NTT docomo 向け SHARP 製タブレット、AQUOS PAD の新型(SH-06F)が発表された。

現在分かっている情報で、現行 AQUOS PAD(SH-08E)と比べてどこが進化しているか確認してみた。

項目現行(SH-08E)新型(SH-06F)差異
サイズ高さ 190mm × 幅 107mm × 厚さ 9.9mm(最厚部 10mm)高さ 175mm × 幅 106mm × 厚さ 8.4mm(最厚部 8.8mm)短く薄くなった
質量288g233g55g(19%)軽くなった
連続通話時間3G:1,210 分/GSM:1,220 分不明
実使用時間81.3 時間不明
連続待受時間(静止時)LTE:750 時間/3G:850 時間/GSM:750 時間不明
バッテリー容量4,200mAh4,200mAh
ディスプレイ7.0インチ IGZO(1,200×1,920ドット WUXGA)7.0インチ IGZO(1,200×1,920ドット WUXGA)バックライトの改善で省電力化
カメラ(外側/内側)800/200 万画素 CMOS810/210 万画素 CMOS 裏面照射型暗所でも綺麗に撮影可能と思われる
CPUSnapdragon 600 APQ8064T 1.7GHz(クアッドコア)Snapdragon 801 MSM8974AB 2.3GHz(クアッドコア)2014 年発表の新型 CPU を採用
OSAndroid 4.2Android 4.4.2KitKat を採用
メモリ(RAM/ストレージ)2GB/32GB2GB/32GB
microSDHC/SDXC○/○(64GB まで)○/○(128GB まで)対応容量がアップ
LTE 通信速度Xi 下り 100/上り 37.5 MbpsXi 下り 150/上り 50 Mbps高速化された
Wi-Fi(無線 LAN)IEEE 802.11a/b/g/n/acIEEE 802.11a/b/g/n/ac
おサイフケータイ/NFC×/○○/○おサイフケータイに対応
ワンセグ/フルセグ/NOTTV○/○/○○/○/○
防水/防塵○/○○/×防塵ではなくなった
クレードル充電×スタンドで充電はできない

AQUOSPAD大きさ比較一番の違いは、画面サイズを変えないまま、本体サイズが小さく軽くなったことだろう。

右の写真は今俺が使っている現行機種で、緑の枠のサイズだ。これが新型になると、およそ赤枠くらいまで小さくなる。横幅はもともとほぼ縁なしだったのであまり変わらないが、長さがかなり短くなり、3 辺縁なしとなった。

液晶ディスプレイバックライトの省電力化が図られたのも嬉しい。もともと AQUOS PAD のバッテリーの持ちは良いが、さらに伸びるのに越したことはない。

CPU も順当に強化。現行機種も十分すぎるほど強力な CPU を積んでいるが、さらに高速化されている。

クアルコムの CPU(Snapdragon)は、型番 800 番台がプレミアム向けクラスのハイパフォーマンス CPU、型番 600 番台がミドルレンジとなっている。現行機種が採用する 600 は一世代前のミドルレンジ、新型が採用する 801 はハイパフォーマンスの最新世代だ。

おサイフケータイが搭載された点も歓迎だ。

一方で、退化した部分もある。

防塵がなくなり、クレードルでの充電もできなくなった。

現行機種のクレードルは、置きづらい(滑りやすい)という欠点はあったものの、USB ケーブルを挿すよりははるかに便利だっただけに、クレードル充電がなくなってしまったのは残念。

その他の懸念点としては、現行機種は、一部の液晶保護シート・ケースと相性が悪く、タッチに不具合が生じることがあったが、新型では解消されているのかが気になるところ。

以上、一部に気になるところはあるものの、優秀な機種な予感がする。