WiMAX2Plusサービス概要下り最大 110Mbps の高速モバイル通信 WiMAX 2+。

7/29 のニュースリリースのみで詳細が不明だったが、9/2 に開催された MVNO(回線業者)向けの資料が公開されたことで、詳細が見えてきた。

サービス提供開始は 10/31。当初のカバーエリアは、東京の環状七号線の内側(山手線を含むエリア)だ。2013 年度内に、東名阪に基地局を 7,000 局開設する。

既報の通り、現行 WiMAX と互換性があり、WiMAX 2+ エリア内では WiMAX 2+ 接続、エリア外では現行 WiMAX と接続する。

オプションで FD-LTE の提供を検討中とあるので、恐らく、現行の WiMAX+au サービスと似たイメージで、KDDI の LTE がセットになったプランが登場するのだろう。

1 つ大きな注意点としては、利用制限(大量通信による速度制限)を検討中とのこと。現行 WiMAX の大きなメリットの 1 つとして利用制限ナシが掲げられており、他社のモバイルサービスとの差別化につながっていたのだが、WiMAX 2+ でこれが覆されてしまうのだろうか。

気になる料金はまだ発表されていないが、大胆に推測するならば、

定額プラン(期間縛りナシ)月額 5,500 円程度
定額プラン(2 年縛り)月額 4,500 円程度

といったところか。というのも、現行 WiMAX では、MVNO 向け卸価格が期間縛りナシ/ありでそれぞれ 3,300 円/2,720 円なのに対し、ユーザー向け価格は 4,480 円/3,880 円。それぞれ 1,180 円/1,160 円のアップだ。今回発表された WiMAX 2+ の MVNO 向け料金がそれぞれ 4,220 円/3,220 円なので、同程度のアップだとすると、上記の表のようになる。

ただ、キャンペーン価格が設けられていることから、実際にはもっと安い価格で登場する可能性もある。

具体的な端末情報を含むさらなる続報に期待したい。