- 「OK」をクリックすれば、変更した設定が GT-730FL-S に書き込まれる。
その他
今回、GT-730FL-S は輝け!GPS という GPS 専門店で購入した。GPS 専門店があるってこと自体がすごいよな。さすが秋葉原。GT-730FL-S は安いだけあって、精度は今ひとつの模様。人気の M-241 の方が精度ははるかに高いとのこと。特に、遮蔽物が多い街中などでは、GT-730FL-S の精度が落ちるようだ。まぁ今回は初回なので、安いやつでいいかなと。
GPS ロガーは、WiMAX の電波測定の際に位置を確認するのにも使えるというのもあるが、旅行で活躍してくれるのではと思って買ってみた。旅行してると、あれ、これどこで写真撮ったかな、っていうのが結構ある。ふとした景色撮った時とかね。
海外でも機能的には使えるが、法律で使用禁止の国もあるようなので(中国とか中国とか中国とか)、事前確認が必要だ。
GT-730FL-S は、販売店によっては F-GFL100 という型番になっている模様。外箱や商品の写真を見る限り、GT-730FL-S と F-GFL100 は同じに見えるけど、なんで型番が違うんだろ?
GT-730FL-S(F-GFL100)も人気の M-241 も、Amazon で買える。
≪GPS 軌跡(実際の動作結果)の記事≫
- スキー滑走路を GPS ロガーで捕捉(GT-730FL-S)
- 再訪台湾(GT-730FL-S)
- スイス旅行記(GT-730FL-S)
- 北陸一人旅(GT-730FL-S)
- GPS ロガー軌跡比較:GT-730FL-S vs V-990(高尾山にて)(GT-730FL-S、V-990)
≪GT-730FL-S の主な仕様≫
- サイズ:77.48(縦)×28(横)×17.77(高さ) [mm]
(USB メモリより 1 周り大きい) - 重量:31g 程度
- 稼働時間:公称 18 時間、実測 10 時間程度
(充電しながらの稼働が可能) - 記録間隔:1 秒~
- 記録可能データ数:265,000 点
(1 秒間隔で記録した場合 74 時間弱) - GPS チップ:Skytraq Venus 6(65 チャンネル)
※写真について:ストラップは付属品とは異なる。手前の USB メモリは大きさ比較用。
≪GT-730FL-S 関連の有用なサイト≫
≪更新履歴≫
- 2012/09/08:Prolific のサイト変更に伴い、PL-2303 ドライバーのダウンロード先を、http://www.prolific.com.tw/eng/downloads.asp?ID=31 から http://www.prolific.com.tw/US/ShowProduct.aspx?p_id=225&pcid=41 に変更。
- 2012/09/08:GPS Photo Tagger バージョンアップに伴い、インストーラーの保存場所を、付属 CD-ROM(G:\GPS Photo Tracker software\gpsPhotoTagger_english_v1.exe)から GPSDGPS のウェブサイトに変更
- 2012/09/29:主な仕様を記述。
※2019 年補足:筆者は既に GT-730FL-S を使っておりませんので、コメントで質問を頂いてもお答えできません。
折角買ったGPSロガーですが
付属のCDがシングルなのでタワーを使っている私には取り込めなくて
困っています
CDの袋にもプロダクトキーの表示が無く
これも使えないようです
パソコンには余り詳しくないので御丁寧な説明で
ホッとしましたがプロダクトキーでつまずいてしまいました
何とか御教示いただけると本当に助かります
よろしくお願いいたします