「C# で Web ページが作れるんだって」「Blazor って言って、WebAssembly で高速な Web アプリになるらしいよ」

というわけで、Blazor に触れてみるべく、公式のチュートリアルを見てみると……

dotnet new blazorserver -o TodoList

いきなりコマンドラインが出てきたよ! え? Visual Studio でちょちょいとできないのか?

いやいや、ちゃんと Visual Studio でできました。というわけで、その方法まとめ。

ASP.NET のインストール

Henko環境は、Windows 10 + Visual Studio Community 2019 Ver 16.8.2。

Visual Studio Installer を起動し、「変更」をクリック。

aspワークロードタブの「ASP.NET と Web 開発」にチェックを入れて「変更」ボタンをクリック。これで Blazor に必要なコンポーネントがインストールされる。

Blazor アプリ

BlazorAppVisual Studio を起動し、新しいプロジェクトの作成で絞り込みを「C#」「Windows」あたりにすると、選択肢に「Blazor アプリ」が表示されるので選択し、「次へ」。

NewBlazorプロジェクト名や場所などを決めて「作成」すると、「新しい Blazor アプリを作成します」の画面になる。

プラットフォームは「.NET 5.0」、テンプレートは「Blazor WebAssembly App」を選択して「作成」。

SolutionExpBlazor のテンプレートプロジェクトが作成される。

実行

runF5 キーを押してデバッグ実行すると、ブラウザが起動し、テンプレートプロジェクトで作成された Web アプリが表示される。

最初は「Loading...」と表示されるが、少し経つと右のように「Hello, world!」となる。

テンプレートの Web アプリは 3 ページ構成になっていて、左側のメニューでページを切り替えられる。

run2Counter ページでは、「Click me」をクリックする度にカウントアップしていく。

run3Fetch data ページには日付と気温がいくつか並んでいる。これは、予め用意された json ファイルを読み込んで表示するサンプルになっている。

……というように、Visual Studio でも簡単に Blazor を始められた。普段 ASP.NET で Web 開発をしている人にとっては常識的なことなのだと思うが、Web 開発素人にとっては試行錯誤が必要だったので、ここにまとめておく。

(補足)
現時点で、ブラウザは Chrome(か Edge)にしないとデバッグ実行時のブレークができない。ブラウザはツールバーの「IIS Express」で切り替えられる。