Windows 10 にしてもおおむね問題無さそうということで、Windows 10 にアップグレード(というかクリーンインストール)を実施した。およそ 2 ヶ月間使った感想としては……。

対応状況

本体・周辺機器・ソフトウェア共に、無事に Windows 10 で動いた。

Movie Studio Platinum 12 は動かないかも知れないと懸念していたが、無事に動作した。

Visual Studio が動かなくて非常に困っているが、これは Windows 10 だからというわけではなく、Kaspersky との相性のようだ(リンク先の対処法を施してもきちんとした動作に至っていない)。

Windows 10 にして良かったこと

電源投入時の BIOS POST(というか UEFI POST?)が速くなった。

マザーボードは UEFI に対応しているが、Windows 7 は標準では UEFI ブートにしてくれないので、昔ながらの BIOS 駆動で、一定の時間がかかっていた。Windows 10 は標準で UEFI ブートとなり、高速化された。

とはいえ、電源を入れることは滅多に無い(通常は起動しっぱなし)ので、あまり恩恵を受ける機会はない。

Windows 10 にして悪かったこと

1. ネットワーク系がうまく動いていない。

Android 機から Windows 10 マシンにアクセス(Windows 共有)しようとすると、マシンを検出してログインまではできているようで、共有フォルダの一覧までは閲覧できる。が、共有フォルダをクリックしてもその中に入れない。

デジカメの PowerShot S120 も Windows マシンにつなげなくなってしまった。

2. 管理者に昇格したときに日本語入力ができない。

通常は一般ユーザーでログインしているが、UAC などで管理者に昇格した際に、日本語入力ができなくなってしまう。

3. スタートアップフォルダが不便になった。

そもそも標準でスタートアップフォルダがないので、手動で作成する必要がある。また、スタートメニューで文字入力してアプリを検索する際、スタートアップフォルダ内のショートカットは検索してくれない。

4. タスクキルできない

タスクマネージャーでタスクを強制終了できない事案が多発。タスクマネージャーを管理者権限で起動しても強制終了に失敗する。

強制終了したい時ってアプリが CPU を食ったままフリーズしていることが多いので、それを強制終了できないと、無駄に CPU を食い続けて PC が重くなる。こうなると再起動するしかない。

5. ファイルの関連づけがうまく設定されない

インストーラーがファイル拡張子の関連づけを設定してくれるが、それが反映されない。Windows 10 はプログラムからの関連づけを禁止しているのか?

結局手動で関連づけを選ぶはめになり、面倒。

しかもたまに勝手に関連づけがリセットされ、さらに面倒。

結論

Windows 7 のほうが快適。メリットよりもデメリットのほうがはるかに多い。

サポート上、Windows 10 にせざるを得なくなりそうだったので Windows 10 にしたが……。