CPU のコア数が増えすぎて訳が分からなくなってきたので、デスクトップ向け CPU について少し整理してみたメモ。8 コア以上の CPU を整理。サーバー向け(Xeon/EPYC)や数量限定品(9900KS)は除外している。
価格については、相場月報 2019/10 版を参照している(記載の無いものは初出価格)。
HEDT(ハイエンドデスクトップ)向け
HEDT 向けは AMD の圧勝。
24 コア以上は Intel のラインナップが無い。14 コア以下は AMD はメインストリーム向けで十分にカバーできてしまっている。
HEDT 向けで Intel の唯一の存在感は、AMD のラインナップの隙間となっている 18 コア品。
メインストリーム向け
メインストリーム向けのうち、上位の布陣も AMD の勝利。
12 コア以上について AMD がしっかりラインナップしているのに対し、Intel は HEDT 向けのラインナップになってしまっているので、マザーボード等を含め価格がかなり高く付く。
メインストリーム向けのうち、8 コアは良い勝負。
8 コア 16 スレッド品は、価格の絶対値では AMD が安いが、Intel はオンボードグラフィックスを搭載している。Intel のオンボードグラフィックスに相当する外付けグラフィックスは数千円程度のため、グラフィックス込みでも価格面では AMD が優位だが、Intel のほうが TDP を抑えられる。
また、どうせグラフィックスを外付けするならある程度の性能を持つものを、と考えると、価格が 1 万円以上上乗せとなるので(もちろん性能も圧倒的だが)、悩ましい選択となる。
8 コア 8 スレッドについては Intel のみのラインナップとなる。AMD は、6 コア 12 スレッドの Ryzen 5 がカバーする領域となる。