その他

メインマシンを Windows 10 にした結果

Windows 10 にしてもおおむね問題無さそうということで、Windows 10 にアップグレード(というかクリーンインストール)を実施した。およそ 2 ヶ月間使った感想としては……。

対応状況

本体・周辺機器・ソフトウェア共に、無事に Windows 10 で動いた。

Movie Studio Platinum 12 は動かないかも知れないと懸念していたが、無事に動作した。

Visual Studio が動かなくて非常に困っているが、これは Windows 10 だからというわけではなく、Kaspersky との相性のようだ(リンク先の対処法を施してもきちんとした動作に至っていない)。

Windows 10 にして良かったこと

電源投入時の BIOS POST(というか UEFI POST?)が速くなった。

マザーボードは UEFI に対応しているが、Windows 7 は標準では UEFI ブートにしてくれないので、昔ながらの BIOS 駆動で、一定の時間がかかっていた。Windows 10 は標準で UEFI ブートとなり、高速化された。

とはいえ、電源を入れることは滅多に無い(通常は起動しっぱなし)ので、あまり恩恵を受ける機会はない。

Windows 10 にして悪かったこと

1. ネットワーク系がうまく動いていない。

Android 機から Windows 10 マシンにアクセス(Windows 共有)しようとすると、マシンを検出してログインまではできているようで、共有フォルダの一覧までは閲覧できる。が、共有フォルダをクリックしてもその中に入れない。

デジカメの PowerShot S120 も Windows マシンにつなげなくなってしまった。

2. 管理者に昇格したときに日本語入力ができない。

通常は一般ユーザーでログインしているが、UAC などで管理者に昇格した際に、日本語入力ができなくなってしまう。

3. スタートアップフォルダが不便になった。

そもそも標準でスタートアップフォルダがないので、手動で作成する必要がある。また、スタートメニューで文字入力してアプリを検索する際、スタートアップフォルダ内のショートカットは検索してくれない。

4. タスクキルできない

タスクマネージャーでタスクを強制終了できない事案が多発。タスクマネージャーを管理者権限で起動しても強制終了に失敗する。

強制終了したい時ってアプリが CPU を食ったままフリーズしていることが多いので、それを強制終了できないと、無駄に CPU を食い続けて PC が重くなる。こうなると再起動するしかない。

5. ファイルの関連づけがうまく設定されない

インストーラーがファイル拡張子の関連づけを設定してくれるが、それが反映されない。Windows 10 はプログラムからの関連づけを禁止しているのか?

結局手動で関連づけを選ぶはめになり、面倒。

しかもたまに勝手に関連づけがリセットされ、さらに面倒。

結論

Windows 7 のほうが快適。メリットよりもデメリットのほうがはるかに多い。

サポート上、Windows 10 にせざるを得なくなりそうだったので Windows 10 にしたが……。


歴代ガラケーまとめ

au ケータイ図鑑が公開されたのに刺激を受けて、自分がこれまで使ってきた携帯電話(ガラケー)を整理してみた。

1999 年 9 月:京セラ 529G

最初に買ったケータイが、京セラのパカパカフリップタイプ。au の前身である IDO 用。正確な購入時期は不明だが、9 月には既に持っていたようだ。

529G はとにかくコンパクトで軽かった印象がある(72 グラムという情報も)。機能がごてごて付く前の時代だったというのもあるが、当時の中でも軽量だったようだ。

着メロは当時、手入力の時代(もちろんプリセットもあるが)。以下の条件の範囲内で、地道にポチポチ入力していく。当然単音しか出ない。
  • 入力できる音符の数 …… 音符・休符合わせて32個まで。
  • 音域 …… 中央のドから高いシまで(2オクターブ)。
  • 音符の種類 …… 16分音符、8分音符、4分音符、付点4分音符、2分音符、16分休符、8分休符、4分休符。

2001 年 7 月:京セラ C313K

529G で京セラ製が気に入ったので、引き続き京セラ製を使用。ここから以降 au。

2 つ折りタイプで、cdma-One 対応。

残念ながらこの機種は、バッテリーが持たなかったようだ。2 年経たずして、次の機種に買い換えることになる。

2002 年 10 月:パナソニック C3003P

先代と同じく、2 つ折りタイプで、cdma-One 対応。

GPS(当時は電子コンパスと表記されていた)搭載で地図を見ながらのナビゲーション機能を持っていたが、その機能を使った記憶は無い。もしかしたら別料金が必要だったのかも。

この機種は着メロの音が良かった気がする。

2004 年 10 月頃:東芝 A5506T

2 つ折りで、CDMA2000 1x 対応。mini SD カードスロット搭載。

色がどぎついピンクというか紫というか、インパクトのある配色。

カメラにマクロモードがあった。

2006 年 11 月頃:ソニーエリクソン W43S

2 つ折りで、CDMA 1x WIN 対応。

背面に LED が仕込んであり、かつ、着せ替えパネルで光模様を変えられる、というイルミネーション携帯。

また、肥大化の一途を辿っていたガラケーのサイズが、ぎゅっとコンパクトになった。

2009 年 1 月:東芝 W62T

2 つ折りで、CDMA 1x WIN 対応。

直線的なデザイン。

もともと安価で売られていた機種で、さらにポイントがたまっていたので、無料で取得できた。

2012 年 3 月:ソニーエリクソン URBANO AFFARE

2 つ折りで、CDMA 1x WIN 対応。

全体的にきちんと作り込まれた印象のある、手堅いガラケー。ただ、メールに添付された画像の拡大表示ができないのが大いに不便。

4 年経った今でも現役で使っており、きちんと動作している。


唄詠使用動画ご紹介(シリーズ物)

唄詠題字UTAU 音源で簡単におしゃべりができるツール「唄詠」。唄詠を利用したトークの入った動画は、現在 90 以上。その中から、少しずつご紹介させていただきます。

唄詠を利用した動画は、唄詠簡易説明書動画のコンテンツツリーで見ることができますので、そこからピックアップしています。今回は、シリーズ物(同じシリーズの中で、唄詠を使用したものが 2 つ以上)をご紹介します。

【栄冠ナイン】 弦巻さん不在の私利私欲ナイン シリーズ

「実況パワフルプロ野球 2014」の実況動画。おまかせ指示禁止という縛りの中で、甲子園優勝を目指します。

重音テトの他、VOICEROID 系、CeVIO 系、ゆっくりなど、合成音声オールスター感があり、楽しい動画です。

2016/04/29 現在、最も頻繁に更新されているシリーズです。



PSO2 シオンのアークス生活 シリーズ

「PHANTASY STAR ONLINE 2」実況動画。シリーズは、過去にタイムスリップしたところからスタートします。

ガチムチ系のネタが含まれるので、苦手な方はご注意。



【HANASU】室内で植物を育てませんか? シリーズ

室内での植物の育て方に関するチュートリアル動画。

桃音モモと甘藍が、ゆるーく育て方を教えてくれます。身近な植物なのに知らないことも多く、植物好きに限らず楽しい発見がある動画です。

実用系の唄詠使用動画は珍しく、今後の展開にも期待です。



【刀剣乱舞】ググればいいんだろう? シリーズ

タイトルとは裏腹に、ググってはいけない系の単語を紹介する動画。

ググると出てきてしまう怖~いページなどが紹介されています。心臓の弱い方はご注意。



【PAYDAY2】無法地帯上に任侠は疾る シリーズ

強盗や麻薬運搬などの任務をこなす犯罪集団をテーマにした「PAYDAY2」の実況動画。

唄詠以外にも、CeVIO 系、VOICEROID 系など、さまざまな合成音声が登場します。



終わりに

他にも、シリーズものはまだまだありますので、別途紹介の機会を捉えていきたいと思います。

今後も唄詠を利用した動画が増えていくのを楽しみにしています。

なお、冒頭の題字は、シオン様に作成いただきました。ありがとうございました。

他の紹介記事


大盛況だった半音上げプラグイン大会の振り返り

半音上げプラグイン大会UTAU プラグインの作り方は開発者ごとに異なり、その違いを見てみると楽しく勉強になるのではないか、ということで始まった「半音上げプラグイン大会」。UTAU プログラマーの祭典です。2015/12/11~12/31 の 3 週間開催。

ニッチなイベントなので、そもそも参加してくださる方がいるのか不安でしたが、蓋を開けてみれば大盛況で、なんと 24 件ものエントリーがありました。単に「半音上げる」だけのシンプルなプラグインが、いろいろなプログラミング言語やアルゴリズムで、24 パターンも登場したということです。

本記事では、そんな大会の様子を振り返ってみたいと思います。大会レギュレーションは、以前の記事を参照して下さい。

蛇足ですが、UTAU のメニューに半音上げる処理はありますので、実用上は、半音上げるプラグインは必要ありません。

目次


エントリー一覧

#エントリー(敬称略)言語ソースコード
1HaruqaUWSC表示 DL
2
なでしこ
表示 DL
3SHINTA
C#
表示 DL
4
bizz
Lazarus
表示 DL
5
masao
C++
表示
6
bizz
Lazarus
表示 DL
7
masao
C
表示
8
Haruqa
UWSC
表示 DL
9
Haruqa
UWSC
表示 DL
10
大兄P
Java
表示
11
bizz
HSP
表示 DL
12
山岸
Java
表示
13
masao
C++
表示
14
大兄P(#10 の修正)
Java
表示
15
ばわめ rwxr--r--
C#
表示(メイン クラス
16
あさくら・ふにょし
Electron
表示(HTML JavaScriptDL
17
あさくら・ふにょし
バッチファイル
表示
18
Haruqa
JScript
表示
19
とりフラ.ust.vvv
ExcelVBA
表示
20
masao
C++
表示
21
あらいふ
Python
表示 DL(ソース バイナリ
22
Haruqa
C#
表示 DL
23
飯香
条件設定プラグイン
表示
24
飯香
BF プラグイン
表示

典型的な半音上げプラグインの動作

まず、UTAU プラグインそのものの概要をおさらいしておきましょう。

一般的なアプリケーションにおいて「プラグイン」というと DLL 形式のものが多いですが、UTAU の場合はそうではなく、UTAU プラグインは実行ファイル(.exe)などの形式となります。

UTAU プラグインの仕様は公式サイトなどに書かれていますが、UTAU 画面上でユーザーが選択した音符の情報を、UTAU が一時ファイルに書き出します。UTAU プラグインはその一時ファイルを読み込み、音符の情報を変更して、一時ファイルに書き戻します。プラグイン実行後、UTAU が再度一時ファイルを読み込んで変更内容を確認し、UTAU 画面に反映する、という流れです。

一時ファイルは INI ファイルの形式となっており、1 つの音符の情報が 1 つのセクション(UTAU ではセッションと呼んでいます)にまとめられています。例えば、音程が「ド」(C4)で歌詞が「い」の四分音符だと、以下のように出力されます。

[#0001]
Length=480
Lyric=い
NoteNum=60
Intensity=100
Moduration=0

NoteNum が音程を表していて、数字が大きいほど高音になります。60 なら C4、61 なら C#4 というように、1 増える毎に半音上がっていきます。

つまり、「半音上げプラグイン」であれば、NoteNum を読み、NoteNum の値を 1 増やしてから、一時ファイルを上書きすれば、目的を達することができるわけです。

次節以降で、今回エントリーされた内容について、私の分かる範囲で解説していきます。

解説:C#

まずは、エントリー No.3、私が作成した C# 版の半音上げプラグインについて。

処理方法は単純で、一時ファイルを全行読み込んでから、NoteNum を探し、値を 1 増やしています。

注意すべきは、[#PREV][#NEXT] という特別なセクションです。UTAU は、ユーザーが選択した音符の「前後の音符」の情報も一時ファイルに出力し、その内容が [#PREV][#NEXT] セクションに記載されます。[#PREV][#NEXT] セクションの内容を書き換えてしまうと、ユーザーが選択してない音符の情報が変わってしまうことになるので、避ける必要があります。

セクション行を解析する際に、選択範囲の音符セクション([#0001][#0002]……)かどうかを判定し、結果をフラグとして保持しておきます。NoteNum が出てきた時にフラグを確認し、フラグが立っている場合のみ、処理を行うことで、[#PREV][#NEXT] セクションを避けています。

メモリ上で NoteNum の変更を終えた後、全行を一気に一時ファイルに書き戻しています。

別の C# エントリーとして、ばわめ rwxr--r-- さんの No.15 があります。

この実装では、一時ファイルへのアクセスを INI ファイル解析クラス(をカスタマイズしたもの)を用いて行っています。これにより、メイン側では処理をセクション単位で遷移させることができるようになり、また、NoteNum の値も簡単に取り出せるようになっています。

音符セクションかどうかの判定には正規表現を用いており、確実な判定が行えます。

C# はもう 1 つ、Haruqa さんの No.22 もあります。

この実装も No.15 と同様、一時ファイルへのアクセスを担当するクラスを用いていますが、こちらはイチから作成したクラスとなっており、音符のプロパティーをそれぞれ専用のメンバー変数で保持する仕様となっています。

解説:C++

C++ は masao さんが 3 エントリーされています。

ますは No.5

本人コメントでは、先ほどの No.3 C# 版を移植しただけとありますが、処理方法はかなり進化しています。

一時ファイルを一行一行読みながら作業するのですが、まず、音符セクションが出てきた場合に、その行を「出力バッファ」に溜めます。また、NoteNum が出てきた場合にも、音程を半音上げてから「出力バッファ」に溜めます。それ以外の場合は、出力バッファに溜めません。

結果として、最小限の変更箇所のみが「出力バッファ」に溜まり、それを一時ファイルに書き戻しています。これにより、書き戻す一時ファイルがコンパクトになります。

[#PREV][#NEXT] を除外するフラグの考え方は No.3 と同様ですが、判定方法が賢くなっています(No.3 はかなり手抜きでした)。

次に No.13

こちらは、一時ファイルの取り扱いを楽にする Lib UTAU を用いて実装しています。

一時ファイルの解析を Lib UTAU が行ってくれるので、[#PREV][#NEXT] を除外するのも簡単で、プログラムが非常にシンプルになっています。Lib UTAU の SectionNotesNormalBegin()~SectionNotesNormalEnd() の間だけ処理を繰り返すことで、自動的に [#PREV][#NEXT] が除外されます。

最後に No.20

Lib UTAU と同様の自作ライブラリを用いて実装しているとのことで、No.13 同様、プログラムが非常にシンプルになっています。

自作ライブラリは非公開のため内容は不明ですが、セクションとキーバリューペアの関連性も保持しているようで、使いやすそうです。

解説:C

masao さんは No.7 で C 言語版も作成されています

基本的な考え方は No.5 C++ 版と同様ですが、「出力バッファ」を使わずに、代わりに、逐次「テンポラリファイル」(UTAU の一時ファイルとはまた別のファイル)に書き出しています。C 言語は文字列(に関わるメモリ)の扱いが面倒なので、出力バッファを使わないほうが楽だと判断したのでしょう(違ってたらすみません)。

最後に、UTAU の一時ファイルを削除して、代わりに、プラグインが出力したテンポラリファイルを一時ファイルにリネームして完了です。

C 言語はファイルや文字列の扱いが煩雑なのに、非常にスマートにプログラミングされており、masao さんの技術力の高さがうかがえます(私はこんなにスマートに実装できません)。

解説:Java

Java はお二方がエントリー。

No.12 の山岸さんは、処理の流れとしては No.7 の C と近しい感じになっています。

C とは異なり、Java は文字列を手軽に扱えるので、全体的にコードがすっきりしています。また、音符セクションかどうかの判定や、音高行の判定に正規表現を用いており、スマートに判定ができています。

エラー処理が入っている点も見逃せません。本大会はプラグインの実運用が目的ではないので、エラー処理が入っていないエントリーも多いですが、実際にプラグインを開発する際にはエラー処理は必須になってきます。きちんとエラー処理を行う山岸さんの堅実さがうかがえます。

No.14 の大兄 P さんは、一風変わった処理の流れになっています。

最初に一時ファイルを 7 行読み飛ばしているのは、[#VERSION][#SETTING] といったセクションを読み飛ばす意図だと思われます(違っていたらすみません)。

その後、[#PREV][#NEXT] を避けつつ、NoteNum を 1 上げています。

No.14 は修正バージョンで、当初は No.10 でのエントリーでした。自分のソースコードを見直したり、他人のコードを参考にしたりしながら、ブラッシュアップしていくのも、プログラミングの醍醐味ですよね。

解説:Python

No.21 のあらいふさんは Python で作成されています

行毎に処理を進めていくのですが、「セクション開始待ち」なのか「NoteNum エントリー待ち」なのかという「状態」を保持しておき、状態に応じて、解析を実行する関数を切り替えています(関数ポインタ方式)。

「セクション開始待ち」では、セクション名を見て、音符セクションであれば、「NoteNum エントリー待ち」に状態遷移します。

「NoteNum エントリー待ち」では、NoteNum の行が来たら音程を 1 上げて、「セクション開始待ち」に遷移します。

ファイルの存在確認や、音程の上限確認など、エラー対応関連も充実しています。

解説:UWSC

これまでは、プログラミング言語人気トップ 10 に入るような超メジャーな言語の実装を見てきましたが、ここからは、もう少しいろいろな言語を見ていきましょう。

UWSC では Haruqa さんが 3 件エントリーしています。

今回の大会である意味一番驚いたのが No.1 の UWSC です。このプラグインは、一時ファイルを一切使いません。UTAU を操作し、UTAU のメニューから「選択部分を上へ移動」を実行することにより、半音上げを実現しています。UTAU 本体を操るプラグインというわけです。

No.8 は一時ファイルを使いますが、一時ファイルの書き換えは、メモ帳を操って行っています。

No.9 は普通に一時ファイルを更新しています。

解説:なでしこ

巽さんが使ったなでしこは、日本語でプログラミングが行える言語です。

処理方法としては、いったんすべての NoteNum を 1 上げたあとで(UTAU とは別の)テンポラリファイルに保存し、その後、テンポラリファイルから UTAU の一時ファイルに書き戻す際に、[#PREV][#NEXT] を除外しているようです。

個人的には、「B はそれ」という禅問答みたいは表現が、日本語プログラミングっぽくて好きです。

解説:Lazarus

オープンソース版の Delphi ともいえる Lazarus(言語としては Object Pascal)は、bizz さんが 2 件エントリーされています。

No.4 はオーソドックスなバージョンで、処理の流れは No.5 の C++ とほぼ同じです。

変わり種は No.6

半音上げるという処理を、音程を上げるのではなく、ピッチベンドカーブをいじることによって実現しています。ピッチベンドは PBW や PBY といったパラメータをかなり処理する必要があり、ソースコードの量からもその大変さがうかがえます。

「やり方は 1 つではない」ということがよくわかる実例です。

解説:HSP

bizz さんはもう 1 つ、HSP でもエントリー。

HSP は構文が簡単な手続き型スクリプト言語ですが、コンパイルが可能なため、利用者側は HSP のインストールが不要です。小規模なゲーム開発に人気なイメージがあります。

HSP は目的語を省略できるタイプの言語のようで、内容がいまいち読み取りにくいのですが、処理の流れとしては、No.3 C# 版の全行書きだし型に近いのではないかと見受けられます(違っていたらすみません)。

解説:Electron

あさくら・ふにょしさんは Electron でエントリー。私は今回の大会で初めて Electron の存在を知りましたが、HTML + JavaScript で(ローカルで動く普通の)アプリを作れる環境のようです。Web でバリバリコーディングしている人が、ちょっとしたツールを作る場合などに重宝しそうです。

実装は、最近の JavaScript らしくラムダ式を用いています(幹となる部分)。

処理内容としては、最初に「セクション名」と「キーバーリューペア」のペアをすべて解析して連想配列に格納します(連想配列の入れ子のようなイメージ)。本記事冒頭の一時ファイルで言えば、{#0001={Length=480, Lyric=い, NoteNum=60}} みたいな感じです。JavaScript の柔軟な型の利用が活きています。

その後、音符セクションについて、NoteNum を 1 上げてから、テンポラリファイルに書き戻します。

解説:バッチファイル

あさくら・ふにょしさんはバッチファイルでもエントリー。

いにしえの MS-DOS 時代から省力化ツールとして親しまれているバッチファイルですが、UTAU プラグインとしても使えるのだと思うと、隔世の感があります。

さすがに高度な関数は使えないので、読み飛ばすセクション([#PREV][#NEXT] など)は列挙して対応していますが、バッチファイルだけでも文字列の扱いや音程計算がきちんと行えており、驚きの内容になっています。私は、バッチファイルでこんなにうまく実装できるものとは知りませんでした。

UTAU プラグインとしてだけではなく、日々の作業の省力化のためにバッチファイルを書く際にも非常に参考になる内容になっています。

解説:JScript

UWSC の Haruqa さんは JScript でもエントリー。JScript は JavaScript 互換ですが、JavaScript 単体では通常行えないファイル出力などが可能です。

処理の内容としては、一時ファイルを一行ずつ読み込みながら、NoteNum であれば半音上げつつ、バッファに溜めていきます。最後に、一時ファイルに書き出します。

解説:ExcelVBA

とりフラ.ust.vvv さんは ExcelVBA でエントリー。いわゆるエクセルマクロです。

処理の流れは、No.12 の Java と近しい感じになっています。VBA は Visual Basic for Applications という名前の通り、BASIC 言語の流れを汲んでいますが、ファイルオープンの構文などはまさに BASIC 感に溢れています。

さすがにエクセルファイル直接は UTAU プラグインとして使えないようで、実際に使う際には、バッチファイルと組み合わせているようです。

解説:既存プラグインのパラメーター設定方式

さまざまなことが行える既存の UTAU プラグインに対して指令を与えることで、半音上げるという作戦もあります。「プラグインを開発する」のではなく、「既存のプラグインでまかなう」というイメージですね。

飯香さんの No.23 は、条件設定プラグイン(亜麻)を、すべての音符に対して半音上げるという条件を設定して起動しています。

また、No.24 は、特定の効果を持つ音符の配置を予め BF プラグインに読ませてから、再度 BF プラグインを起動することで、半音上げを実現しています。BF は恐らく Brainfuck のことだと思いますが、難解なパズルです。

まとめ

「半音上げる」。ただそれだけのことなのに、まさに十人十色の実装になりました。

行ごとに文字列的な処理をしていく方法が主流でしたが、人や言語によって実装方法はさまざまでした。また、セクションとその値を有機的に捉えたうえで半音上げるプラグインもいくつかありました。

さらには、音程ではなくピッチをいじるプラグインや、UTAU プラグインの概念を根底から覆すプラグインまで登場しました。

他人のプログラムを見ると言うことは非常に勉強になりますが、今回はシンプルで身近な UTAU プラグインを題材としたことで、より一層そのことが実感できたかなと思います。

ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。

遅刻組

締切は過ぎましたが、投稿いただいたものをこちらに掲載させていただきます。

関連リンク




UTAU 音源声質検索(2015/08)

UTAU 音源を、話し声の声質で検索できるサイト、UTAU 音源 声質検索

おかげさまで、公開してからわずか 10 日間で、たくさんの登録・更新をしていただきまして、現時点で、101 件の登録があります。

主な更新情報

日音クレル 通常(無印)音源句音コノ。 爽を使った唄詠ボイスにすごいのが登場しました。


クレルさんとコノ。さんの掛け合いとなっているのですが、クレルさんとコノ。さんのテンションの差が面白いです。間の取り方も上手い。

また、梅兎のサンプルボイスが数多く登録されました。

最近新規に登録された主な音源は、以下です。

UTAU 音源声質検索について

UTAU 音源声質検索は、UTAU 音源を「しゃべった時の声質」で検索できるサイトです。声質を表すタグや、UTAU 音源声質アンケートの結果などで検索できます。

サンプルボイスも聴けるので、目的の声質に合致する音源を探しやすいかと思います。

対象となる音源は、自動 HANASU ツールである「唄詠」を支援する気持ちを表明している、「唄詠使用支援中」タグ付きの音源です。

手軽に UTAU 音源でトークできる「唄詠」に「いいね」と思って下さる音源配布者の方は、配布動画に唄詠使用支援中タグロックをお願いできればと思います。

リンク



声質アンケート総合サイトが欲しい

5,000 以上あると言われる UTAU 音源を、声質によってカテゴライズしようという試み、UTAU 音源声質アンケート。年齢感や力強さなど、いくつかの指標をアンケートによって数値化しており、「こんな音源欲しいな」と思ったときに探す手がかりとなる。

アンケートはいろいろな音源で実施されるようになってきている(Twitter で探すとたくさん出てくる)ので、それらをワンストップで引き受けるウェブサイトがあるといいなと思う。

アンケートの作成、回答、リアルタイム集計、カテゴライズ、指標別一覧……。これらをまとめてやってくれるサイトがあれば、アンケート実施者も、アンケート利用者も、お互い使いやすいのではないか。

アンケート作成

現在は google docs で行うのが主流。項目はほぼ固定されているので迷うことはないと思うが、ちまちま作る感は否めない。

専用サイトであれば、音源名を入力するだけでアンケートが作成できるようになるだろう。

回答

1 つのアンケートに回答する手間としては、google docs でも専用サイトでも変わらない。

しかし、専用サイトのトップに「未回答音源一覧」などというリンクを設けられていれば、ついでに他の音源に回答することも可能となる。

リアルタイム集計

専用サイトの大きな利点の 1 つがリアルタイム集計。

回答規定数の 10 に達して以降、新たな回答が来る度に、自動的に結果を再集計して表示してくれる。アンケート作成者にとっては、集計結果を手作業でどこかにアップする手間が省けるし、利用者にとっては、常に最新の結果を利用できるメリットがある。

現在の声質アンケートの中には、回答が 10 に達するとアンケートを終えてしまうものがある。10 という数はひとまずの区切りとして現実的だと思うが、もっと多いに越したことはない。専用サイトのリアルタイム集計なら、どんどん回答数を増やしていける。

カテゴライズ

集計結果から音源をカテゴライズして、グループ別、タイプ別(それぞれ、複数の指標をとりまとめたもの)で一覧表示してくれると、利用者としては使いやすい。

指標別一覧

集計結果をシンプルに表示して、「声が明るい順」などそれぞれの指標でソートできると、利用者としては使いやすい。

というわけで

上記のようなサイトを誰か作ってくれないかな……。

CGI とデータベースが使えれば、技術的な難易度としてはそこまで高くない気がする。作業としてはある程度の量があるほか、ユーザービリティーを考えないと使いづらくなるので、その辺りが大変そうだが。

ちなみに俺は唄詠で手一杯なので作れないが、作ってくれる人がいるのなら、打ち合わせへの協力などはできると思う。

2013 年もご愛顧ありがとうございました

本年も本ブログにお越し頂き、ありがとうございました。

皆様のアクセスや、Twitter などでの反応・RT などを励みに、今年も 1 年を送ることができました。本当にありがとうございます。

総括としては、私の中で今年は、Android が熱い年だったかなと思います。昨年から Nexus 7(2012)を導入していたものの、実用性が今ひとつというところでしたが、今年はしっかり使えるようになってきました。

カテゴリ毎の振り返りは、以下のような感じです。

【デジタルガジェット】


【モバイル回線】


【UTAU】


【プログラミング全般】



WiMAX は将来どうなるんだろ?

いつでもどこでもインターネットができる WiMAX。

契約してかれこれ 3 年目になろうとしているが、ここにきて WiMAX の将来に暗雲が立ちこめている気がする。

勿論原因は LTE。速度だけの問題ならまだしも、世の中総 LTE 的な雰囲気になっているのが気がかりだ。

そもそも、WiMAX の何が好きかというと、
  • 安くて(月々 3,880 円程度、キャンペーン次第でもっと安く)
  • 実用十分なスピードで(5~15Mbps くらい)
  • 帯域制限が無く(真の意味でのパケホーダイ)
  • 縛りが緩い(いろんなプロバイダ&機器を選べる)

というようなメリットがあるから。安くて自由に使える広域無線は WiMAX しかない。


一方の LTE、特に日本で流行り始めている携帯各社の LTE は、速度が速い代わりに、

  • 高くて(月々 5,000~6,000 円くらい)
  • 帯域制限があって
  • 縛りだらけ(キャリア代えたら機器使い回せない、そもそも携帯電話という端末がほとんど)

と、デメリットが大きい。


携帯 LTE に押されて、WiMAX が無くなってしまったら……というのは心配だ。


WiMAX の次の手としては、WiMAX 2+ がある。


単に高速になるだけではなく、LTE 規格を一部取り込むことで、量産効果のある LTE の恩恵を受けてコストダウンに繋げるらしい。サービスインまでは遠そうだが……。


個人的には、WiMAX という規格自体にはこだわりはないので、最初の 4 つのメリットを実現してくれるなら、LTE で全く問題ない。ただ、携帯各社のサービスである限り、その実現はないので、UQ が LTE をやってくれたら面白いのでは、と思う。


まだ見ぬ WiMAX 2 を主体にした WiMAX 2+ ではなく、LTE の中に過去の WiMAX 1 も収容しますよ、という LTE+ の方がわくわくする感じ(技術的に実現できるのかは知らないけど)。


3 規格(WiMAX 1/2/LTE)を扱うよりもコストダウンできそうだし、LTE ならいろんな半導体会社がチップ作っているので、WiMAX 2 PC よりも LTE PC(LTE 内蔵 PC)の方が実現しやすそう。


便利で快適なモバイルライフが送れますように!








2012 年もご愛顧ありがとうございました

いつもブログにお越し頂きありがとうございます。

自分の 2012 年を振り返ってみると……。

デジタルガジェット系は、今年もいろいろ買ったり遊んだりした。

WiMAX 関連では、


ソフトウェアの開発は引き続き行っており、


Haiku (Haiku OS) 関連のトレンドを追ってみると、


というような感じでいろいろありましたが、お付き合いいただきまして本当にありがとうございます。


2013 年もどうぞよろしくお願いします。

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