H.264 でエンコードされた動画と、H.265 でエンコードされた動画をそれぞれ再生した時の、CPU / GPU 負荷がどれくらいか、のメモその 2。
再生環境はメインマシンで、CPU は Intel Core i7-3770S(4 コア 8 スレッド)、GPU は RADEON HD 5570(UVD 2.2 搭載)。H.264 のデコードは GPU のハードウェア支援があるが、H.265 は支援がない。
Full HD のモニターを接続して動画を再生した時の負荷を計測(GPU 負荷は計測不可)。動画プレーヤーは MPC-HC。結果は以下。
意外なことに、Full HD サイズまでは H.264 と H.265 の負荷に差が無い。4K2K では差が出ている。
もしかしたら、H.264 の GPU 支援は効いていないのかもしれない。4 スレッドの i7-7500U で H.264 Full HD の負荷が 7% だったのに対し、8 スレッドの i7-3770S の負荷が 9% なのは不自然に思える。GPU 支援が効かずに CPU で処理しているから負荷が高いのではないか。
CPU パワーごり押しだとしても、旧世代の i7 でも、H.264 も H.265 も問題なく再生できている。
【追記】
VLC プレーヤーで再生したところ、H.265 は H.264 の 1.5 倍くらいの再生負荷となった。MPC が利用している H.265 デコーダーが優秀ということなのか?