前回までで一通りの作成が完了しました。

しかし、それで終わりではありません。

ゲーム準備きちんと動作するかの確認、つまりテストプレイが必要です。

テストプレイで確認すべき項目は大きく分けて 2 つです。
  • シナリオパラメータ分岐が意図通りに動作するか(シナリオパラメータを使用している場合)
  • クリアできるか

テストプレイ前の確認

テストプレイを始める前に、特に以下をもう一度確認しておくと良いのではないでしょうか。
  • 駅や停留所の名前を付け忘れていないか
  • 列車やバスがきちんと配置されているか(いつの間にか撤去されている場合があります)
  • 余計な子会社が無いか(即時処分し忘れていないか)
  • ゲーム設定の基本設定に問題は無いか(社員状況は変動している場合があります)
  • 助成金案件、資源売買案件は十分なラインナップがあるか

シナリオ登録

ゲーム設定テストプレイをするためには、シナリオ登録する必要があります。

[ゲーム設定]メニューにシナリオ登録があるので、クリックします。

登録確認確認ダイアログが表示されるので「はい」を選ぶと登録されます。

シナリオ登録ボタンが無効化されている場合は、感嘆符の出ている項目が正しく設定されていないので、見直し・修正します。

シナリオ登録は、あくまでもあなたのパソコンでプレイできるようにするためのものであり、まだインターネットには公開されません。

シナリオ選択タイトルに戻ってゲームを始めると、シナリオ選択で先ほど登録したシナリオが選べるようになっています。

公式シナリオの下側に自作シナリオが並びます。

シナリオパラメータ分岐確認(ノーマル版)

登録した自作シナリオを選択してプレイ開始します。

シナリオパラメータを使用している場合は、街づくりは後回しにして、まずは選択肢に応じた結果になるかを確認します。

原則としては、すべての選択肢のパターンで正常に動作するかを確認することになります。

前回のラーメン屋の例で言うと、ラーメンが好きか嫌いか、ラーメン屋と牛丼屋どちらに行くか、2×2=4 パターンすべてです。質問の数が 3 つ、4 つ、と増えていくと、パターン数は 8、16 と増えていきます。

質問が 4 つで、4 つめの質問がプレイ開始から 2 年後の場合、2 年間の早送りを 16 回することになり、かなり大変です。

主要なパターン(特に、クリア条件を変更するようなパターンでは確認必須)に絞って確認するというのも 1 つの手です。

シナリオパラメータ分岐確認(イベント日付変更版)

2 年間の早送りを 16 回するのは大変でも、4 日間の早送りを 16 回なら現実的です。

というわけで、動作確認用にイベント日付を短期集中型にする「テスト用シナリオ」を作成するという方法もあります。

(プレイ用ではなく)コンストラクションモードのデータを読み込んだ後、「新しく保存」で別データを作り、シナリオ名を「テスト用」などと見分けが付くようにします。

質問と結果発表のイベント条件を、4/1、4/2、4/3……と 1 日ごとに発生するようにします。そのシナリオを登録・プレイすることで、手早く動作確認をすることが可能になります。

注意点としては、
  • 新しく保存した別データで日付をいじる
  • 間違いが見つかった時は、オリジナルを直した上で、再度新しくテスト用シナリオを作る
が挙げられます。特に、間違いが見つかった時、きちんとオリジナルを直すことと、オリジナルにテスト日付を入れてしまわないように注意が必要です。

コンストラクションモードのゲーム設定画面でシナリオパラメータが記憶されていればこんな面倒は不要なのですが……。

クリアできるかの確認

ゲームとしてクリアできるかを確認します。

登録した自作シナリオを選択し、難易度は達人が望ましいでしょう。

クリアし、シナリオクリアのカップが付与されることを確認します。

次:公開編

はじまるA列車 自作シナリオ作成方法 まとめ(全 9 回)

更新履歴

  • 2022/05/05 初版。
  • 2022/05/07 シリーズインデックス作成。