Symphony of War The Nephilim Saga※ネタバレもあります。

部隊制 SRPG「Symphony of War: The Nephilim Saga」(以降 SoW)(開発元:Dancing Dragon Games)をクリア。

ファイアーエムブレムとは異なり、傭兵を雇って 1 部隊(1 マス)最大 9 ユニットで編成できる。

戦闘ラングリッサーも傭兵を雇う SRPG だが、ラングリッサーは傭兵が独立部隊でマップを自由に動くのに対し、SoW では部隊としては 1 つで、戦闘時に前衛後衛の役割を果たす。

部隊編成がとても楽しい。

兵科は 9 ユニット内での多数決で決まるので、騎兵 5+歩兵 4 ならその部隊は騎兵部隊となる。前衛に歩兵のタンク、中衛に歩兵のヒーラーを入れてもトータルで騎兵部隊にできるということ。

弓騎兵多数決のおかげで部隊編成の自由度が高いので、例えば活躍度合いが高い弓騎兵を作るにしても、全員弓騎兵にして間接攻撃力を高めるのか、タンクやヒーラーを入れて継戦能力を高めるのか、好きにできる。

右の部隊は、前衛がいずれもタンク兼ちょっとしたヒーラーで、中後衛は全員弓騎兵。前衛の中でも右上の騎馬(ヴァルキリー)はヒーラー寄り。歩兵(パラディン)はほぼタンクでヒーラー機能は弱いが、中衛を庇える。

1 部隊に何ユニットを組み込めるのかは、リーダーとなるユニットの LDR 能力値に依存する。SoW での最重要パラメーターは、リーダーユニットの LDR だと思う。

また、上位職は(一部を除き)いきなり雇用できるわけではなく、育ててクラスチェンジさせていく。

技術ツリーユニットだけではなく、装備キャパシティーなども技術開発して進化させていく。

そういうのが楽しくていろいろいじってたので、本来 1 周のボリュームは 30~40 時間らしいのだが、90 時間かかってのクリアとなった。

ザナトゥスストーリーは神々の代理戦争といった様相。主人公がドナーの化身となり、邪神ザナトゥスを倒す。

まぁザナトゥスからすればこちら側が邪神なのだが、世界を滅ぼすとか言ってたし、人間サイドとしてはドナーに付いた方がよいのだろう。

会話の流れが飛び飛びだったりする時もあるが、テンポ良くストーリーを進めるにはやむを得ないか。たまにセリフが未訳だったりするのはご愛敬。

トータルとしては、部隊育成がとても楽しく、ストーリーもまぁ嫌いではないということで、大満足。しかも定価 2,300 円(セールだと 1,500 円くらい)とお安い。

リクエストとしては、「強くてニューゲーム」が欲しい。

以下メモ(Ver 1.05.1 時点)。
  • 前衛に欲しい特性は「強固な意志」「癒しの共鳴」。必要に応じて「貫禄」。
  • ヒーラーに欲しい特性は「執念」。
  • アサシンに欲しい特性は「流麗な襲撃」「精密」。
  • ドラゴンに欲しい特性は「魔法の俊足」。HP が低いうちは「魔法の壁」あたりも。
  • 攻撃魔法ユニットに欲しい特性は「処刑人」。防御は「慎重」「魔法の壁」かあれば「魔法の活力」。
  • 特性「漁り屋」は当該ユニットで敵を倒さなくても金を得られる。ヒーラーの余った特性枠に。
  • 特性「癒しの共鳴」は「永遠のポーション」による回復では共鳴しない。
  • 特性「癒しの共鳴」はライサンダーによる多人数ヒールにすべて共鳴する。
  • パラディン(対魔法・ドラゴン)←アコライト←ミリティア
  • センチネル(対火器)←ソルジャー(or スピアマン)←ファイター
  • 移動が 2 増える代わりに士気が下がる装備「暴君のブーツ」は、士気の影響を受けないベアトリクスと相性が良い。
  • ラスボス戦で出撃部隊枠が余る場合は回復専用部隊を作るのも良い。
  • 高解像フォントは読めない罠。
  • セーブデータは %AppData%\Nephilim
以下スクショ。

ドラゴンライダーベアトリクス橋落としザナトゥスの攻撃エンディング設定