※ネタバレもあります。

戦闘画面魔物を軸に据えた RPG「魔想のウィアートル」(開発元:Hit-Point、販売元:KEMCO)をクリア。

ストーリーとしては、記憶喪失の主人公(クルタ)が兄の記憶を頼りに旅をする中で、魔物を仲間にしながら活動範囲を広げていく。意地悪王子ビスキュートが飼っている魔物「ウィアートル」が気になって……、というところ。

パーティーは人間 2 人(固定)+魔物 2 体(可変)の 4 名。

戦闘はターン制コマンドバトル。人間は職業を変更することで戦い方(コマンド)ががらりと変わる。コマンドを繋げていく「釣り師」もあれば、即死(という名称だが実態は死の宣告)をばらまく「占い師」もある。

個人的には、クルタはクセが無く扱いやすいソードマスター、仲間のアイラは回復と状態異常制御ができるアルケミストを常用していた。

魔物は仲間にした魔物の中から 2 体を選んで参戦させられるが、魔物によってコマンドが異なる。また、ダンジョン属性との相性もある。

職業や魔物の組み合わせと、さらに、カルミナと呼ばれるスキルのどれを付与するかによって、戦い方がまったく変わってくる。幅広い戦略をとれるのが楽しい。

ラスボスは 2 連戦とつらいが、クリティカルを狙う係と、通常攻撃をえげつなくする係に分担して撃破。このあたり、戦い方は人それぞれのはずで、他のプレイヤーはどんな戦術にしたのか気になるところ。

なお、戦闘に負けてもその場でリベンジ可能な親切設計になっている。

戦術を考えるのが楽しく、ストーリーも割と好きということで、なかなか楽しめたゲームだった。

難点としては、戦闘中の蘇生はハードルが高い。ごく限られた魔物のみが蘇生可能なのでパーティーに入れるか、蘇生できるが使い勝手が微妙なカルミナを付けるか。結局、蘇生はほぼ使わない戦術にした。

また、一度潜ったダンジョンの再探索でエンカウントしない方法も欲しかったが、どうやら DLC で別途課金が必要な模様。

ゲーム本体の定価は 1,320 円、購入時 660 円。

セーブデータの保存場所は
C:\Users\USERNAME\AppData\LocalLow\hitpoint\Monster Viator