ゆかりすたー NEBULA は、前世代 METEOR と比べてこちらにまとめたようなメリットを備えたうえで、前世代 METEOR の機能も網羅するに至った。
また、目には見えない内部的なところでも大幅に変更が行われており、内部の主な変更点としては、
- プラットフォーム最新化(.NET 5 + EF Core)
- MVVM 適応度向上
- マイクロコア化による安定性・応答性向上
が挙げられる。
見た目はさほど変わらない NEBULA と前世代 METEOR で、ソースコードはどのくらい変化したのか、少し調べてみた。
まず、ソースコード全体の量は、以下のように変化した(行数:空行を除く)。
前世代 METEOR | NEBULA | 増加率 | |
---|---|---|---|
*.cs | 36,541 行 | 41,512 行 | + 13.6 % |
*.xaml | 1,998 行 | 1,919 行 | -4.0 % |
見た目を決める *.xaml の量はほぼ変化していないが、内部の *.cs の量は 14% 程度増加している。内部的な変更により効率よく記述して量が減っている側面もあるのだが、機能増により全体としての量は増えたようだ。
次に、変化の内訳を調べてみた。本当はすべてのソースコードについて調べたかったが、大変すぎたので、データベースを扱う 1 ファイルだけ見てみた。
行数 | |
---|---|
前世代 METEOR 行数 | 271 行 |
NEBULA でも記述が変わらない行数 | 121 行 |
記述を変更した行数 | 96 行 |
削除した行数 | 54 行 |
追加した行数 | 99 行 |
変更・削除率 | 55.4 % |
追加率 | 36.5 % |
変更・削除率は 55.4% で、ソースコードは半分以上書き換わっていた。
変更・削除率と追加率を単純に足し算するのも何か違う気はするが、単純に足し算してみると 91.9% となり、全面書き換えに近い数値となった。
というわけで、見た目はあまり変わらなくても、内部はかなり変わっていた。