リサーチ

Wi-Fi 内蔵 SD カード「FlashAir」を使ってみた

FlashAir8Gオープンソースカンファレンス(OSC)に行ったら、FlashAir(8GB)をもらえた。表面の絵柄は OSC 販促専用だと思う。

FlashAir とは、無線アクセス機能を内蔵した SD カード(SDHC カード)。

通常、デジカメで撮影した写真をパソコンに取り込むには、デジカメから SD カードを取り出して、パソコンのカードリーダーに挿さなければならない。SD カードスロットが無いスマホだとお手上げだ。

しかし FlashAir なら、デジカメに挿したままで、無線 LAN 経由でパソコンに写真を取り込める。Wi-Fi だからスマホやタブレットでもアクセスでき、写真を撮ったその場でみんなのスマホ/タブレットに共有することも可能。

なんとも夢の広がる SD カードである。

……が、実際に使ってみた感想としては、「う~ん、今ひとつ」というところ。

今回は、キヤノンのデジカメ PowerShot S90 で試してみた。S90 の SD カードとして FlashAir を使い、撮影した写真を Wi-Fi で転送する、という使い方だ。

FlashAirSSIDタブレット(Android)からのアクセスは簡単。

デジカメの電源を予め入れておき、タブレットに FlashAir アプリをインストールして起動。SSID の選択画面が現れる。

FlashAir が Wi-Fi のアクセスポイントになっており、flashair_ で始まる SSID を提供しているので、それを選択してパスワード(初期値は 12345678)を入れると FlashAir に接続できる。

FlashAirFiles接続すると、SD カード(FlashAir)内のファイルを閲覧できる。DCIM フォルダをタップすれば、撮影した写真の一覧が表示される。欲しい写真を選択してダウンロードすれば、タブレットの中に写真が転送される、という仕組みだ。

しかしなんとなく、FlashAir アプリの使い勝手が良くない気がする。写真をダウンロードした後に外部アプリで写真を見ることが出来るのだが、FlashAir アプリに戻ると、FlashAir との接続が切られている。他の写真を見ようと思うと、接続からやり直し。

そもそも、FlashAir は独自規格(専用 API)でアプリと通信する。独自規格ではなく、Windows 共有をサポートしてくれていれば、普段使っている ES ファイルエクスプローラでサクサク閲覧・転送できるのに……。

また、デジカメはしばらく操作しないと省エネのために電源が切れるが、そうすると当然、FlashAir から切断されてしまう。切断されないようにするには、デジカメの何かのボタンを一定間隔で押さなければならず、これが結構面倒くさい。

続いて、Wi-Fi を内蔵していないデスクトップ PC からのアクセス。

これをするには、FlashAir をステーションモードにする必要がある。やり方はここに載っている。

ブラウザ経由でコマンドを送ってもできるらしいが、今回は、一度デジカメから FlashAir を抜いて、PC のカードリーダーに挿し、直接、設定ファイルを書き換えた。

ここで問題が発生し、設定ファイルにアクセスしようとしても、アクセスが完了せず、カードリーダーのアクセスランプが付きっぱなしになった。PC 再起動で設定ファイルの書き換えが可能になったが……。

ともあれ、設定ファイルを書き換てステーションモードにすれば、PC からブラウザでアクセスできるようになった。

しかしである。ステーションモードだと、出先でみんなで写真を共有する最初の方法が使えなくなってしまう。このへんがイマイチ。

ステーションモードで起動して、自宅の Wi-Fi に繋げなかったら自動的にアクセスポイントモードに戻るくらいの配慮は欲しかった。

というわけで、ちっこい SD カードに機能が凝縮されてすごいシロモノなんだけど、実用まではあと一歩。

FlashAir 用のアプリの作り方はここで公開されているので、積極的にアプリを作っていけば、ある程度状況は改善されるかもしれない。




大手サイトのパスワード強度をチェック - 三井住友や KDDI などが危険

大手 Web サイトにおける不正ログイン被害や、パスワード・個人情報などの漏洩事件が後を絶たない。Yahoo!gooTwitterCCC(T ポイント)などなど。

我々利用者側でできることは多くないが、最低限の防衛策として、安全なパスワードを設定しておく必要がある。

今の時代だと、パスワードは英大文字・小文字・数字組み合わせて 12 文字以上にしないと、すぐに解読されてしまう。8 文字だとたったの 15 時間だそうだ。

しかし、「長いパスワードを設定しよう」と思っても、Web サイト側で「パスワードは 8 文字まで」というような制限を設けていたら、安全なパスワードは設定できない。

今回は、大手 Web サイトのパスワード制限を調べてみた。どのくらい安全なパスワードを設定できるかの目安になると思う。結果は以下の通り。

★ ポータルサイト
サイト文字数制限使える文字の種類危険判定
Google8 文字以上(上限無し?)英大・英小・数字・記号 34 種(任意の ASCII)-
Yahoo!6~32 文字英大・英小・数字・記号 31 種-
goo8~32 文字英大・英小・数字・記号 32 種-
Microsoft8~16 文字英大・英小・数字・記号 32 種-
★ 金融機関
サイト文字数制限使える文字の種類危険判定
みずほ銀行6~32 文字英大・英小・数字-
三井住友銀行4~8 文字英大・英小・数字危険!
三菱東京 UFJ 銀行8~16 文字英大・英小・数字・記号数種-
SBI 証券6~10 文字 英大・英小・数字危険!
松井証券6~8 文字英大・英小・数字危険!
岡三オンライン証券8~47 文字英大・英小・数字・記号 7 種-
★ ショッピング
サイト文字数制限使える文字の種類危険判定
楽天8 文字以上(上限無し?)英大・英小・数字-
Amazon8 文字以上(上限無し?)英大・英小・数字・記号数種-
★ 通信
サイト文字数制限使える文字の種類危険判定
docomo8~20 文字英大・英小・数字・記号数種-
KDDI4~8 文字英大・英小・数字危険!
ソフトバンク8 文字以上(上限無し?) 英大・英小・数字-
★ SNS
サイト文字数制限使える文字の種類危険判定
Facebook6 文字以上(上限無し?)英大・英小・数字・記号数種-
Twitter10 文字以上推奨(上限無し?)英大・英小・数字・記号数種-
mixi不明不明-

長いパスワードを設定できるサイトも多いが、8 文字までといった短いパスワードしか設定できないサイトが意外と多くて危険だ。

特に、お金を扱うサイトは、長いパスワードを設定できるようにして置いて欲しいところ。

個人的には、25 文字くらいまでは設定できるようにしておいて欲しい。というのも、今のコンピューターの性能だったら 12 文字で安全だが、コンピューターの性能向上と共に 14 文字、16 文字にしないと危険になってくるだろう。

また、16 文字ぴったりのパスワードで、サイト毎に違うパスワードを設定しようと思うと、かなり難しい。ある程度柔軟にパスワードを設定できるようにするためには、上限が緩い方が良い。



Google Play 対応の Android 仮想マシン「Genymotion」の使い方

Genymotion_GoogleMap先日紹介した BuilDroid 以外にも、パソコン上で Android を使う方法があった。その名も Genymotion

サクサク動く上になんと、Google 公式のアプリストア「Google Play」に対応している。導入も手軽だ。

目次

ダウンロード

Genymotion_ダウンロード Genymotion の公式サイトから Genymotion をダウンロードする。ダウンロードするためには、無料のユーザー登録が必要。登録したメールアドレス宛にアクティベーションメールが送られてくるので、メールに記載の URL をクリックして認証する。

認証後のアカウントでログイン後に、ダウンロードページから Genymotion をダウンロードする。

ラインナップはいくつかあるが、オールインワンパッケージの「Windows 32/64 bits (with VirtualBox)」が一番手軽だろう。Genymotion 本体と、PC エミュレーターの VirtualBox がセットになっている。

VirtualBox をすでに持っているのなら、Genymotion 単体のファイルを選べば良い。当初俺は、Genymotion が VirtualBox 用のイメージファイルだと思っていたので、単体のファイルがなぜインストーラー EXE なのかが疑問だった。実は Genymotion はイメージファイルではなく単体アプリで、仮想マシンのエンジンとして VirtualBox を呼びだしている、という構図のようだ。

インストール

インストールはとても簡単。ダウンロードした genymotion-1.2.1-vbox.exe を起動し、指示に従っていくだけだ。

基本設定

Genymotionデバイス作成Genymotion では、複数の Android デバイスを利用できる。

初回起動時は、1 つもデバイスが存在していないので、デバイスの準備から始める。Genymotion を起動するとデバイスを準備するか問われるので、Yes で回答し、続くログイン画面で、Genymotion をダウンロードする際に作成したアカウント情報を入力する。

リストから Android デバイスを選ぶ画面になるので、好きなものを選ぶ。今回は、「WXGA 10.1 Tablet - 4.2.2 - with Google Apps - API 17」にした。

Add ボタンをクリックすると、確認画面の後、Android デバイスがダウンロードされる。

GenymotionメインウィンドウGenymotion のメインウィンドウで、ダウンロードした Android デバイスを選び、Play ボタンをクリックすると、Android が起動する。

初回起動時は ADB(デバッガー)に接続するか聞いてくるが、不要であれば、「Stop asking me」または「No」で回答する。

Genymotion_ようこそたったこれだけの作業で、Android(x86 版)が起動する。

あとは、通常の Android と同じ操作方法だ。

セットアップ時に新しく Gmail アカウントを作ることも出来るし、既存のアカウントを利用することも出来る。

Genymotion_GoogleAppsGenymotion の一番の特徴は、最初に述べたとおり、Google Apps を利用できること。アプリの導入が簡単に行える。

Genymotion_GPS疑似 GPS 機能も備えている。

ウィンドウ右上にある GPS アイコンをクリックすると、現在地を設定するウィンドウが表示される。

MAP アイコンをクリックすると、Google Map 上で現在地を選べる。

まとめ

Genymotion_Antutu非常に手軽に導入できる Android 仮想マシンとして有用性が高い。BuilDroid 導入の手間と比べると圧倒的に簡単だ。

起動時間もなかなか高速で、Android デバイスを選んでから Android のデスクトップ画面が表示されるまではおよそ 17 秒だった(PC のスペックはこちら)。Google 純正 Android エミュレーターよりも遙かに速い。

十分に実用的な高速性を備えるが、BuilDroid よりは遅い。安兎兎ベンチマークの結果は、BuilDroid の 63,089 に対し、Genymotion は 20,634 だった。

というのも、BuilDroid は CPU コア数やメモリ量など仮想マシンの設定を自由に行えるため、PC の性能をフルに活かすことが出来るが、Genymotion では仮想マシンの設定が行えない。テンプレートの選択によりメモリ量などはある程度選べるが、CPU コア数は変更できなかった。実機では 4 コアの Nexus 7 でも、Genymotion では 1 コアとなっているなど、どのテンプレートを選んでも 1 コアになってしまう。

バージョンアップで、リソースの割り当てが自由に出来るようになるといいな。

ちなみに、BuilDroid も Genymotion も、AndroVM から派生しているようなので、両者は親戚同士といっていいかもしれない。


【関連記事】




H.265 HEVC と H.264 MPEG4-AVC の画質比較

次世代動画コーデック H.265(HEVC) が実際に使えるようになった。

H.265 は、現行の動画コーデックである H.264 (AVC) と比較して、ビットレートを 30~40% 落としても同程度の画質を保てるということなので、実際に比較してみた。

比較画像が下の画像。一番左がオリジナル(無圧縮)、真ん中(4 分割の左側)が H.265、右が H.264。4 分割の上下はビットレートの違い。クリックで拡大するので、眺めながら以下の文章をどうぞ。

H265_H264_比較

まず、動画の元ネタだが、ニコニコ動画の【Minecraft】水カーテンの中を走るトロッコ【三段ジャンプ】



無圧縮 AVI の状態から、H.265 については DivX Converter Ver 10.0.0 にてエンコード。H.264 については、夏蓮根 Ver 1.91 にてエンコード。

元々 640×360 の動画なのだが、なぜか H.265 でエンコードすると、映像サイズを指定しているにもかかわらず 700×394 になってしまった。このため、比較画像上では、リサイズして 640×360 にしている。

結果の画像を見て最初に気づくのは、H.265 がややくすんだ色あいになっているということ。カラーフィルタが微妙なのかもしれない。しかし今回は、主に圧縮の上手さを見たいので、色合いは横に置いておく。

4 分割の上段、1000kbps について、H.265 と H.264 を比べてみる。いずれもオリジナルと比べるとかなり画質が落ちてはいる(特に草のテクスチャー)ものの……。

茶色の土ブロックが、緑色の草の部分に落としている影に注目してみると、H.264 は緑と黒がかなり汚く混ざっているのに対し、H.265 は比較的忠実にオリジナルを再現している。

しかし一方で、右の方に生えているすすき(?)のディテール感は H.264 のほうがあるように感じる。

全体的に、H.265 はなめらかで、H.264 はくっきりな感じ。方向性が違うこともあり、1000kbps 同士で比較した場合、明確に H.265 の方が綺麗、とは言いづらいというのが正直な感想。また、1000kbps の H.264 と、ビットレートを 35% 落とした 650kbps の H.265 が同程度の画質かというと、これも今ひとつよく分からない。

ただ、1000kbps→650kbps に落とした場合、H.264 はテクスチャーが壊滅的でのっぺりするのに対し、H.265 はまだ耐えているといった印象はある。

なのでやはり、ポテンシャルとしては H.265 はかなりの力を秘めていると思われる。ただ、まだ登場したばかりで、ノウハウが溜まっていないのかもしれない。今後のバージョンアップに期待したい。



WiMAX 2+ 続報、エリアなど公開

WiMAX2Plusサービス概要下り最大 110Mbps の高速モバイル通信 WiMAX 2+。

7/29 のニュースリリースのみで詳細が不明だったが、9/2 に開催された MVNO(回線業者)向けの資料が公開されたことで、詳細が見えてきた。

サービス提供開始は 10/31。当初のカバーエリアは、東京の環状七号線の内側(山手線を含むエリア)だ。2013 年度内に、東名阪に基地局を 7,000 局開設する。

既報の通り、現行 WiMAX と互換性があり、WiMAX 2+ エリア内では WiMAX 2+ 接続、エリア外では現行 WiMAX と接続する。

オプションで FD-LTE の提供を検討中とあるので、恐らく、現行の WiMAX+au サービスと似たイメージで、KDDI の LTE がセットになったプランが登場するのだろう。

1 つ大きな注意点としては、利用制限(大量通信による速度制限)を検討中とのこと。現行 WiMAX の大きなメリットの 1 つとして利用制限ナシが掲げられており、他社のモバイルサービスとの差別化につながっていたのだが、WiMAX 2+ でこれが覆されてしまうのだろうか。

気になる料金はまだ発表されていないが、大胆に推測するならば、

定額プラン(期間縛りナシ)月額 5,500 円程度
定額プラン(2 年縛り)月額 4,500 円程度

といったところか。というのも、現行 WiMAX では、MVNO 向け卸価格が期間縛りナシ/ありでそれぞれ 3,300 円/2,720 円なのに対し、ユーザー向け価格は 4,480 円/3,880 円。それぞれ 1,180 円/1,160 円のアップだ。今回発表された WiMAX 2+ の MVNO 向け料金がそれぞれ 4,220 円/3,220 円なので、同程度のアップだとすると、上記の表のようになる。

ただ、キャンペーン価格が設けられていることから、実際にはもっと安い価格で登場する可能性もある。

具体的な端末情報を含むさらなる続報に期待したい。


MS-DOS バッチファイル Tips

今時 MS-DOS のバッチファイル(.bat)を使う機会があったので備忘録を兼ねてメモ。

今日の日付を取得

バッチファイル実行時の日付を取得するには、以下のようにすれば良い。

@echo off

set YYYY=%date:~-10,4%
set MM=%date:~-5,2%
set DD=%date:~-2,2%

echo 今日は %YYYY% 年 %MM% 月 %DD% 日です。

なお、バッチファイルを作成する際は、文字コードを Shift JIS、改行コードを CR+LF にする必要がある。

head

UNIX コマンドの head のように、テキストファイルの先頭数行を表示するには、以下の内容を head.bat として保存する。

@echo off

setlocal enabledelayedexpansion

SET /a counter=0

for /f "usebackq delims=" %%a in (%1) do (
if "!counter!"=="%2" goto exit
echo %%a
set /a counter+=1
)

:exit

使い方は、

head.bat SomeFile.txt 10

のように、表示したいファイル名と行数を引数で渡す。なお、他のバッチファイルの中で head.bat を呼びだす際は、

call head.bat SomeFile.txt 10

というように call コマンドを使う。

tail

head とは逆に、テキストファイルの最後の部分を表示したい場合(UNIX の tail コマンドに相当)は、以下の内容を tail.bat として保存する。

@echo off

for /F "tokens=1,2,3 USEBACKQ" %%A in (`find /V /C "" %1`) do set FL=%%C
set /A TAIL=%FL%-%2
more +%TAIL% %1

使い方は、

tail.bat SomeFile.txt 10

のように、表示したいファイル名と行数を引数で渡す。


WiMAX 2+ に見る WiMAX のこれまでとこれから

WiMAX を提供する UQ コミュニケーションズが、新たな 2.5GHz 帯の電波を獲得した。

審査結果限りある資源である電波帯域は国からの割り当てによって事業者に配分されており、新しい 2.5GHz 帯の割り当てには、KDDI 系の UQ とソフトバンク系の WCP が獲得に名乗りを上げていた。7 つの基準による電波監理審議会・総務省の審査の結果、3 対 1 で UQ が勝ち、7 月 26 日、UQ への電波割り当てが認定された

認可を受けて UQ は、下り 110Mbps の WiMAX 2+ を 2013 年 10 月末にサービスインするとしている。

競争に負けたソフトバンクは怒り心頭で大暴れの様相を呈しているが、UQ 勝利は前評判通りで、携帯三社への電波割り当て状況を鑑みても妥当なところと言えるだろう。

ここで、WiMAX のこれまでの動きを振り返ってみよう。

400万契約突破下り 40Mbps、上り 15.4Mbps(以前は 10Mbps)の高速無線通信サービス「UQ WiMAX」は、2009 年 7 月に正式サービスを開始。2013 年 2 月に契約数が 400 万を突破するなど、ゼロからスタートした新参サービスとしてはかなり急速に普及してきている。

利用可能エリアは、サービス開始当初は首都圏・京阪神・名古屋地区のみだったが、2012 年 6 月には主要都市で 99% を超え、全国平均でも 90% となっている。

プロバイダ満足度ランキング2012顧客満足度も高く、価格.com のプロバイダ満足度ランキング 2012 において 1 位、MMD 研究所の調査でも 1 位となっているなど、各種調査で好評価を獲得している。

WiMAX の特徴の 1 つとして、オープンなビジネスモデルを採用していることが挙げられる。携帯電話の場合、回線や端末をキャリア(サービス提供会社)が統制しているので、docomo から KDDI に乗り換えると端末は使えなくなってしまう。

WiMAXプロバイダ一覧WiMAX の場合は、本家 UQ の他に、MVNO と呼ばれるサービス提供会社が多数あるが、利用者はどの会社と回線契約を結んでも良い。回線契約を乗り換えても端末は使い回せる(一部の MVNO は自社専用端末を提供しているので注意)ので自由度が高い。また、端末も、WiMAX 機能を内蔵したパソコン(WiMAX PC/すぐネットパソコン)の他に、ルータータイプ(WiMAX Speed Wi-Fi)、USB タイプなどさまざまなものが、さまざまな会社から発売されており、どれでも好きなものを使える。

実際俺も、WiMAX プロバイダをワイヤレスゲート(ヨドバシ)→BIGLOBE→@Nifty と変えているし、端末も Let's note J10、WM3600RURoad-Aero を使っているが、どれも問題なく使えている。

WiMAX の競合サービスとしては、携帯各社が提供する LTE がある。LTE の詳細は各社によって少しずつ異なるが、WiMAX と LTE の特徴を比較すると、

WiMAX比較項目LTE

下り 40Mbps、上り 15.4Mbps
通信速度△~○
下り 37.5~112.5Mbps、上り 12.5~25 Mbps(docomo)
下り 75Mbps、上り 25Mbps(KDDI)
下り 76Mbps、上り 10Mbps(ソフトバンク)
下り 37.5~75Mbps、上り 12.5~25Mbps(EMOBILE)
×
100ms 程度
遅延
数十 ms 程度
×
つながりにくい
屋内利用
つながりやすい

無し
通信制限×
有り(一定以上の通信で激遅になる)

月額 3,880 円
利用料金×
6,000~7,000 円程度(一般的なスマホの場合)

2012/11 - 94%
エリア(人口カバー率)×~○
2013/03 - 75%(docomo)
2013/05 - 1~97%(KDDI)
2013/06 - 192%(ソフトバンク)
2013/02 - 94%(EMOBILE)

自由
乗り換え×
制限有り(MNP で乗り換えても原則として端末は使い回せない)

となる。いろんな意味で自由度の高い WiMAX であるが、LTE と比べると速度が遅いのが欠点だった。

そんな中での WiMAX 2+ である。ここからは WiMAX 2+ について見ていこう。

WiMAX2フィールドテスト通信速度の問題については UQ も早くから取り組んでおり、2011 年 7 月には WiMAX 2 のフィールドテストを公開。カタログスペック 165Mbps の WiMAX 2 において、実効速度で 150Mbps という驚異の記録を達成した。

しかし、WiMAX 2 には大きな問題があった。世界的な流れとして WiMAX ではなく LTE がブーム。世界規模で見ると WiMAX から撤退する事業者が増えており、WiMAX がガラパゴス化する危険があった。

そこで WiMAX 陣営が編み出した苦肉の策が WiMAX Release 2.1 規格。初代 WiMAX および WiMAX 2 に加えて、LTE(TD-LTE)を包含する。WiMAX の名を冠してはいるが、事実上の LTE 化と言えるだろう。これにより LTE の潮流に乗ることができるようになり、端末や基地局設備などを安価に調達できる見込みがたった。

今回 UQ が発表した WiMAX 2+ も、WiMAX Release 2.1 規格をベースにしている。WiMAX 2+ の「プラス」の部分に、LTE 互換という意味を込めているのだろう。

1GbpsOverWiMAX 2+ は最初に述べたように下り 110Mbps の速度となる(上りはまだ公表されていない)。docomo 以外の 3 社の LTE の速度を追い越し、docomo と肩を並べるトップクラスの速度だ。単に速度が向上するだけではなく、新幹線などの高速移動にも対応する。これまでの WiMAX も新幹線の中で通信できたものの、実効速度が数百 kbps 程度とかなり遅かったが(繋がるだけでもすごいのだが)、これが改善されるだろう。プレスリリースでは明言されていないが、遅延(レイテンシ)も改善されると思われる。

WiMAX 2+ は初代 WiMAX を包含するので、これまでの WiMAX も問題なく使える。もちろん速度は最大 40Mbps のままだが、初代 WiMAX ユーザーが WiMAX 2+ に移行していくにつれて電波利用効率が高まるので、初代 WiMAX も実効速度が上がるかもしれない。

ただし、WiMAX 2+ になっても、屋内(建物内)の繋がりにくさは改善されない。WiMAX/WiMAX 2+ が使用している 2.5GHz 帯の電波は反射しやすいため、壁に当たると跳ね返ってしまって屋内に届きにくい。一方、LTE の携帯各社はプラチナバンドと呼ばれる 800MHz 帯の電波を保有しており、屋内にも電波が届く。この点については、親会社の KDDI の電波を使わせてもらうなどの抜本的な対策をしない限り、現状のままとなる。

WiMAX 2+ は、7 月末の電波認定からわずか 3 ヶ月でサービス開始となる。これまでの UQ の準備が着実に行われていた証といえよう。端末や料金などの詳細はまだ発表されていないので、早めの発表を期待したい。TD-LTE 互換であることから、次期 iPhone で WiMAX 2+ が使えるかもしれないという噂をちらほら見かけるが、単に規格上の互換性だけで実際に使用可能になるのかはまだ分からない。

110Mbps でのスタートとなる WiMAX 2+ だが、2017 年には下り 1Gbps オーバーを狙っていく構想のようだ。将来的にサービスを高度化していくためにも、まずは足元のサービス固めが重要になるだろう。


※本記事の写真は、リンク先からの引用です。


Android ←→ PC のファイル送受信(共有)に便利な wifi file transfer

Android 端末とパソコン間でデータをやり取りする方法はいくつかある。

パソコン内のファイルを、Android 側から読み書きするには、パソコン上で Windows 共有フォルダ(SMB)の設定をしておき、Android から ES ファイルエクスプローラー(無料)などのファイラーでアクセスすれば良い。

今回試したのはその逆。Android 端末内のファイルを、パソコン側から読み書きする方法。

Android アプリの wifi file transfer(無料)を使えば簡単にできる。手順は以下の通り。

  1. あらかじめ、Android 端末とパソコンを同じネットワーク内につないでおく(同じ無線 LAN ルーターに接続する)。
  2. WifiFileTransfer_起動Android 側で、wifi file transfer を起動する。

  3. WifiFileTransfer_URL_Windowwifi file transfer の start ボタンをタップすると、URL が表示される。

  4. WifiFileTransfer_ファイル一覧パソコン側でブラウザを起動し、wifi file transfer に表示されている URL を表示すると、Android 内のファイルを一覧できる。

  5. WifiFileTransfer_ダウンロード一覧表示されているファイル名の隣に表示されている「download」リンクをクリックすると、Android 内のファイルをパソコン側にダウンロード(受信)できる。

  6. WifiFileTransfer_アップロード逆に、パソコン内のファイルを Android 側へアップロード(送信)したい場合は、ブラウザ右側の「Transfer files to device」にある「select files...」をクリックして、アップロードしたいファイルを選択したのちに、「Start upload」をクリックすれば、アップロードできる。
  7. Android 内には書き込み禁止(アップロード不可)のフォルダがある。アップロードできない場合は、別のフォルダに移動してから再度試してみよう。
というわけで、パソコン側からはブラウザで簡単に転送の操作ができる。

注意点としては、Android 内のすべてのファイルが丸見えになってしまうこと。同じネットワークにいる端末なら誰でもアクセスできてしまう。

WifiFileTransfer_Settingswifi file transfer の Settings 画面で、Access Password を設定しておけば、ブラウザでのアクセスの際にパスワードが必要になる。

WifiFileTransfer_ログインこれで、パスワードを知っている人しかアクセスできなくなる。


Twitter クライアント百花繚乱

TwitterClientsTwitter のタイムラインを眺めていると、みんな実にいろいろなクライアント(投稿アプリ)を使ってるんだなと思う。

過去約 1 日分の TL を遡ってみて、みんなが使っている Twitter クライアントを集めてみた。

bot、サービス連携(ニコニコ動画からの自動投稿など)、Web 投稿(Tweet Button 含む)は除外してある。また、同一人物が複数のクライアントを使っていることもある。

クライアントプラットフォーム使用者数コメント
TweenWindows12 人オーソドックスな作りで使いやすい。UserStream 対応。うちの TL ではダントツでユーザー数が多い。自分もコレ。
ついっぷるAndroid / iOS6 人カラー指定など見やすさ重視の模様。写真加工機能もある。
TwitterWindows / MacOS / Android / iOS など6 人Twitter 公式アプリ。Windows Phone などのマイナープラットフォームもサポートしていて、幅広い環境で使える。
JanetterWindows / MacOS / Android / iOS4 人引っ張るとリロードなど、面白い UI のクライアント。PC 版は複数列表示。
EchofonAndroid / iOS3 人通知を最適化してくれるらしい。
OpenTweenWindows3 人Tween のオープンソース版。
twiccaAndroid3 人地図上でのジオタグ機能なるものがあるようだ。
夜フクロウMacOS3 人マルチアカウント対応。
SaezuriAIR2 人ミニマルな Twitter クライアント。
TweetDeckWindows / MacOS2 人複数列表示。
HootSuiteブラウザ1 人Twitter だけでなく複数の SNS 関連をサポート。
KrileWindows / Windows Phone
1 人超越者向けの Twitter クライアント。
mikutterLinux1 人複数列表示。
SeesmicAndroid1 人Twitter と Facebook をサポート。
SOICHAAndroid / iOS / AIR1 人様々な Web サービスと連携。
SylfeediOS1 人本体は Google リーダーで、アドオンで Twitter をサポート。
TweetCasterAndroid / iOS1 人統計機能や郵便番号除外機能があるらしい。
TweetListiOS1 人リスト重視。
TweetlogixiOS1 人オシャレで多機能らしい。
Twilメール1 人メール送信でツイート。
TwitWindows1 人開発終了。
TwitterrificiOS1 人シンプルでエレガントらしい。
ツイッターするやつAndroid1 人UserStream 対応。Android ではコレ使ってる。
モバツイ touchAndroid1 人Web 投稿「モバツイ」のアプリ版。

上記の他、クライアント名を自由に設定できるクライアントを使っている人もいる。

クライアント名を自由に設定できるのは、昼おっぱいOpenTweenWNTwit など。

URoad-Aero WiMAX ルーターの設定

URoad-Aeroシンセイコーポレーションのモバイル WiMAX ルーター(WiMAX Speed Wi-Fi)「URoad-Aero」をゲット。

USB メモリよりも薄く、それでいて 12 時間駆動が可能というすぐれもの。シースルークレードルも素敵。

早速設定。


電池を入れる


URoad-Aero_電池カバーURoad-Aero 購入時、電池は本体に差し込まれていないので、まずは電池を本体に入れる。URoad-Aero の設定の中で、これが一番難関かも。本体が薄いので、電池カバーも華奢でやりづらい。

URoad-Aero と書いてある面の上部に切り欠きがあるので、爪を入れてカバーを引き上げる。

説明書を見る限りでは引き上げればカパッと開きそうに見えるが、実際は、本体横側にもツメがあって引き上げられない。強引に引き上げるとカバーが折れそうな気がする。

指を入れる隙間を確保した後は、指を横滑りさせて、本体横側(左右とも)のツメを外す方が良いのではと思う。

URoad-Aero_オープンカバーを外したら、電池を入れて、カバーを閉める。

初回起動


30 分ほど充電してから(充電しながらでも大丈夫な気はするが、説明書にそう書いてあるので)、URoad-Aero の電源を入れる。電源ボタンは本体横にある。

しばらく待って、4 つある LED のうちの真ん中 2 つが赤点滅になったら起動完了。

既に WiMAX プロバイダーとの契約が終わっている場合は、両側 2 つの LED が付く。

WiFi接続パソコンなど、手持ちの機器から、URoad-Aero に接続する。Windows 7 の場合は、タスクトレイにある無線接続のアイコン(無線アイコン)をクリックして、接続先(URoad-なんちゃら)を選ぶ。接続に必要な SSID と暗号化キーは、添付のシールに書いてあるほか、電池を入れたところの上部にも記載がある。

WiMAX プロバイダーとの契約が完了している場合は、URoad-Aero と接続できた段階で、既にインターネットが使える状態になっている。

WiMAX統合ポータルWiMAX プロバイダーとの契約が無い場合は、ブラウザを起動して適当なサイトを見ようとすると、自動的に契約ページに転送されるので、手続きをする。契約はしているが機器登録がまだの場合は、契約ページのプロバイダー一覧から契約したプロバイダーを選び、機器登録・切替などのメニューを選ぶ。

URoad-Aero の設定


URoad-Aero_システム管理既にインターネットに接続できるが、必要に応じて URoad-Aero の設定を行う。

ブラウザで http://uroad.aero/ もしくは http://192.168.100.254/ にアクセスすると、URoad-Aero の設定画面になる。

特に設定しなければいけない項目もないので、基本的には設定を変更せずに使えば良いと思う。

ただ、ワイヤレス設定を行う場合は、[システム管理→システム設定]で USB 接続を「有効」に変更してから、無線ではなく USB で URoad-Aero に接続するほうが安定する。設定を変更すると URoad-Aero は自動的に再起動されるが、無線接続だと、しばらく繋がらないことがあった。

電源 ON/OFF とスリープ


URoad-Aero を使い終わったら、スリープボタン(表面のくぼみ)を長押しすると、URoad-Aero がスリープモードになる。再度スリープボタンを押せばすばやく復帰する。

ずっと使わない場合は、本体横の電源ボタン長押しで電源 OFF にすると良い。再度電源ボタン長押しで再び電源を入れることができる。


VMWare Player で UEFI ブートができた

いつの間にか VMWare が UEFI(マザボメーカーは UEFI BIOS と呼ぶようだが……)をサポートしているらしい。

無料版の VMWare Player でもサポートされているのかな? と実験してみた。

VMWareUEFIBoot結果は OK で、UEFI で VMWare が起動。UEFI が OS を探す様子が見て取れる。

やり方は簡単。仮想マシン設定ファイル(vmx ファイル)に
firmware = "efi"
という行を追加するだけ。efi は小文字でないとダメらしい。

VMWareUEFIブートデバイスが見つからないと、UEFI Shell が起動する。

シェル上で help -b と入れれば、シェルコマンドの一覧(ページ毎に一時停止)が見られる。

VMWare Player 5.0.1 にて確認。



WiMAX プロバイダ比較(キャッシュバックや落とし穴など多角的に)

LTE より WiMAX が優れている点の一つとして、プロバイダの多彩さが挙げられる。同じ回線という安心感もありつつ、各社が提供するいろんなサービスの中から好きなものを選べる。

とはいえ、選ぶのも一苦労。自分もそろそろ乗り換え時期なので、分かる範囲で調べてみた。

今回比較したのは、気になった以下のプラン。

まず、結果を一覧表にすると以下のようになる

プロバイダ月額費用キャッシュバック縛り期間途中解約金白黒ロムオプションサービス
初年度
(名目)
13 ヶ月目
解約想定
2 年間
(名目)
金額時期機器追加無料 Wi-Fi
GMO
(WM3800R)
798 円2,278 円2,234 円30,800 円12 ヶ月後2 年16,380 円(最初の 2 年間)
0 円(2 年経過後)
×黒ロム××
So-net
(SS10)
850 円2,231 円2,325 円31,600 円12 ヶ月後2 年15,000 円(最初の 2 年間)に加えて UQ 解除料
つまり、24,975 円(1 年目)、15,000 円(1 年目の更新月)、20,250 円(2 年目)、以降は UQ 解除料のみ
○白ロム××
@Nifty
(WMX-GWMR)
2,366 円2,481 円3,110 円14,000 円9 ヶ月後1 年UQ 解除料
9,975 円(1 年目、更新月以外)
5,250 円(2 年目以降、更新月以外)
×黒ロム△優先順位設定不可、月 210 円○UQ Wi-Fi、Wi2 300
Biglobe
(WM3800R)
2,068 円2,970 円2,934 円7,000 円
10,000 円
4 ヶ月後
21 ヶ月後
1 年(2 年)UQ 解除料
9,975 円(1 年目、更新月以外)
5,250 円(2 年目以降、更新月以外)
○白ロム××
本家 UQ
(URoad-8000)
4,143 円4,122 円4,011 円0 円-1 年UQ 解除料
9,975 円(1 年目、更新月以外)
5,250 円(2 年目以降、更新月以外)
○白ロム○(可能)、月 200 円○UQ Wi-Fi、Wi2 300

表の見方だが、初年度(名目)と 2 年間(名目)は、価格.com の計算式に当てはめた金額。初期費用、月額費用、各種割引(キャッシュバックなど)を織り込んでいる。しかし、途中解約時の違約金は考慮されていない。

たいていの場合、途中解約するとしたら、解除料のかからない 13 ヶ月目(更新月)だろう。そこで、13 ヶ月目に解約するとしたら、1 ヶ月当たりいくらになるのかを計算したのが、「13 ヶ月目解約想定」の欄。

こうしてみると、激安に見える GMO と So-net が、実はそこまで安くないことがわかるが、それでも最安値ではある。また、GMO と So-net の安値ランキングが逆転して、So-net がわずかばかり安くなる。

So-net、GMO の安値軍団を僅差で追うのが @Nifty、そこから少し離れて Biglobe となる。UQ 本家は高い(月額 3,880 円に初期費用が乗るため)。

次にキャッシュバックについて。

安値軍団の GMO と So-net は(当然ながら)キャッシュバック金額が大きい。しかし、もらえる時期が 12 ヶ月後と遅いのが落とし穴。11 ヶ月目に忘れずにしっかりと手続きをしなければならない。@Nifty は金額が少し減る代わりに、もらえる時期も少し早くなる。

特徴的なのは Biglobe。キャッシュバックが 4 ヶ月と 21 ヶ月に分かれているので、13 ヶ月目で解約すると、後半のキャッシュバックはもらえない。また、4 ヶ月のキャッシュバックは、Web アンケートへの回答が必要だ。ただし、アンケートは回線申し込み後すぐにできるので、忘れることは少ないだろう。アンケートに回答してしまえば、振替払出証書が郵送されてくるので、もらいそびれが無い。21 ヶ月のほうは、何もしなくても自動的に郵送されるので、住所の間違いなどが無い限り絶対にもらえる。Web アンケートという一手間はあるものの、着実にキャッシュバックをもらえる仕組みは好感度が高い。

縛り期間については、安値軍団が 2 年、それ以外は 1 年。Biglobe は解除料の観点から 1 年に分類しているが、先述の通り、後半のキャッシュバックはもらえなくなる点には留意すべき。

解除料については、安値軍団が独自解除料、それ以外は UQ 本家の解除料に準じている。注意すべき落とし穴は So-net で、1 年目の更新月以外に解除するととても高い解除料が必要になる。

白ロムか黒ロムか、というのは、キャンペーンでもらった WiMAX 端末を、将来別のプロバイダに乗り換えたときに使い回せるかどうか。白ロムならば、別のプロバイダでも使い回せるが、黒ロムはプロバイダ専用なので使い回せないのが落とし穴。

注意すべきは GMO で、もらう端末が黒ロムというだけではなく、もらった黒ロムでないと GMO に接続できない。2 年間の間にもっと魅力的な端末が登場したり、別の端末を入手することがあったとしても、それらは使えない。WiMAX パソコンをすでに持っていたとしても諦めるしかない。また、もらった端末が故障してしまったら……というリスクがある。

オプションサービスを見てみると、本家 UQ 以外は @Nifty のみがオプションサービスをサポートしている。機器追加が△になっているのは、優先順位が指定できないため。1 人で運用する分には問題ないが、家族と共用する場合、自分が使っているのにいきなり切断されるなどのリスクがある。Wi-Fi は UQ 本家と同等で、UQ Wi-Fi と Wi2 300(ワイヤ・アンド・ワイヤレス)の全国 7,000 アクセスポイントを利用可能。価格.com のページを見ると Wi-Fi 不可と書いてあるが、こちらには利用可能と書いてあり、サポートに問い合わせたところ価格.com から申し込んでも利用可能とのこと。

以上、気になる 5 つのプランに絞っても、これだけの違いがある。

結局、どれを選べば良いのか?

WiMAX が初めての場合は、使ってみて気に入らない可能性があることを考慮すると、1 年未満に解約しても違約金の少ないプロバイダが良いのではないか。具体的には Biglobe がオススメとなる。Biglobe は、上述の専用ページから申し込まないと特典が付かないので注意。@Nifty はもらえる端末の性能が悪いので、初めてのプロバイダとしては向かないだろう(最新機種のプランも別途あるが値段は高くなる)。

WiMAX 経験者であれば、So-net か @Nifty。オプション不要であれば So-net、必要なら @Nifty。@Nifty の場合は、もらえる黒ロムは無視して、手持ちの高性能ルーターを使うことが前提となる。また、黒ロムしか使えないリスクを飲めるのであれば、GMO も選択肢になる。

UQ 本家は安心感が高くサービスも充実しているが、いかんせん値段も高い。値段を飲めるなら、ビックカメラやヨドバシカメラ(ワイヤレスゲート)といった量販店系プロバイダと合わせて再検討する方がよいと思う。

なお、プランの内容は 2013/02/03 時点のものなので、今後変更される可能性がある。ただ、これまでの動向を見ていると、価格や付属ルーターが変わっても、サービスの内容が変わることは比較的少ない。



C++ Builder XE Tips

C++ Builder XE (Update 1) を使ってく上での Tips を書き足していく予定。

boost ヘッダをインクルードするとエラーになる


#include <boost/algorithm/string.hpp>
のように boost のヘッダをインクルードすると、
[BCC32 エラー] tuple.hpp(58): E2209 インクルード ファイル 'boost/fusion/include/tuple.hpp' をオープンできない
というようなエラーになる。

解決策は、ここに書いてあるとおり、[ツール→オプション]メニューの「C++ オプション」「パスとディレクトリ」において、インクルードパスの、「$(CG_BOOST_ROOT)\boost\tr1\tr1\」を「$(CG_BOOST_ROOT)\boost\tr1」に修正する。複数ある場合は 1 つを残して削除する。

ウィンドウを透明・半透明にする


こちらの記事参照。

Delphi 用 RS-232C コンポーネントを使う


こちらの記事参照。





Haiku R1/Alpha 4.1 で無線 LAN が使えたり使えなかったり

先日リリースされた Haiku R1/Alpha 4.1(rev 44702)を USB メモリにいれ、Let's note J10(CF-J10QYBHR)で起動してみた。

今回一番気になっていたのは無線 LAN 周り。Alpha 3 までは WPA/WPA2 に非対応だったため、我が家の無線 LAN は使えなかったのだが、Alpha 4 は WPA/WPA2 に対応したとのことである。

結果は、「無線 LAN が使えたり使えなかったり」。

NetworkStatusPopup我が家には、普通のホームルーターと、WiMAX ルーターの 2 つのルーターがある。Deskbar の NetworkStatus アイコンをクリックすると、両方のアクセスポイント名(SSID)が一覧に表示された。

ホームルーター(NEC Aterm WR8370N)は 1 回も使えなかった。

ConnectWirelessNetwork一覧からホームルーターのアクセスポイント名を選択すると、Connect Wireless Network のダイアログが表示されるので、パスワードを入力。

すると、無事に接続完了するのだが、実際にウェブサイトを見ようとすると閲覧できない。DHCP の設定がうまくいっていないのかと思って手動で IP アドレスを設定してもダメ。

もう 1 つの WiMAX ルーター(NEC Aterm WM3600R)は、使えたり使えなかったり。

1ホームルーターと同様の手順で接続したところ、無事に Google 検索に成功。

よかったよかったと思って、ホームルーターの接続に挑戦した後、再度 WiMAX ルーターに接続しようとしたところ、ホームルーターと同様、接続完了にはなるのに実際にはインターネットに接続できないという状況になった。

WiMAX ルーターが省エネモードになっていたから使えないのか? しかし接続まではできているし……。うーむ。

それぞれのルーターの設定と利用可能状況をまとめると以下のようになる。

ホームルーター (Aterm WR8370N)WiMAX ルーター (Aterm WM3600R)
暗号化モードWPA/WPA2-PSK(AES)WPA/WPA2-PSK(AES)
SSID の隠蔽しないしない
MAC アドレスフィルタリングする(Let's note 登録済み)しない
利用可能×

2 つのルーターは同じ会社の製品だし、設定の違いも MAC アドレスフィルタリングくらいしか思い当たらないのだが、なぜ利用状況に違いが出るのだろうか。

Windows からは当然ホームルーターに繋げているので、MAC アドレスの設定は合っている(再度確認もしている)。

Haiku の WPA/WPA2 対応は大きな前進だが、まだ道のりは遠いようだ。

その他に気になった点は、
  • SSID の更新が遅い(もしくはうまく更新できない)。再起動しないと SSID が表示されないことがあった他、突然 SSID が消えてしまうことも。
  • ルーター側が SSID を隠蔽していると接続しに行けないのでは?
  • 接続のたびに毎回パスワードを入れる必要があるのは面倒くさい。接続に成功した時のパスワードを覚えておいて欲しい。
バッテリー情報無線 LAN 以外では、バッテリー状況はうまく拾えるようになっていたのが大きな前進か。残量や充電中かどうかだけではなく、かなり細かい情報が拾えているようだ。

充電中かどうかがアイコンで分かるようにはなって欲しい。

バッテリー情報も含め、かなり細かいところまで日本語化されているのも嬉しいポイント。

Lets' note J10 の変則画面サイズ(1366×768)に対応していないのは相変わらず。


Haiku R1/Alpha 4 リリース! 主なポイントまとめ

Alpha 3 のリリースから約 1 年 4 ヶ月、最新の Haiku R1/Alpha 4 が登場。ダウンロードはこちらから。

R1/Alpha 4 の Alpha 3 からの更新点


アナウンスリリースノートによれば、
  • バグフィックス
    • 1000 以上のバグを修正。
    • Coverity(ソースコード解析ツール)により発見された 100 個の分かりづらいバグも修正。
  • デバッグ
    • その名も Debugger という、新しいネイティブデバッガー。
    • KDL デバッグツールを追加し、QR コードによるデバッグ情報出力が可能に。
  • ファイルシステム
    • BFS がさらに堅固になり、問題を検知・収集するツールを追加。
    • 63TB 以上の大きなディスク・パーティションのサポート。
    • NTFS のサポートを改善。
    • Blu-ray Disc の初期サポート(UDF 2.50)。
  • ハードウェアサポート
    • ビデオカード……Intel Extreme、ほとんどの Radeon HD チップセットをサポート。
    • ネットワークドライバー
    • OHCI USB ドライバー(USB 2.0)
    • PS/2
    • CPU 認識の改善(Sandy Bridge、その他の Intel/AMD CPU)。
  • ローカライズ
    • 新しいキーマップ変更アプリケーションによる複数キーマップサポート。
    • 翻訳の改善。
  • マルチメディア
    • 新しい 10 バンドイコライザーのメディアアドオン。
  • ネットワーク
    • pcnet ドライバーの追加(VirtualBox 上での Haiku の動作が改善)。
    • WebKit を更新し、ネイティブブラウザー(WebPositive)の描画が改善。
    • 初期の IPv6 モジュールを追加。
  • Open GL
    • Mesa のアップデート(gcc2 版が 7.8.2、gcc4 版が 8.1.0-devel)。
    • GLife スクリーンセーバー。
  • システム
    • 仮想メモリの設定とスワップファイル生成ロジックを改善。
    • 潜在的なメモリリークを数多く修正。
    • POSIX シグナルサポート(リアルタイム)を拡張。
  • 無線 LAN
    • WPA/WPA2 サポート(ユーザーガイドの Workshop: Wireless networking を参照)。
    • 無線 LAN カードドライバーの改善。
  • その他
    • StackAndTile(複数ウィンドウの操作)が改善。
    • セカンダリ(実験レベル)のコンパイラーを GCC 4.6.3 に更新。

実装されていないもの


  • パッケージ管理ツールがまだ開発中のため、installoptionalpackage スクリプトでの管理となる。

既知のバグ


  • LiveCD と初回起動……バックグラウンドタスクの影響で(特に LiveCD の)パフォーマンスが低下する。また、シングルコア CPU のマシンにおいては Deskbar がデッドロックする。
  • フォント描画における特許問題。
  • いくつかのハードウェアで ACPI が正常に動作しない。
  • 速いディスクから遅いディスク(USB メモリなど)に大量のデータをコピーするとスワップが発生。
  • ブートローダーが特定のハードウェアでハングアップする。
  • ローカライズが完全ではない。
  • いくつかの無線 LAN カードにおいては、ユーザーが手動でカードを認識する必要がある。
  • いくつかの Marvell Yukon カードでネットワークのパフォーマンスが低下する。
  • IMAP 非サポート。
  • CD のサイズ制限により、いくつかの開発ツールがリリースから除外されている(installoptionalpackage によりインストールは可能)。

R1/Alpha 4 の動作必須要件


  • x86 ベースのシステム
  • 128MB 以上のメモリ(Haiku をセルフビルドするなら 1GB 以上)
  • Pentium II 400MHz 以上の CPU
  • 700MB 以上のディスク

その他


R1/Alpha 4 関連の有用なリンクを村井さんがまとめてくれている。

Nexus 7 で SD カードや USB メモリを読み込む方法まとめ

Google (ASUS) のタブレット、Nexus 7 には SD カードスロットがないが、SD カードや USB メモリの内容を読み込む方法はいくつかある。

マイクロ USB カードリーダーを使う方法


ADR-GSDUBK_Nexus7と接続Nexus 7 の micro USB ポートにカードリーダーを挿し、SD カードを入れる。内容の読み込みには、有料アプリの Nexus Media Importer(237 円)が必要。書き込みはできない。

自分は、カードリーダーとして、サンワサプライの Android 対応カードリーダー「ADR-GSDUBK」を使用。

ADR-GSDUBK_USB3.0メモリこのカードリーダーはコンパクトで、SD/SDHC カードと microSD/microSDHC カードに対応しているだけではなく、汎用 USB ポートも備えているので、USB メモリも読み込ませることができる。

ADR-GSDUBK_SDカードSD カードを挿すと、LED が赤くなる。

NexusMediaImporter_SDNexus Media Importer をインストール後、ADR-GSDUBK を挿し、USB メモリ(や SD カードなど)を挿入すると、Nexus Media Importer が起動する。

Nexus Media Importer 起動直後は、USB メモリの内容が種類ごと(画像や動画など)に分かれて表示される。個人的にこの表示は使いづらいので、目のようなアイコンをタップして「Advanced」を選び、USB メモリのすべての内容と、Nexus 7 のフォルダが両方表示されるようにしている。

NexusMediaImporter_StreamUSB メモリのファイルを選び、SAVE アイコンをクリックすれば、Nexus 7 にコピーされる。

STREAM アイコンをクリックすると、選択したファイルの内容が開かれる。

なお、Nexus Media Importer の使用にあたって root 化は不要。



micro USB →標準 USB に変換


Nexus 7 の USB ポートがマイクロ USB であるために、通常のカードリーダーや USB メモリが使えないのだから、マイクロ USB ポートを通常の USB ポートに変換してしまえばよい。

つまり、micro Bコネクタの USB ハブや、micro B オス-A メスホスト変換アダプタケーブルを使う。

その上で、普通のカードリーダーや USB メモリを挿し、Nexus Media Importer で読み込めば、読み込めるはず。

ただし、うまく読み込めない事例もあるとのこと。



AirStash を使う


日立マクセルの AirStash は、SD カードの内容に無線 LAN 経由でアクセスできるようにするアクセサリだ。AirStash に SD カードを挿すと、Nexus 7 からブラウザや Android アプリで SD カードにアクセスできるようになる模様。Nexus 7 には何も挿さなくてよい。

使えるのは SD/SDHC カードのみだが、読み込みだけではなく書き込みもできる。

同様のコンセプトの商品に PQI の Air Drive があるが、AirStash の方がモノは良さそうな印象。

まだ実績報告は見当たらないが、加賀ハイテックからも MéoBankSD(MeoBankSD)という商品が 2012/11/26 に登場予定。


≪更新情報≫
  • 2012/11/13 USB 変換の動作状況を追記。
  • 2012/11/24 MeoBankSD の情報を追記。

ITM 形式(GPS Photo Tagger 他)のフォーマット仕様解析

【目次】

【はじめに】

KMZ 形式(Google Earth 形式)で保存されている GPS 軌跡データを、ITM 形式(GPS Photo Tagger 他の形式)に変換するツール、kmz2itm を作成する過程で、ITM 形式について調査を行ったので、その内容を整理してまとめておく。

※内容は不完全で、不明な点も多いので、間違いや補足ございましたら、メールやコメント等でご連絡いただけると幸いです。

【ITM 形式を用いているアプリケーション】

ITM 形式はいくつかのアプリケーションで使われている。どのアプリケーションも画面が似ており、iTravel-Tech 社の OEM と思われる。現時点で、ITM 形式を使っていることが確認できているアプリケーションは以下。アプリケーションが対応している GPS 機器も併記しておく。
  • GPSPhotoTaggerGPS Photo Tagger
    • CanMore Electronics……GT-730FL-S、GP-101
    • Transystem……747Pro、747ProS、PhotoMate887、860E、TripMate850、TripMate852

  • ezTourezTour
    • Holux……M-241

  • ATLASTOURATLASTOUR
    • ユピテル……ASG-CM11、ASG-1、ASG-2、AL20

ITM 形式の調査は、GPS Photo Tagger(Ver 1.2.4)で取り込んだ GT-730FS-S の軌跡において行っている。GPS Photo Tagger で保存した ITM ファイルを、他のアプリケーションからも読み込めたので、基本的には同じフォーマットと思われるが、一部のデータが異なる可能性はある。

【ITM 形式の概要】

ITM 形式は、ファイル形式としては ZIP 形式である。拡張子を .zip に変更して解凍すると、以下の内容が得られる。
  • attachfile(フォルダ)
  • icon(フォルダ)
  • imagegrid(フォルダ)
  • ituser.itx
  • ituser.poi
このうち、軌跡データが保存されているのは ituser.poi である。

【ituser.poi の概要】

ituser.poi は SQLite3 のデータベースファイルである。PupSQLiteSQLite Database Browser などの SQLite ツールで内容を確認することができる。

ituser.poi には以下のテーブル(全 20 個)が含まれている。
  • IT_TGVLib……目次のようなテーブル。他のテーブルに格納されているデータの情報が格納されている。
  • GPSLog……測定点データ。測定時刻と、速度を保持している。
  • WP……測定点データ。緯度・経度・高度を保持すると共に、測定点を軌跡として繋げるための情報も保持している。
  • Line……軌跡データ。軌跡名、開始地点、終了地点を保持している。
  • VStyle……軌跡線のスタイル情報。線の太さ、色など。
  • VSTag……軌跡線に関するデータと思われるが、詳細不明。
  • CP……詳細不明。
  • FileD……詳細不明。
  • FTag……詳細不明。
  • Map……詳細不明。
  • NTag……詳細不明。
  • POI……詳細不明。
  • PropDouble……詳細不明。
  • PropInt……詳細不明。
  • PropText……詳細不明。
  • TagD……詳細不明。
  • TypeD……詳細不明。
  • Val……詳細不明。
  • ValD……詳細不明。
  • VP……詳細不明。

【IT_TGVLib】

IT_TGVLibIT_TGVLib は、他のテーブルに格納されているデータについての情報を保持している。目次のようなテーブル。

全部で 20 行のデータがあり、各行が 1 つずつテーブルに対応している。

列は以下。
  • fUserType……連番。
  • fDBType……不明。
  • fObjNo……テーブルに格納されているレコードの数(行数)。
  • fObjFreeNo……テーブルに格納されているレコードのうち、削除フラグが付いているレコードの数。GPS Photo Tagger は、基本的にデータを削除せず、代わりに、削除フラグを付けて削除したことにしている。例えば、右の画面の 11 行目では、fObjNo が 10777、fObjFreeNo が 10400 なので、WP テーブルの有効レコード数は差し引き 377 ということになる。
  • fTypeName……対象となるテーブル名。

【GPSLog】

測定点 1 つ 1 つに関する情報を保持するテーブルその 1。各測定点の測定時刻と、測定時の速度を保持している。
  • fID……連番。
  • fZero……有効なレコードの場合は 0、無効なレコードの場合は 1。GPS Photo Tagger では、データを削除する際、レコードを削除するのではなく、fZero に 1 を立てて削除したことにしている。
  • fGPSTime1、fGPSTime2……測定時の時刻。具体的なフォーマットは不明。
  • fGPSSpeed……測定時の速度 [km/h]。
  • fGSensorX、fGSensorY、fGSensorZ……名前からして加速度センサーの値を保持するためのフィールドと思われるが、GT-730FL-S による測定においてはすべて 0 となっている。

【WP】

測定点 1 つ 1 つに関する情報を保持するテーブルその 2。緯度・経度・高度を保持すると共に、測定点を軌跡として繋げるための情報も保持している。テーブル名は Way Point(軌跡)の略と思われる。
  • fID、fZero は GPSLog と同様。
  • fParentID……軌跡線番号(Line テーブルの fID)。fParentID が同じ軌跡同士で、1 つの軌跡線を形成している。
  • fNextID……軌跡上で次の測定点が何番の fID かを示す。通常は fID+1。軌跡上、最後の点の場合は、fNextID が 0 となる。
  • fGPSLogID……対応する GPSLog テーブルのデータを示す。通常は fID と等しい。
  • fMapID……マップ番号(Map テーブルの fID)。通常は 1。
  • fPosX、fPosY……不明。通常 -1。
  • fLongitude、fLatitude、fAltitude……経度、緯度、高度。
  • fOrder……不明。通常 0。
  • fTemprature……名前からして温度と思われるが、GT-730FL-S による測定においてはすべて 0 となっている。
  • fMBar、fBPM、fRPM……不明。通常 0。


【Line】

軌跡線データ。軌跡名、開始地点、終了地点を保持している。

  • fID、fZero、fMapID はこれまでと同様。
  • fName……GPS Photo Tagger で表示される軌跡名。
  • fTypeID……不明。通常 2。
  • fIsGroup、fParentID、fVIID、fStartID、fEndID……不明。通常 0。
  • f1stWPID……軌跡の開始点を示す。WP テーブルの fID。
  • fLstWPID……軌跡の終了点を示す。WP テーブルの fID。


【VStyle】

軌跡線のスタイル情報。線の太さ、色などを保持している。

  • fID、fZero はこれまでと同様。
  • fName……スタイルの名前と思われるが、どこにも表示されない模様。
  • fVSDefineType……不明。通常 11。
  • fVSStyleType、fVSPattern……不明。通常 0。
  • fVSWidth……線の太さ。
  • fVSHeight……不明。通常 0。
  • fVSFColor、fVSBColor、fVSOColor……線の色を指定していると思われるが、具体的なフォーマットは不明。
  • fVSFontSize……不明。通常 0。
  • fVSFontName、fVSPatternName、fVSIconName……不明。通常 NULL。


【VSTag】

軌跡線に関するデータと思われる。

  • fID、fZero はこれまでと同様。
  • fStartType……不明。通常 11。
  • fStartID……不明。通常 fID と等しい。
  • fEndType……不明。通常 18。
  • fEndID……不明。通常 fID と等しい。


【PropInt】

存在意義が不明だが、軌跡線の測定開始時刻を保持しているようだ。

2 レコードが 1 セットとなっており(従って、レコード数は軌跡線の数×2 となる)、1 レコード目が GPSLog の fGPSTime1、2 レコード目が GPSLog の fGPSTime2 を保持している。
  • fID、fZero はこれまでと同様。
  • fName……1 レコード目が 't1'、2 レコード目が 't2'。
  • fObjType……不明。通常 11。
  • fObjID……Line テーブルの fID。1 レコード目の fObjID と 2 レコード目の fObjID は等しい。
  • fUserFlag……不明。通常 0。
  • fValue……1 レコード目が fGPSTime1、2 レコード目が fGPSTime2。

【軌跡線取得方法】

軌跡線を取得するには、以下の流れでデータを検索するとよい。
  • Line テーブルのレコードのうち、fZero が 0 のレコードを取得
  • そのレコードの f1stWPID を取得
  • WP テーブルのレコードのうち、fID が f1stWPID と等しいレコードを取得→軌跡開始点
  • そのレコードの fGPSLogID を取得
  • GPSLog テーブルのレコードのうち、fID が fGPSLogID と等しいレコードを取得→軌跡開始点の追加情報
  • WP テーブルのレコードから fNextID を取得
  • WP テーブルのレコードのうち、fID が fNextID と等しいレコードを取得→次の測定点
  • このように、次の測定点を次々とたどっていく
  • fNextID が 0 になったら軌跡終了

≪GPS 関連の記事一覧≫








GPS ロガー「V-990」の使い方まとめ

GPS ロガーのなかでも、ボイスメモなど珍しい機能を搭載している機種「V-990」(Victory Technology の COLUMBUS ブランド)を購入したので、使い方をまとめておく。

GPS ロガーとは、その名の通り、GPS で測定した現在位置を刻々と記録するアイテム。記録した位置データをパソコンに転送し、地図上にプロットしたり、写真と結びつけたり、という使い方が一般的。

V-990 は比較的新しい機種で、高性能の GPS チップ MTK II(66 チャンネル)を採用し、22 時間以上の稼働が可能とハイスペック。さらに、ボイスメモ(音声録音)、超長時間稼働モード(スパイトラッキングモード)など独自の機能を備えている。

まだ買ったばかりなので、すべての機能は使っていないが、そこは追々。


目次


現在位置測定
  1. 購入したらまず、充電する。
    • 付属の USB ケーブルで PC と V-990 をつなぐと、V-990 の左上が赤く光って充電される。
    • 3.5 時間程度で満充電になるとのこと。
    • 購入直後でもある程度充電されているようだが、自分でも充電した方が確実。
  2. microSD カードを V-990 に差し込む。
    • V-990 には内蔵メモリは無く、GPS データはすべて microSD カードに記録するため、microSD カードが必須。
    • 4GB までの microSD に対応している。
    • FAT でフォーマットされている必要がある(FAT32 や NTFS は NG)。
  3. V-990_LEDV-990 の電源を入れると、測定開始。
    • 本体上部の小さなボタンが電源ボタンで、これを長押しする。
    • カメラみたいなマークの LED(GPS の状態表示 LED)が緑に常時点灯している状態では、GPS 衛星を捕捉していない。
    • GPS 衛星を捕捉すると、ピピッという音とともに、GPS LED が 1 秒ごとに点滅するようになる(GPS 捕捉までは通常 35 秒程度を要する)。
    • microSD を正常に認識していると、ペンマークの LED(microSD の状態表示 LED)が橙色に常時点灯する。GPS 衛星捕捉後は、データ記録の際、たまに点滅する。microSD を入れ忘れた場合、microSD LED は、電源投入直後にしばらく点滅した後、消えてしまう。
    • GPS データの記録は 1 秒ごと(変更不可)。
  4. 電源を切れば測定終了。
    • 再度、電源ボタンを長押しする。

ソフトのインストール
  1. Java ランタイム(JRE)をインストールする。
    • JRE は、次の Time Album を動かすために必要。
    • 付属 CD の
      X:\Utility\Time Album\Step1. Install The JAVA Virtual Machine\For Windows
      にある jre-7u5-windows-i586.exe をダブルクリックする(32 ビット版 Windows の場合)。
    • Oracle のホームページから最新の JRE をダウンロード&インストールしても良い。
  2. Time Album をインストールする。
    • Time Album は、V-990 本体の設定を変更したり、microSD に記録されているデータ(CSV 形式)を各種フォーマット(Google Earth の kmz など)に変換したりするためのソフト。
    • 付属 CD の
      X:\Utility\Time Album\Step2. Run The TimeAlbum\For Windows
      にある TimeAlbum_V1.9.1_ENG.exe(Windows の場合)をハードディスクにコピーするだけで良い(コピーせず CD から直接起動することも可能)。
  3. Google Earth をインストールする。
    • 付属 CD の
      X:\Utility\Google Earth\For PC
      にある GoogleEarthSetup.exe をダブルクリックする(Windows の場合)。
    • Google のホームページから最新の Google Earth をダウンロード&インストールしても良い。

データの PC への取り込み・閲覧
  1. V-990 の電源を切り、microSD を V-990 から取り出して、PC のカードリーダーに差し込む。
  2. Time Album を起動する。
  3. TimeAlbumのTimeZoneTime Album 初回起動時は、Time Album の「Time Zone」ボタンをクリックし、タイムゾーンを GMT+09(日本の時刻)に設定する。
  4. TimeAlbumでCSVを読み込んだ状態GPS データ(CSV 形式)を読み込む。
    • Time Album の「Import」ボタンをクリックし、microSD の中にある CSV ファイルを指定する。
    • または、エクスプローラーから、microSD の中にある CSV ファイルを、Time Album のウィンドウへドラッグ&ドロップする。
    • CSV ファイルは GPS 測定した日付で名前付けされており、[年][月][日][連番(00 から始まる)].CSV というファイル名になる。例えば、2012 年 10 月 07 日の 1 回目の測定であれば、12100700.CSV となる。
  5. TimeAlbumのExport形式選択Google Earth 形式に変換する
    • Time Album の「Export」ボタンをクリックする。
    • 「KMZ」ボタンをクリックする。
    • ファイル名を入力して KMZ 形式(Google Earth 形式)で保存する。
    • 私の環境だと、ファイル名に日本語を入れるとうまく動かなかった。半角英数のみのファイル名にしている。
  6. V990高尾山軌跡Google Earth でデータを閲覧する。
    • 保存した KMZ ファイルをダブルクリックすると、Google Earth が起動し、V-990 で測定した軌跡が表示される。
  7. microSD を V-990 に戻し忘れないように注意。

V-990 の設定変更

V-990 の設定変更は、microSD に設定ファイルを書き込むことによって行う。
  1. V-990 の電源を切り、microSD を V-990 から取り出して、PC のカードリーダーに差し込む。
  2. Time Album を起動する。
  3. TimeAlbumのDeviceSettings「Device Settings」ボタンをクリックすると、設定画面が表示される。
    • Tracking modes……GPS データ記録時に保存する項目。通常は Standard mode で良い。より多くの項目を保存したい場合は Professional mode にする。
    • Over-speed tag……一定以上のスピードで移動した場合に警告音を出したい場合(高速道路でのスピード出し過ぎなど)は、ここにチェックを入れ、しきい値を入力する。km/h ではなく mil/h(時速○○マイル)であることに注意。
    • Spy mode timer……スパイトラッキングモード(超長時間稼働モード)での測定間隔を指定する(分単位)。10-100 と書いてあるので 10 分以上でないと設定できなそうだが、実際には、1 分以上で指定可能。
    • 設定を終えたら「OK」ボタンをクリックする。

  4. 設定ファイルを保存する。
    • 設定画面で「OK」ボタンをクリックする。
    • TimeAlbumの設定ファイル保存警告注意書きのダイアログが表示されるので「OK」ボタンをクリックする。
    • 設定ファイルの保存先を選ぶダイアログで、microSD カードのドライブを指定する。
    • TimeAlbumのSuccessメッセージが表示されるので「OK」ボタンをクリックする。
    • TimeAlbumのCONFIGtxtmicroSD に「CONFIG.txt」というファイル名で設定が保存される。
    • 通常モードの測定データの記録間隔(1 秒固定)や、動作音の On/Off は設定できない。
  5. microSD を V-990 に戻すと、次回測定時から、設定が反映される。

その他

microSD を V-990 本体から出し入れする際は、必ず電源を切ろう。電源を入れたまま出し入れすると、最悪壊れる可能性があるとのこと。

せっかく USB で PC と繋げられるのなら、USB マスストレージで microSD の中身を読み出せれば良いのに、と思うのだが、そうはなっていない。いちいち microSD を本体から出し入れするのは面倒くさい。

他に、V-990 の難点は、ストラップを通しづらいこと。普通、ストラップ穴は緩やかにカーブしていて、ストラップを押し込めば反対側の穴から出てくるが、V-990 はストラップ穴がカーブしていない。どころか、逆段差があってピンセット等でつまんで引っ張り出さないと無理。

逆に、利点としては、格安 GPS ロガーの GT-730FL-S よりも電波感度が高い(電波を拾いやすい)。まだあまり使っていないが、この違いは分かりやすい。




≪GPS 軌跡(実際の動作結果)の記事≫
※その他の記事については、一覧を参照。

V-990外観≪V-990 の主な仕様≫
  • サイズ:74(縦)×43(横)×9.9(高さ) [mm]
    (QUO カードより 1 周り小さい)
  • 重量:55g
  • 稼働時間
    • 通常モード:公称 22~24 時間
    • スパイトラッキングモード:公称 15~30 日
  • 記録間隔
    • 通常モード:1 秒(固定)
    • スパイトラッキングモード:1~100 分
  • 記録可能データ数:4GB microSD の場合 5,000 万件
    (1 秒に 1 回の記録で約 580 日分)
  • GPS チップ:MTK II(66 チャンネル)
※写真について:ストラップは付属品とは異なる。USB メモリと QUO カードは大きさ比較用。

≪更新履歴≫
  • 2012/10/09 主な仕様を記述。



SD/SDHC カード速度比較

手持ちの SD カードファミリーの、読み込み&書き込み速度を CrystalDiskMark で測定した結果の一覧。今回追加した分について、行を黄色くしてあり、各項目の最速値は緑色にしてある。

なお、SD カードファミリーではなく、USB メモリの速度比較はこちら

SD/SDHC カード型番Seq/RSeq/W4K/R4K/WCDMR/Wer
ADATA microSDHC Class4 (4GB)AUSDH4GCL4-RA120.48 (-)
5.291 (-)
3.6561.0463.0 x64USR-MLT/WH
Kingston microSDHC Class10 (16GB)SDC10/16GB19.28 (-)
16.74 (-)
2.6380.0193.0 x64USR-MLT/WH
Panasonic microSDHC Class 10 (8GB)RP-SM08GEJ1K23.27 (22)14.05 (12)4.4870.0493.0 x64MR3-A001WH
TOSHIBA/東芝 SD (2GB)SD-M02G19.01 (-)
10.85 (-)
3.0260.0273.0 x64USR-MLT/WH
Transcend microSDHC Class10 (8GB)TS8GUSDHC1019.85 (20)
20.03 (-)
2.7560.0123.0 x64USR-MLT/WH
Transcend microSD (2GB)TS2GUSD16.38 (-)7.185 (-)1.5380.0503.0 x64MR3-A001WH

  • R/Wer……テストに用いた SD/SDHC カードリーダーライター。
    • USR-MLT/WH……ミヨシ製。microSD/SDHC カードはアダプタ経由で測定。Kingston の SDC10/16GB のみ、アダプタ無しでも測定してみてアダプタ経由と比較してみたが、結果は変わらなかった。
    • MR3-A001WH……エレコム製。microSD/SDHC もアダプタ無しで測定。USB 3.0 対応。
  • Seq/R……シーケンシャルリード [MB/s]。括弧内は公称値。
  • Seq/W……シーケンシャルライト [MB/s]。括弧内は公称値。
  • 4K/R……ランダムリード 4KB [MB/s]。
  • 4K/W……ランダムライト 4KB [MB/s]。
  • CDM……CrystalDiskMark のバージョン。

測定サイズは 100MB×5。

リード系は、今回追加した Panasonic が勝っている。シーケンシャルライトは全体的に Class10 組が強い。

ちなみに、SDHC カードの Class 表記は、「書き込み」を行う際の MB/s 単位での速度。例えば、Class10 なら 10MB/s 以上の速度で書き込みできることを保証する。

なお、Panasonic RP-SM08GEJ1K は、速度以外の特徴として、防水、耐静電気、耐磁石、耐 X 線、乳幼児誤飲防止の苦み加工を謳っている。




TS2GUSDPanasonic_RP-SM08GEJ1K




GPS ロガー購入検討比較

今使っている GT-730FL-S よりも精度の高い GPS ロガーが欲しいなぁ、ということで、どんな製品があるか調べてみた。

【 Transystem 860E 】
  • 500 円玉 2 枚分くらい(?)の超小型 GPS ロガー。
  • 振動センサー付きで、静止時はスリープモードに移行。
  • 11 時間稼働、125,000 点記録。
  • データ吸い出しは GPS Photo Tagger。
  • チップセットは MTK II(MT3329)、66 チャンネル
使用レポートはこことかこことかにあるが、精度についてはよく分からない。


【 WBT-202 】
  • Bluetooth 付き。
  • 23 時間稼働、260,000 点記録(内蔵メモリ)、134,000,000 点記録(MicroSD 2GB)。
  • データ吸い出しは WBT Tool。
  • チップセットは u-blox 5、32 チャンネル。

使用レポートはこことかこことか。都会で精度が高いらしい。



【 V-990 】

  • 振動センサー付き、録音機能付き。
  • 22~24 時間稼働(トラッキングモード)、50,000,000 点記録(MicroSD 4GB)。
  • データ吸い出しは Time Album。
  • チップセットは MTK II (MT3329)、66 チャンネル

使用レポートはこことか。精度についてはよくわからない。



【 M-241 】

  • 乾電池式。
  • 12 時間稼働、130,000 点記録。
  • データ吸い出しは ezTour。
  • チップセットは MTK、32 チャンネル。

使用レポートはこことか。





京王八王子駅バスターミナルで WiMAX

WiMAX エリアレポート。

調査場所

京王八王子駅バスターミナル京王線京王八王子駅のバスターミナル、4 番乗り場

半屋内となっているバスターミナルで、一番奥に位置する乗り場です。アンテナ 5 本と電波状況は良好。

このバスターミナル、少し前に、電光掲示板によるリアルタイムバス運行状況が表示されるようになり、便利になりました。

測定速度

10Mbps 以上(下り 13.4Mbps、上り 2.01Mbps)

WiMAX にしてよかった!ここがすごい!と思うこと

いつでもどこでも、すぐにインターネットが使えるのが WiMAX の良いところです。

バスターミナルでの待ち時間にベンチに座りながらネットが使えるだけではなく、バス乗車中、八王子インターチェンジ付近のバス停(左入)まで移動している間、ほぼずっとネットが使えました。

利用しているノートパソコンが Let's note J10(WiMAX 内蔵)であることも、利便性向上につながっています。パソコンの電源を入れるだけですぐにネットに繋がり、起動時間はわずか 15 秒、スリープなら一瞬で復帰します。バッテリーもカタログスペックで 12 時間とかなりの容量があり、ずっとネットをしていても安心です。

USB メモリ速度比較

前回の結果に、USB 3.0 メモリ(バッファロー RUF3-C8G-GR)を追加。USB 3.0 ポートと USB 2.0 ポートの両方に接続して測定。測定条件は 100MB×5。

なお、USB メモリではなく、SD/SDHC カードの速度比較はこちら

USB メモリ発売時期USBSeq/RSeq/W4K/R4K/WCDM
イメーション Swivel Pro Flash Drive (1GB)2005/12?2.010.635.4373.9420.0212.2
エレコム MF-NU204GWH (4GB)2007/112.018.1612.885.0420.0182.2
グリーンハウス PicoDrive DUAL X GH-UFD8GDX (8GB)2009/122.031.87213.1654.7680.5273.0
京王電鉄 9000 系 USB フラッシュメモリー (1GB)2009/042.012.662.0933.6720.0252.2
SanDisk cruzer colors+ SDCZ23-008G (8GB)2008/08?2.025.909.2614.5140.0142.2
Transcend JetFlash V30 TS2GJFV30 (2GB)2006/05?2.019.6125.0433.8330.0193.0
バッファロー RUF-C256M/U2 (256MB)2003/08?2.07.8676.9063.4360.2002.2
バッファロー RUF-C1G/U2 (1GB)2003/08?2.018.4712.835.0450.1822.2
バッファロー RUF2-K2GE-WH (2GB)2009/062.020.0910.274.1610.0192.2
バッファロー RUF3-C8G-GR (8GB)2011/093.091.3815.348.9670.1883.0
2.034.5814.245.9320.1553.0

【凡例】
  • USB……USB 2.0 接続 or USB 3.0 接続
  • Seq/R……シーケンシャルリード速度 [MB/s]
  • Seq/W……シーケンシャルライト速度 [MB/s]
  • 4K/R……4KB ランダムリード速度 [MB/s]
  • 4K/W……4KB ランダムライト速度 [MB/s]
  • CDM……CrystalDiskMark のバージョン

やはり USB 3.0 は速い。


バッファロー RUF3-C8G-GR の結果写真。
RUF3-C8G-GR (USB 3.0)RUF3-C8G-GR (USB 2.0)



GPS ロガーと Portmon for Windows

GPS ロガー(GT-730FL-S)のデータを自力で取ってこれたら面白いかも、と思ったのだが、どういうコマンドを出せば良いのかが分からない。

GT-730FL-S のデータシート PDF を見ると、「See Binary Message Protocol User’s Guide for detailed descriptions」と書いてあって、それを見ればプロトコルが分かりそうなのだが、User's Guide を見つけることができなかった。

仕方がないのでデータの流れをモニターしてみようかと思ったら、ツールを動かすまでにすでに一苦労。最終的には動いたが……。

COM ポート(シリアルポート)に流れるデータをモニター(キャプチャー/スニファ/スパイ)する Portmon for Windows というツールを Microsoft が配布している(フリーのツール)。

Portmon_AfterLaunch現時点での Portmon のバージョンは 3.03。起動すると、管理者権限を要求された後にウィンドウが開く。

Microsoft のサイトには、「実行すると、すぐに Portmon でデバッグの出力のキャプチャが開始されます」と書いてあるが、起動しても、タイトルバーに「Not Connected」と表示されてキャプチャされる気配が無い。「Capture Events」メニューもグレーアウトされているし、ポートも選択できない。

Windows 7/64 bit に対応していないのかもしれない(少なくとも旧バージョンは対応していない)と思って、VMWare の Windows XP で動かしてみたけど、結果は同じ。

他のサイトの説明だと、まず「Computer」メニューでローカルマシンに接続する必要があると書いてあるのだが、そもそも Computer メニューが無い。バージョンアップして無くなったのだろう。しかししそれでは、一体どうやってローカルマシンに接続するのか……。

というわけで、Ver 3.03 の使い方をご存じの方は教えて下さい……。

Ver 3.03 は諦め、ここに置いてあった Ver 3.02 を動かしてみた。

今度はちゃんと「Computer」メニューがあるが、Windows 7/64bit だと、「Connect Local」しようとすると「Error 6」と表示されて接続できない。

そこで、VMWare の Windows XP 上で Portmon を使うことにする。

  1. VMWare の仮想マシンメニューの取り外し可能デバイスで、「Prolific usb-serial controller d」を接続する→仮想マシンで USB ブリッジ COM ポートが使えるようになる
  2. デバイスマネージャーで USB ブリッジ COM ポート(Prolific USB-to-Serial Comm Port)の通信速度を 38400 にする
  3. Portmon 3.02 を起動する。
  4. [Capture→Ports→(Prolific ポート)]で USB ブリッジ COM ポートのチェックを入れてキャプチャ対象にする
  5. [Capture→Capture Events]でキャプチャを開始する
  6. GT-730FL-S の電源を入れて、物理マシンの USB ポートに挿す
  7. GPS Photo Tagger で GT-730FL-S にアクセスすると、Portmon に通信内容が溜まっていく
Portmon_XPようやく準備ができた……。

ちなみに、XP には PL-2303 ドライバは入れなくても大丈夫なのではないかと思う(試行錯誤の中で入れてしまったが)。



SD カード速度比較

※更新しました。こちらをご覧ください。

手持ちの SD カードファミリーの、読み込み&書き込み速度を CrystalDiskMark で測定してみた。

SD カード型番Seq/RSeq/W4K/R4K/WCDM
ADATA microSD Class4 (4GB)AUSDH4GCL4-RA120.48 (-)
5.291 (-)
3.6561.0463.0 x64
Kingston microSD Class10 (16GB)SDC10/16GB19.28 (-)
16.74 (-)
2.6380.0193.0 x64
東芝 SD (2GB)SD-M02G19.0110.853.0260.0273.0 x64
Transcend microSD Class10 (8GB)TS8GUSDHC1019.85 (20)
20.03 (-)
2.7560.0123.0 x64

  • Seq/R……シーケンシャルリード [MB/s]。括弧内は公称値。
  • Seq/W……シーケンシャルライト [MB/s]。括弧内は公称値。
  • 4K/R……ランダムリード 4KB [MB/s]。
  • 4K/W……ランダムライト 4KB [MB/s]。
  • CDM……CrystalDiskMark のバージョン。

測定サイズは 100MB。測定はミヨシ製カードリーダーライター USR-MLT/WH にて、アダプタ経由で実施。Kingston の SDC10/16GB のみ、アダプタ無しでも測定してみてアダプタ経由と比較してみたが、結果は変わらなかった。

シーケンシャル読み込みはどれもほとんど変わらないが、シーケンシャルライトは Class10 組が勝っている。

ちなみに、SDHC カードの Class 表記は、「書き込み」を行う際の MB/s 単位での速度。例えば、Class10 なら 10MB/s 以上の速度で書き込みできることを保証する。

※USB メモリの速度比較はこちら

WiMAX 内蔵パソコンとルーターで速度比較

WiMAX 通信機能を内蔵している「WiMAX パソコン」(最近は「すぐネット PC」とも呼んでいるようだ)と、ルーター(WiMAX Speed Wi-Fi)とでは、どちらが高速に WiMAX 通信ができるのか、比較してみた。

★ 使用機器

  • WiMAX パソコン:Panasonic Let's note J10(2011 年春モデル:CF-J10QYBHR)
  • モバイル WiMAX ルーター:NEC アクセステクニカ AtermWM3600R(PA-WM3600R)

WiMAX の通信速度は下り最大 40Mbps、上り最大 15.4Mbps だが、WiMAX パソコンの場合は下り最大 28Mbps、上り最大 8Mbps までしか対応していない。また、WiMAX パソコンのチップは 2 種類あるが、Let's note は TAS 機能無しなので、仕様上、上りの速度が出にくい。


モバイルルーターの WM3600R は、WiMAX ハイパワーに対応しており、電波が微弱な環境でも通信を行いやすい。下り速度は最大 40Mbps(仕様上記載が無いが商品説明において記載あり)で、上り速度は仕様上明示されていないものの、前機種の WM3500R が上り高速化対応なので、当然後継の WM3600R も 15.4Mbps 対応と考えて良いだろう。ただし、ルーターとパソコン間の通信を Wi-Fi(無線 LAN)で行う場合は、WiMAX←→Wi-Fi の変換がどのくらい速度に影響するのかは気になるところだ。


WM3600R で WiMAX 通信を行う場合、速度測定は WiMAX を無効にした Let's note で行っている。従って、WiMAX 通信以外の環境は Let's note で揃えられており、純粋に WiMAX パソコンとモバイルルーターの WiMAX 速度比較を行える環境と考えられる。


★ 測定結果

測定場所Let's noteWM3600R(USB 接続)WM3600R(Wi-Fi 接続)
下り速度上り速度下り速度上り速度下り速度上り速度
川崎市内 屋内20.6 Mbps2.91 Mbps17.8 Mbps2.84 Mbps12.3 Mbps2.36 Mbps
京王線 高幡不動駅
18.2 Mbps2.84 Mbps16.7 Mbps3.41 Mbps-
-
JR 中央線 立川駅
15.7 Mbps4.19 Mbps17.1 Mbps3.62 Mbps--
JR 南武線 谷保駅14.1 Mbps2.77 Mbps12.4 Mbps2.48 Mbps11.2 Mbps3.14 Mbps
府中市内 屋内
8.46 Mbps1.95 Mbps7.92 Mbps1.29 Mbps8.08 Mbps1.15 Mbps
立川ルミネ 9F
2.46 Mbps0.22 Mbps1.01 Mbps0.19 Mbps-
-

Let's note にインストールしてある WiMAX ソフトウェアのバージョンは 6.5。

WM3600R は、パソコンと USB で接続することもできるし、Wi-Fi(無線 LAN)で接続することもできるので、(時間の都合上すべてではないが)極力両方を測定するようにした。

測定は、安定して測定を行えるブロードバンドスピードテストで行っている。時間のある時は部分的に他のサイトでも測定しているが、異常値を除けば傾向はおおむね同じだった。

★ 考察

まず、WM3600R の USB 接続と Wi-Fi 接続を比べてみる。

有線である USB 接続の方がスピードが出るものだと考えていたが、思ったほど差は無い。川崎では結構な差があるが、他は誤差の範囲内だ。

とはいえ、Wi-Fi は無線なので不安定な面もあり、パソコンとルーターが近すぎると速度が出ないことがあった。ルーターを胸ポケット(低温火傷注意)に入れた時の方がスピードが出た。

しかし、利便性は Wi-Fi の方が高いので、通常は Wi-Fi で運用する方が良いのではないかと思う。

そして今回の本題である WiMAX パソコンとルーターの比較であるが、意外なことに、(WiMAX 的な意味で)カタログスペックの低い WiMAX パソコンの方がスピードが出ている。下り速度は全体的に、1 割程度、WiMAX パソコンの方が速い。電波の弱いルミネなら、WiMAX ハイパワー対応のルーターが勝つかと思ったが、そんなことはなかった。

Let's note のホームページを見ると、自社開発の高感度アンテナを 2 つ自動切り替えして電波を受信するとある。2 本のアンテナで同時に電波を受信する MIMO 技術とどのように併存しているのかは分からないが、長年モバイルノートパソコンを作ってきたノウハウによって、最大数値では測れないところで性能を高めているのかもしれない。最新技術を導入したルーターを超える性能を持つとは驚きだ。

このように WiMAX パソコン優位な結果がでると、「大手メーカーではない安価な WiMAX パソコンだとどうなるか?」は気になる。

★ TCP Monitor Plus

ファイルダウンロード時の速度を TCP Monitor Plus で見てみると、また面白い結果になった。測定場所は府中市内の屋内。ブロードバンドスピードテストでは Let's note と WM3600R でほとんど違いが無かったが、TCP Monitor Plus で継続して測定すると違いが出てきた。

TCPMonExcel10 秒ごとの平均ダウンロード速度(KB/s)をグラフにしたのが右。ほとんどの時点で、WM3600R の方がスピードが出ている。全期間の平均を取ると、Let's note が 1,239 KB/s、WM3600R が 1,311 KB/s となり、5% 程度 WM3600R の方が速い結果となった。3 分ほど継続して測定した上での 5% 差なので、誤差ではなく、WM3600R が速いと言って良いのではないだろうか。

ブロードバンドスピードテストでの測定だと WiMAX パソコンが速いことが多く、TCP Monitor Plus だとルーターの方が速い結果となり、一概にどちらが良いのか分からなくなってきたが、電波強度・状況に応じて得意不得意があるのかもしれない。

TCPMon6250TCP Monitor Plus の画面でリアルタイムの受信速度を見てみるとまた面白い。

Let's note の受信速度は非常に安定している。もちろんずっと平らなわけではなく、10 秒単位では少しずつ上下するが、瞬間瞬間だとあまり変動しない。

TCPMonWM3600R一方で、WM3600R は速度が上下している。

無線通信である WiMAX の受信速度の推移なので、どちらかといえば WM3600R の動きが通常で、Let's note の安定度がすごすぎると言える。

最新のルーターに匹敵する速度と言い、安定した通信と言い、Let's note の完成度は高いと感じた。

★ 測定結果の登録

今回測定した結果のうち、駅での測定結果のいくつかは、WiMAX 鉄道スピードテストに登録してある。

皆様も是非、ご登録お願いします。

★ 関連記事



ロジクール H800:Bluetooth と USB 接続の違い

Logicool のワイヤレスヘッドセット H800 は、Bluetooth と独自 USB の 2 種類の方法で PC(や他の機器)と接続できる。接続方法によって使用感に違いが出るのか、確認してみた。PC は Windows 7 64bit。

その前に H800 の仕様の確認だが、Bluetooth は
  • Bluetooth 2.1(EDR 無し)→速度は最大 723.2Kbps での通信
  • Class 2→距離は最大 10m まで通信
  • A2DP & HFP プロファイル→ステレオ音声再生とマイク入力サポート
となっている。一方で USB は USB 2.0 ポートにレシーバーを差し込むが、USB レシーバーとヘッドセットの無線通信方法は独自で、詳細は不明だが、ステレオ音声再生とマイク入力をサポートしているのは間違いない。

H800 の耳元にあるスイッチで Bluetooth と USB を切り替えるのだが、切り替えた直後、Bluetooth は必ず 2 回、音が一瞬途切れる。USB の場合はそのようなことは起こらない。

音質については、どちらの通信方法でも、音声を聞く分には申し分のない音質。

また、音楽鑑賞用途にも耐える音質となっている。USB 接続の音質はファーストインプレッションでも書いたが、音がちょっとごちゃっとなってクリア感が失われるのと、音が軽いというのはあるものの、なかなかのものだ。

Bluetooth 接続だと、USB 接続よりも少し音質が落ちる印象。特に高音は、USB 接続よりもさらにクリア感が失われ、伸びしろが少ないような気がする。いきものがかりの「茜色の約束」を聴いてみたところ、出だしのハイハットの印象が違った。Bluetooth でどの圧縮方法(SubBand/MPEG-1/AAC/ATRAC)を使っているのかは不明だが、USB の方がより良い圧縮方法を使っているか、もしくは無圧縮なのかもしれない。とはいえ、「気のせいではないか?」と問われれば、そうかもしれないと思う程度の違いでしかないが。

その他、遅延については、USB の方が遅延が少ないらしい。自分はゲームをあまりやらないので確認していないが、ネット上での評判がそうなっている。

総じて、Bluetooth 接続よりも、USB 接続の方が良好と言える。

なので、普段使っているデスクトップマシンの USB ポートに H800 のレシーバーを挿しっぱなしにしている。

USB レシーバーを挿したり抜いたりするのは面倒なので、持ち歩き用のノート PC で H800 を使いたい場合は、Bluetooth で使おうと思っている。

PC 2 台持ちやウォークマン等の Bluetooth 対応機で使いたいというニーズがなければ、USB 接続のみの安価な H600 でも事足りるのかもしれない。

もっとワイヤレスオーディオが進化して欲しい

ロジクールのワイヤレスヘッドセット H800 を買ったのを機に、オーディオデータをワイヤレスで飛ばす際の規格について調べてみた。ちなみに、H800 は、Bluetooth と独自 USB の 2 つを切り替えてパソコンと接続できる。

ワイヤレスオーディオで標準的なのは H800 もサポートしている Bluetooth。H800 は Bluetooth の詳細が不明だが、一般的には、Bluetooth Ver 2.x+EDR / A2DP で通信するのが多いのではないか。

Bluetooh で通信する際の欠点は、音質が悪くなることと、遅延が発生すること。Bluetooth で音声をやりとりするためのプロファイルである A2DP (Advanced Audio Distribution Profile) には、無圧縮で音声を伝達する方法が定められていない。最高でも AAC 圧縮の音質に下がってしまう。また、一般的に 0.2 秒程度の遅延が発生するとのことで、普通に音楽を聴く分には問題ないものの、ゲーム用途では使えない。

音声を圧縮するのは、単純に速度が足りないからと思われる。無圧縮の音声データは一般的に 1411.2Kbps。一方で、Bluetooth Ver 2.x+EDR の最高速は、下り速度に特化した場合でも 2178.1Kbps。無線の場合、電波状況が良好でも理論値通りの速度は出ないし、ましてや電波が不安定だったりすると、とても 1411.2Kbps の通信はできないだろう。

Bluetooth も Ver 3.x+HS になれば 24Mbps の速度となり、無圧縮の音声データを送るのに十分な速度となる。しかし、A2DP プロファイルが無圧縮をサポートしない現状では速度だけ上がってもダメだし、また、Ver 3 は Windows 7 の標準サポート外という問題もある。Bluetooth で無圧縮をサポートする計画があるのか分からないが、仮に計画があったとしても道のりは長そうだ。

では USB はどうか。

USB には USB オーディオという規格があり、有線 USB では普及している。USB 2.0 は 480Mbps と高速で、無圧縮で音声データを送ることができ、遅延も問題にならない。

USB の場合の問題は無線。Wireless USB という標準規格があり、有線 USB をすべて無線に置き換えることができるのだが、残念ながら普及していない。パソコン側にも Wireless USB は搭載されていないし、ヘッドフォン・ヘッドセットも Wireless USB 対応というのは見たことが無い。

というわけで結局、ロジクールのように USB ポートを用いた独自無線通信をすることになってしまうのだろう。

標準規格の方が何かと便利なので、Wireless USB には普及してもらいたいところだが……。

東海道本線の WiMAX 速度を地図で視覚化

東京~神戸を結ぶ JR の遠距離路線、東海道本線でどのくらい WiMAX が使えるかの測定結果をビジュアル化。

測定条件などが異なるので一概には言えないが、西高東低の傾向有り。

詳しくは、WiMAX 鉄道スピードテストのビジュアルマップを参照。

中間の熱海~名古屋~大阪の登録がまだ無いので、是非、ご登録をお願いします。

持ち歩き用タブレット&モバイルノート比較

外でネットしたり動画見たりするのは、スマホが大人気だけど、スマホは画面が小さいし、携帯としてみるとデカイしで、中途半端な感じがしてあんまり好きじゃない。

ある程度画面が大きくて、けれども鞄になんとか入る程度となると、タブレットか、小型のモバイルノーパソになる。半年ほど前に Let's note を買ったけど、今は少し選択肢が増えてきたので、いくつか比較してみる。

ネットブックは快適性に難があるので検討対象外。Ultrabook には期待しているが、今のところサイズが大きすぎ。

バッテリー駆動時間は、本当は 1 日中外出しても大丈夫な実働 8 時間(カタログスペックで 16 時間)以上がいいのだけど、今はそういうのが無い。

  • タブレット端末
    • Apple iPad 2 MC980J/A:タブレットと言えばこれ。もはや説明の必要無し。iPad 3 はまだか?
    • ASUS Eee Pad Transformer TF101:モバイルキーボードドックで入力性とバッテリー駆動時間アップ。
    • シャープ GALAPAGOS EB-A71GJ-B:タブレット初(?)の WiMAX 内蔵でネットが使いやすい。12/9 発売なので続報待ち。
    • 東芝 REGZA Tablet AT3S0/35D:TV で培ったノウハウを基に、モバイルでの音と映像の視聴しやすさを向上。
    • MSI WindPad 110W-017JP:オーソドックスな Windows 7 タブレット。価格.com 満足度 1 位だが情報は少なめ?
  • モバイルノート PC
    • Panasonic Let's note J10 CF-J10UYBHR:約 10 秒の高速起動と高性能、携帯性のすべてに欲張ったトップレベルモバイルノート。
  • デカいけど気になるノート PC
    • 東芝 dynabook R731/38DB:DVD ドライブ搭載機としてはかなりコンパクト&軽量で、サイズ以外は申し分なし。(316x227 mm)
    • 富士通 LIFEBOOK SH76/E:13.3 型 DVD 搭載機で最薄を実現。これまでの LIFEBOOK のイメージを一新したチャレンジモデル。(316x223 mm)
    • ASUS ZENBOOK UX21E:MacBook Air に似た外観を持つ洗練された Ultrabook。(299x197 mm)
    • Apple MacBook Air 1600/11.6 MC969J/A:最先端インターフェース Thunderbolt の利便性が気になる。(300x192 mm)

iPad 2Eee PadGALAPAGOSREGZAWindPadLet's note
画面9.7 インチ
1024x768 px
10.1 インチ
1280x800 px
7 インチ
1024x600 px
7 インチ10 インチ
1280x800 px
10.1 インチ W
1366x768 px
寸法241x186 mm271x185 mm195x122 mm189x128 mm271x183 mm259x185 mm
重量601g1300g396g379g850g1205g
回線Wi-Fi
bluetooth
Wi-Fi
bluetooth
WiMAX
Wi-Fi
bluetooth
Wi-Fi
bluetooth
Wi-Fi
bluetooth
WiMAX
Wi-Fi
有線
駆動10 時間16 時間7.5 時間6 時間6 時間12.5 時間
OSiOS 5Android 3.0Android 3.2Android 3.2Windows 7 (x64)
Home Premium
Windows 7 (x64)
Home Premium
実売60,800 円52,800 円44,800 円47,700 円59,800 円159,800 円

実売価格は主にヨドバシドットコムでの価格。

サイズの視覚的な比較は SosialCompare で。機種名が並んでいる右側の「Stacked」にチェックを入れると、写真を重ねることができる。機種名をマウスオーバーするとその機種が前面に出てくる。

SizeComp_Ipad2SizeComp_TF101SizeComp_EB-A71GJ-BSizeComp_REGZATabletSizeComp_WindPadSizeComp_CF-J10UYBHRSizeComp_dynabook-R731-38DB_316x227SizeComp_B5Sheet

山手線・総武線における WiMAX 速度を地図上で視覚化

VisualMapYamanoteMini WiMAX 鉄道スピードテスト(WiMAX レール)に寄せられたデータ活用の一環として、駅や駅間の速度を地図上にプロットし、視覚化してみた。

低速エリアは赤で、早くなるにつれて、黄色、緑という色分けにしてある。

元のサイズの画像や解説など、詳しくは WiMAX レールのビジュアルマップをご覧ください。

スピードテストマニアックス~測定サイト比較

ブロードバンド回線の実効速度を測定してくれるスピードテストサイトはたくさんあり、どれを使えば良いのだろう? と思ったので、各種サイトの測定結果や使い勝手を比べてみた。


★ 測定結果:固定回線(光)

サイト名下り速度上り速度所要時間再測定手順
ブロードバンドスピードテスト
(bspeedtest.jp)
75.3 Mbps48.1 Mbps14 秒再度「測定開始」をクリック
77.8 Mbps51.9 Mbps15 秒
76.5 Mbps49.8 Mbps14 秒
速度測定スピードテスト
(speedtest.jp)
8.123 Mbps(機能無し)16 秒ブラウザの戻るボタンで再測定開始
8.201 Mbps17 秒
6.76 Mbps17 秒
価格.com
(ブロードバンドスピードテスト)
76.4 Mbps73.6 Mbps50 秒ブラウザの戻るボタンで再測定開始
81.3 Mbps89.9 Mbps32 秒
74.2 Mbps89.9 Mbps1 分 9 秒
BNR スピードテスト
(musen-lan.com)
40.07 Mbps(未測定)36 秒再度「測定開始」をクリック
0 Mbps43 秒
0 Mbps44 秒
Radish Network Speed Testing
(studio-radish.com)
75.65 Mbps40.99 Mbps1 分 6 秒ブラウザの戻るボタン+再度「測定開始」クリック
58.47 Mbps27.64 Mbps1 分 30 秒
79.32 Mbps36.24 Mbps1 分 37 秒
RBB TODAY
(スピードテスト)
79.66 Mbps63.77 Mbps15 秒ブラウザの戻るボタン+再度「計測開始」クリック
78.26 Mbps42.02 Mbps14 秒
80.97 Mbps81.87 Mbps16 秒
Speedtest.net
(東京サーバー)
88.72 Mbps48.38 Mbps28 秒再度「TRY AGAIN」をクリック
75.06 Mbps45.37 Mbps28 秒
88.08 Mbps43.40 Mbps28 秒
Speedtest.net
(名古屋サーバー)
80.00 Mbps19.69 Mbps25 秒再度「TRY AGAIN」をクリック
77.35 Mbps19.38 Mbps26 秒
78.01 Mbps19.78 Mbps25 秒

★ 測定結果:モバイル回線(WiMAX)

サイト名下り速度上り速度所要時間再測定手順
ブロードバンドスピードテスト
(bspeedtest.jp)
4.78 Mbps6.14 Mbps33 秒再度「測定開始」をクリック
5.33 Mbps3.85 Mbps
6.00 Mbps3.53 Mbps
速度測定スピードテスト
(speedtest.jp)
6.152 Mbps(機能無し)12 秒ブラウザの戻るボタンで再測定開始
3.196 Mbps
5.078 Mbps
価格.com
(ブロードバンドスピードテスト)
5.0 Mbps1.9 Mbps53 秒ブラウザの戻るボタンで再測定開始
4.9 Mbps1.2 Mbps
5.6 Mbps1.1 Mbps
BNR スピードテスト
(musen-lan.com)
8.56 Mbps(未測定)41 秒再度「測定開始」をクリック
8.49 Mbps
17.77 Mbps
Radish Network Speed Testing
(studio-radish.com)
5.845 Mbps3.178 Mbps1 分 10 秒ブラウザの戻るボタン+再度「測定開始」クリック
5.505 Mbps3.476 Mbps
5.103 Mbps2.940 Mbps
Speedtest.net
(東京サーバー)
10.35 Mbps3.77 Mbps49 秒再度「TRY AGAIN」をクリック
0.55 Mbps3.66 Mbps
5.16 Mbps4.05 Mbps
Speedtest.net
(名古屋サーバー)
8.67 Mbps3.80 Mbps24 秒再度「TRY AGAIN」をクリック
7.69 Mbps3.37 Mbps
7.88 Mbps3.89 Mbps

★ 前提条件

固定回線の速度測定は、自宅の光回線で行った。au のギガ得プラン。回線速度の理論値が 1Gbps で、LAN も GbE なのだが、回線終端装置が 100Mbps までしか処理できないので、回線の理論上の最高速度は 100Mbps となる。

TCPMonHikari実際の速度だが、ブラウザで巨大ファイルのダウンロードをしている際に TCP Monitor Plus で転送量を見てみると、90Mbps となっている。TCP Monitor Plus は 50ms ごとに転送量をグラフ化してくれるツールで、普通はグラフが山あり谷ありになるのだが、さすが光回線、驚きの安定度を見せている。こんなにも平坦になるのか。

TCPMonSampleちなみに、普通の Web ブラウジングだとデータを取得したりやめたりしてるので、グラフは右のようになる。これを見ると、上のグラフがいかに安定しているかが実感できるのでは。

モバイル回線は WiMAX で、JR 南武線の谷保駅で測定した。モバイル回線は速度が不安定だが、ブラウザで巨大ファイルのダウンロードをしている際は、およそ 5~6 Mbps 前後をうろうろしていた。

モバイル回線の測定時、測定所用時間を測定していなかったので、所要時間のみ後で計り直している。

速度計測は、1 つのサイトで集中して 3 回行うのでは無く、ブロードバンドスピードテスト→速度測定→……のように順繰りに測定する、というのを 3 回繰り返している。

スピードテストサイトの設定についてだが、Radish は東京サーバー、精度高、圧縮効率低を用いている。

RBB TODAY は郵便番号の入力が必須だったが、モバイル回線の場合は測定場所の郵便番号が分からなかったので測定していない。しかし考えてみれば、どこの郵便番号を入力するという指定はなかったので、とくにこだわらずに入力すればよかったのかもしれない。

USENUSEN のスピードテストは、何度試してもエラーになってしまったので、測定していない。goo スピードテストはサービスを終了している。

なお、上り速度については、見本となる速度が無いので考察対象外とし、下り速度のみ考察する。

★ 考察

bspeed【ブロードバンドスピードテスト】

固定回線について、下り 76Mbps 前後の安定した測定結果を返してきている。TCP Monitor Plus の 90Mbps と比べると少し少ないが、安定しているのは安心できる(TCP Monitor Plus の数値は恐らく訂正符号等込みなので、実効速度はそれより少ないとは想定される)。測定に要する時間が短いのも嬉しい。全サイト中最速の 14 秒で測定を終えている。

モバイル回線についても、妥当な速度と、(最速とはいかないまでも)高速な測定時間を実現している。速度が多少ばらついているのは、そもそも回線自体の速度にムラがあるからで、値自体は妥当なところと言える。

再測定がボタン 1 つと簡単なのも良い。モバイル回線の測定で移動しながら測定を繰り返す際に便利だ。

欠点は、アダルトな広告が出ることで、人がそばに居るとちょっと恥ずかしい。

速度測定【速度測定スピードテスト】

光回線の結果が明らかにおかしい。単位が表記されていないので Mbps ではなく MB/s なのかとも思ったが、アンケートページに遷移すると Mbps と表記されていたので、やはり 3~6Mbps という測定結果のようだ。

6Mbps で「宇宙船級」というコメントが出てくることから、だいぶ昔の回線測定向けなのだろう。残念ながら現代では使えない。

3Mbps で頭打ちになることもあるので、モバイル回線の測定にも使えない。測定時間は短いので、1Mbps 以下の回線向けとしてならよいかもしれない。

Kakaku【価格.com】

固定回線について、77Mbps 前後の安定した結果を返してきている。

しかし、測定に時間がかかるのが欠点。待ち人数が多い場合は 1 分以上かかっている。

モバイル回線についても同様。速度は安定しているが、時間がかかる。

BNR【BNR スピードテスト】

固定回線は 3 回中 2 回測定に失敗しており、また、成功した時も 40Mbps と、実態と違う結果になっている。光の速度には対応していないのかもしれない。

モバイル回線については、光回線ほど変な結果ではないものの、18Mbps の結果を返すことが 1 度あり、ややばらつきのある結果と言えるだろう。

Radish【Radish Network Speed Testing】

固定回線について、1 度 58Mbps と診断しており、やや精度に難がある。また、所要時間はダントツで遅い。

モバイル回線は、相変わらず所要時間が遅いものの、測定結果はとても安定しており、かつ、速度も妥当。

個人的には、Radish というサイト名の響きが好きだ。

RBB【RBB TODAY】

固定回線について、速度が安定しており、かつ、測定時間も短い。全サイトの中で、最も良い結果と言えるかもしれない。

モバイルを測定していたらどうなったか、気になるところだ。

欠点は、郵便番号必須なのをはじめ、測定までの入力項目が多いこと。

SpeedtestNet2【Speedtest.net】

固定回線について、東京サーバーが、全サイトの中で 90Mbps に一番近い 88Mbps をたたき出している。名古屋サーバーも良好な結果。また、測定時間も比較的短い。

ところが、モバイル回線となると、東京サーバーは一転して悪い結果に。0.6~10Mbps というとてつもないばらつきを見せている。測定時間も少し長くなっている。

一方、名古屋サーバーはモバイル回線でも安定した結果を出している。測定時間も短い。ただ、実態よりも少し速めの速度になっているかもしれない。

再測定は、ボタンクリックだけで簡単。

Speedtest.net には、表には出てこない便利な機能がいくつかある。

1390278242まず 1 つが測定結果の共有機能。結果画面で URL を共有するボタンをクリックすると、結果画像の URL が発行される。その URL にアクセスすれば、いつでも結果を見ることができる。測定結果の文字列を選択してコピーする他のサイトよりもスマートだし、生成される結果画像の見た目もカッコイイ。

上下速度に加えて、PING(ネットワーク遅延)も測定できるのも特徴。光回線は 10ms 以下の遅延だが、モバイルだと場合によっては 100ms 以上のこともあり、光回線の優位性は速度だけではないことがわかる。

スマートフォン(スマホ)や iPod 向けに、Speedtest.net のアプリも公開されている。

★ まとめ

測定速度の安定性&妥当性から見ると、
  1. RBB
  2. 価格.com
  3. ブロードバンドスピードテスト
  4. Speedtest.net(ただし名古屋サーバーに限る)
の 4 つがオススメと言える。

一方、所要時間、再測定、その他の使い勝手から見ると、
  1. Speedtest.net
  2. ブロードバンドスピードテスト
  3. RBB
の順にオススメとなる。

RBB のモバイル回線適応度が分からないので何とも言えない部分もあるが、総合的には、Speedtest.net(ただし名古屋サーバーに限る)とブロードバンドスピードテストが良いのではないだろうか。

鉄道(駅や駅間)での WiMAX 速度測定結果を共有する WiMAX 鉄道スピードテストでは、Speedtest.net を推奨測定サイトとしているが、名古屋サーバーに限定する措置を取ろう……。


京王相模原線の全駅&全駅間で WiMAX の速度を測定

下り最大 40Mbps のワイヤレスブロードバンド網「WiMAX」の実効速度を、京王相模原線(調布~橋本)の全駅&全駅間で測定した。

測定機器は WiMAX 内蔵パソコンである Let's note J10、測定サイトは Speedtest.net

結果の詳細はすべて「WiMAX 鉄道スピードテスト」(WiMAX レール)の京王相模原線ページに登録してあるので、そちらを参照しながら以下をご覧ください(駅名をクリックすると詳細な測定情報が見られます)。

全 27 件のスピード測定結果を総合すると、
WiMAXSpeedtest_KeioSagami
のようになり、下り速度の平均は 6.88Mbps(8/4 現在の登録結果平均、接続路線含む)。

以前に測定した山手線(5.39Mbps)と比べると平均で約 1.5Mbps も速く、なかなかの路線と言える。しかし、山手線の時に定めた期待値(12Mbps)と比べると、まだ半分ちょっとなので、引き続き速度向上に期待したい。

特筆すべきはなんと言っても、京王多摩センター駅~京王堀之内駅間の 26.49Mbps だろう。移動中という不安定な条件の中で、WiMAX パソコンの上限速度(28Mbps)に肉薄する速度を叩きだしたのは驚異だ。さすがに、京王堀之内駅直前にあるトンネルでは接続が一瞬切れたが、その他ではアンテナ 5 本中 5 本をキープしていた。

他にも、京王稲田堤駅~京王よみうりランド駅の 13.92Mbps、稲城駅~若葉台駅の 8.94Mbps など、高速な駅間が散見される。

また、京王永山駅~若葉台駅も 7.95Mbps となかなか速いが、速さよりも驚きなのは、永山付近のトンネルでネットができたこと。アンテナ 0 本と電波状況は悪いながらも、テキスト主体のホームページは閲覧可能だった。

一方で、駅で高速なのは、多摩境駅の 11.08Mbps と京王永山駅の 10.77Mbps。いずれも 10Mbps オーバー。また、乗換駅の調布と京王多摩センターで 8Mbps 程度を出しているのも利便性が高いと言える。

逆に残念なのは、橋本駅の 2.78Mbps。JR 線との乗換駅で、乗降客数も調布に次いで多い駅(1 日約 9 万人)なので、快適にネットができるようになるようにして欲しい。

以上、現在の登録結果の雑感。ただし、ばらつきの多い無線環境の速度測定において、1 駅あたりほぼ 1 件という測定結果の数は決して十分ではない。WiMAX ユーザーの方は、WiMAX 鉄道スピードテストに追加登録をお願いします。

WiMAX 6150 / 6250 チップの違いについて(再)

前回の記事に貴重なコメントをいただいたので、それも含め、改めて整理してみる。

WiMAX 内蔵 PC(WiMAX パソコン)で使われているチップセットは主に、「Intel Centrino Wireless-N + WiMAX 6150」「Intel Centrino Advanced-N + WiMAX 6250」の 2 種類。

6250 が先に登場した上位製品、6150 が後から発売された廉価版。いずれも、WiMAX と Wi-Fi(無線 LAN)の機能を併せ持っている。

それぞれの特徴をまとめると、下の表のようになる。

61506250
WiMAX下り速度最大 28Mbps
上り速度最大 8Mbps
MIMO 設定1x2(送信 1、受信 2)
Transmit Antenna Selection (TAS)○ 搭載× 非搭載
Wi-Fi受信速度 (Rx)最大 300Mbps
送信速度 (Tx)最大 150Mbps最大 300Mbps
MIMO 設定1x2(送信 1、受信 2)2x2(送信 2、受信 2)
周波数帯2.4GHz2.4/5.0GHz
物理アンテナ数2(WiMAX/Wi-Fi 兼用、送受信兼用)
その他vPro× 非搭載○ 搭載

当然ながら、全体的には、上位の 6250 の方が高機能である(Wi-Fi の送信が 300Mbps など)。

しかし、WiMAX に限って言えば、廉価版である 6150 の方が機能が多く、TAS 機能を搭載している。6150 も 6250 も 2 本のアンテナのうちの 1 本のみで WiMAX の送信を行うが、6250 が既定の 1 本で送信するのに対し、6150 は 2 本のうち電波状態がよい方のアンテナをダイナミックに選択してデータ送信してくれる。

したがって、WiMAX メインで使うのであれば、送信の実効速度が出やすい 6150 の方が良いことになる。

なお、6150 も 6250 も、WiMAX と Wi-Fi を同時に使用することはできない(アンテナを共用しているからだと思われる)。このため、WiMAX パソコンを無線 LAN ルーターとして使うためには、小型アダプタを使うなどの対策が必要となる。

銀座で飲みながら WiMAX PC ルーターで遊ぶ

Wi-Fi デバイスがいくつか集まる機会があったので、以前にルーター化した WiMAX 内蔵パソコンの実力を測ってみた。

SpeedtestNet_1410458257WiMAX パソコンは Let's note J10 で、飲み屋の店内での WiMAX 受信速度は 5~7Mbps 程度をうろうろしていた。

したがって、Let's note を無線 LAN ルーター親機として各種 Wi-Fi デバイスをぶら下げた場合、各種 Wi-Fi デバイスも 5~7Mbps 程度の受信速度が出ることが期待されるが、果たしてどうなるか。

結論から言うと、子機によって速度にばらつきがあった。

WiMAXSpeedWiFi_XperiaAcro一番調子が良かったのは、au のスマホ、Xperia Acro。およそ 5.2Mbps の速度が出ており、WiMAX の回線速度そのままの速度で通信できていると言える。

WiMAXSpeedWiFi_IS04同じく au のスマホである REGZA Phone こと IS04 は、速度が半分。2.9Mbps であった。

WiMAXSpeedWiFi_iPodTouch僅差で後を追うのが iPod Touch。2.3Mbps。

以上が、速度にばらつきがあるとはいえ、実用範囲の結果。

WiMAXSpeedWiFi_XperiaArcしかし、激しく遅い端末が 1 つあった。DoCoMo のスマホ、Xperia Arc だ。なんとたったの 0.1Mbps に満たない速度しか出ていない。

おかしいと思って再度測定しても、だいたい似たような速度だった。

また、Speedtest.net の速度測定アプリのダウンロードにもやたら時間がかかったので、やはりその程度の速度しか出ていないのだと思う。

以上のように、ばらつきの出る結果となった(もちろん、スピードテストは子機 1 つずつ行っている)。各 Wi-Fi 端末とも、5~7Mbps くらいの速度を処理する能力はあると思われるので、WiMAX パソコンに装着した無線 LAN アダプタ(バッファロー WLI-UC-GNM)との相性のようなものがあるのかもしれない。

ちなみに、以前に自宅(WiMAX 速度 5Mbps 程度)で、子機としてネットブックを使った場合は、1.5Mbps 程の速度だった。

聖蹟桜ヶ丘~府中の WiMAX 速度を連続計測

京王線の聖蹟桜ヶ丘駅~府中駅間で、WiMAX のダウンロード速度をずっと計測し続けてみた。

先日、山手線の全駅&全駅間で WiMAX の速度を測定したが、その記事へのコメントで、たむねこさんから TCP Monitor Plus を紹介して頂いた。TCP Monitor Plus はデータの送受信を継続的に測定し、CSV にも出力が可能なツール。

自宅(光回線)サーバーにデータを置いておき、WiMAX パソコン(Let's note J10)のブラウザ(Firefox)でそのデータをダウンロード(HTTP 経由)。ダウンロード時のデータ受信量を TCP Monitor Plus で 10 秒ごとに記録し、10 秒間の平均ダウンロード速度をグラフ化したのが以下。

WiMAXMonitor_Seiseki_Fuchu
TCP Monitor Plus は自動記録だが、通過などの諸時刻は手で記録しているので、点 1 つ分くらいの誤差がある可能性をご承知いただきたい。

最初は聖蹟桜ヶ丘のホーム(京王八王子寄りのベンチ)からスタート。速度の安定感はさすが静止時というべきで、コンスタントに 7Mbps 程度を記録している。

電車到着の際、ホーム上を移動しているが、その際は少し速度が上がっている。電車に乗車(準特急新宿行き、最後尾車両、椅子に座れた)すると5Mbps 程度まで速度が落ちており、やはり車内は外に比べると少し条件が悪いようだ。

聖蹟桜ヶ丘駅を発車すると、一旦速度がほぼゼロまで落ちる。恐らく、聖蹟桜ヶ丘駅構内の新宿寄りか、あるいは、聖蹟桜ヶ丘駅を出た辺りだろう。これまでの経験上、聖蹟桜ヶ丘駅は新宿寄りに電波が弱いところがあり、また、駅周辺はみんなでつくる UQ WiMAX マップを見てもかなり電波状況が悪い。その傾向と一致しており、納得のいく結果。

その後、橋にさしかかると急速に速度が上がる。障害物が無く電波が届きやすいのだろうか。

通過中の中河原駅では、速度はそこそこで 5Mbps 前後。

分倍河原駅では 10Mbps 前後。これまでの経験だと、分倍河原駅は京王線ホームよりも南武線ホームの方が電波状況が良い。駅の手前でグラフが跳ね上がっているが、南武線をまたいだ時の数値だと考えれば納得がいく。

府中駅の手前に不感地帯があるようだ。速度がゼロになっている。府中駅も速度が低く見えるが、これは、不感地帯との平均であるため。グラフには現れていないが、府中駅に到着後は 7~8Mbps で推移している。

以上、連続的に速度を見てみることで、電波状況が詳細に分かり面白い。

一方で、これまで通り Speedtest.net による速度測定は手軽かつ一目で分かりやすいツールとして、これからも活用していく。それぞれの長所を活かして使い分けたり併用したりしていくのが良いだろう。

山手線の全駅&全駅間で WiMAX の速度を測定

下り最大 40Mbps の WiMAX の実際のスピードはどれほどか、山手線の全駅および走行中の駅間でスピードテストを実施。WiMAX 内蔵パソコンの Let's note J10 にて測定。

結果の詳細はすべて「WiMAX 鉄道スピードテスト」の山手線ページに登録してあるので、そちらを参照しながら以下をご覧ください(駅名をクリックすると詳細な測定情報が見られます)。

全 87 件のスピード測定結果を総合すると、
WiMAXYamanote
のようになり、下り速度の平均は 5.39Mbps(7/26 現在の登録結果平均、接続路線含む)。

理論値はあくまでも理論値であって実際に 40Mbps 出るわけでは無いが(そもそも WiMAX 内蔵パソコンの場合は理論上も 28Mbps までしか受信できない)、5Mbps 少々というのは、さすがにだいぶ遅く感じる。

現実的な期待値を考えてみると、無線 LAN の実効速度が理論値の半分~1/3 であることを考えると、WiMAX も 13~20Mbps くらいの速度が出れば御の字と言える。また、5.39Mbps という平均速度は、静止よりも条件の悪い移動中(電車走行中)も含んでいる。移動中は静止時のさらに半分くらいの速度になると考えると、6.5~10Mbps が期待値。静止と移動の平均ということならば、12Mbps くらいが期待値だろうか。

もっとも、12Mbps と比較しても 5Mbps 少々というのは遅いので、もうちょっと早くなって欲しい。

測定結果をもう少し詳しく見ていくと、新宿(1.61Mbps)、池袋(0.49Mbps)、東京(2.45Mbps)、渋谷(1.63Mbps)といった大きな駅で速度が遅いのが気になる。ユーザーが多くて回線が詰まってしまっているのだと思うが、これが平均速度を落とすことになっている。

一方で、成績の悪い新宿と池袋に挟まれた駅および駅間は、高田馬場の 12.19Mbps を筆頭に 7Mbps 前後で推移しており、平均を上回っている。

すごいのは、御徒町~秋葉原間の 12.78Mbps。7/3 に測定した時は 7.38Mbps、7/23 は 18.17Mbps とばらついているが、走行中のことなので、ばらつくこと自体はさもありなんという感じ。全体として高いレベルを維持しているのがすごいと思う。他の駅や駅間もこのレベルになってくれると文句ないのだけれど。

逆に、あまり良くないばらつきを見せているのが巣鴨~大塚間。同日の外回りと内回りで測定して、片方は 19Mbps 近いのに、もう片方は測定不能。さすがに測定不能はどうかと思う。

いろいろ書いたが、平均 5.39Mbps というのは、実用上は悪くない速度だと思う。ニコニコ動画の高画質動画は 1Mbps なので、コメントや Twitter などがバックグラウンドで通信しているとしても、十分に視聴可能だ。

ばらつきの多い無線環境の速度測定において、1 駅あたり 1~2 件という測定結果の数は決して十分ではない。WiMAX ユーザーの方は、WiMAX 鉄道スピードテストに追加登録をお願いします。

WiMAX 6150 / 6250 チップの違いについて

※再度まとめなおしました。こちらの記事をご覧ください。

最近の WiMAX 内蔵 PC(WiMAX パソコン)において、WiMAX 通信機能を担っているのは、Intel のチップセット「Intel Centrino Wireless-N + WiMAX 6150」か「Intel Centrino Advanced-N + WiMAX 6250」のどちらかであることが多い。

では、6150 と 6250 は何が違うのか?

調べてみようと思ったきっかけは、マイコミジャーナルの記事。6150 の方が性能が良いと紹介されている。しかし通常は、型番の数値が大きい方が性能が良いものだ。しかも、6250 は名前に「Advanced」を冠していて上位っぽいのだが。

結論から言うと、「WiMAX に関しては」6150 の方が高性能ということのようだ。

製品の世代としては、PC Watch の記事にあるように、6250 の方が先に発売されたものだ。6150 は 6250 の廉価版として後から発売されている。

6150 の製品概要6250 の製品概要(いずれも英語の PDF)を見比べてみよう。

WiMAX の速度スペックとしては、6150/6250 とも、下り最大 28Mbps、上り最大 8Mpbs となっており、違いは無い(余談だが、UQ WiMAX の速度スペックは下り最大 40Mbps、上り最大 10Mbps なので、WiMAX パソコンだと、WiMAX の速度を活かし切れないことになる)。

違うのは、マイコミジャーナルの記事にあるように、6150 のみ、Transmit Antenna Selection (TAS) 機能がついており、2 つのアンテナのうち電波状態がよいアンテナをダイナミックに選択してデータ送信してくれる。後発製品ならではの進化点だろう。

ではなぜ 6150 の方が廉価版なのかというと、PC Watch の記事にあるように、6250 はアンテナ構成が 2x2(送信 2、受信 2)なのに対し、6150 は 1x2(送信 1、受信 2)と、送信が 1 つ少なくなっている。

製品概要 PDF を見る限りでは、送信のアンテナの数の違いは WiMAX ではなく Wi-Fi に影響するようだ。6250 の Wi-Fi スペックは Tx(送信)も Rx(受信)も 300Mbps なのに対し、6150 は Tx 150Mbps、Rx 300Mbps と、送信速度が半分になっている。

つまり、Wi-Fi も含めた総合機能としては 6250 の方が高性能なので、6250 の方が上位に位置づけられているものの、6150 は WiMX 的オマケ機能が付いたので、WiMAX に限って言えば、6150 の方が快適に利用できる、という理解でいいようだ。

ただ、謎なのは、スペック上、6150 は送信アンテナが 1 つなのに、なんで TAS 機能を搭載できるのか、というところだ。

1x2 というのはあくまでも Wi-Fi 用のアンテナで、WiMAX 用のアンテナは別な構成になっているということなのだろうか。でも Wi-Fi と WiMAX のアンテナが別なら、Wi-Fi と WiMAX を同時利用できてもいいと思うから、やっぱり Wi-Fi と WiMAX のアンテナは同じなんだろうねぇ……。うーむ。

※再度まとめなおしました。こちらの記事をご覧ください。

AMD の新型 CPU A8-3850(Llano)の情報が出てきた

AMD は 7 月 3 日に新型 CPU「AMD A-Series APU」を発売する。CPU と GPU を統合した最近のプロセッサのことを、AMD では APU(Accelerated Processing Unit)と呼んでいる。

A-Series 上位の「A8-3850」のスペックは、CPU 部が 4 コア、2.9GHz、L2 キャッシュ 4MB、内蔵 GPU が Radeon HD 6550D、400sp、600MHz で、TDP は 100W。

対する Intel の Core i7-2600 は、CPU 部が 4 コア 8 スレッド、3.4GHz、L2 キャッシュ 1MB、L3 キャッシュ 8MB、内蔵 GPU は HD3000、800MHz で、TDP は 95W。

CPU スペックの割には TDP が高いと思ったけど、A-Series は GPU に力を入れているようだ。ベンチマーク結果によれば、A8-3850 の 3DMark Vantage スコアは、Core i5-2500K のスコアの 2 倍。

「どうせ GPU は別挿しにするから、内蔵 GPU いらないもんなぁ」と思ったけど、考えてみれば、今のマシンの GPU は Radeon HD 5570。A-Series の内蔵 GPU Radeon HD 6550D であれば、たぶんこのくらいの性能は持っている気がする。

TDP で考えても、今のマシンの TDP は CPU が 82W、GPU が 42.7W の合計 124.7W なので、今後は GPU 内蔵一筋、ってのもいい気がしてきた。

なお、A8-3850 は従来の CPU コア(K10)をベースにした製品。アーキテクチャ一新の Bulldozer ベースの CPU は 2012 年の Trinity まで待つ必要がある。
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