カラオケ用の字幕を動画に焼き付けるソフト「ニコカラメーカー」の後継ソフトの開発に着手。名称はシンプルに「ニコカラメーカー 2」となる予定。

初代ニコカラメーカーの特徴としては
  • プレビューで出来映えを確認しながらビジュアルに字幕を作成
  • 字幕自動配置で簡単作成
  • 多段グラデーションなど多彩な文字飾り
  • パート分け時などに分かりやすい絵文字(アイコン)機能
などが挙げられる。ニコカラメーカー 2 も引き続きこれらの特徴を受け継ぎつつ、さらに以下を目指す予定。
  • 字幕アクション機能(フェードや走り込みなど)
  • 文字飾りの強化(ブラーや画像ブラシなど)
  • 文字単位でのフォント指定における利便性向上
  • レイアウト指定における利便性向上
  • 最新の環境での動作性向上
  • 処理の高速化
字幕に動きを与える字幕アクション機能はリクエストを多く頂いていた機能。中でも、フェードイン・フェードアウトは要望の多かったため、優先的に実現したい。今までどうしてもフェードさせたい場合は、ニコカラメーカーで連番 PNG で出力した後に、動画編集ソフトでフェードさせる必要があったが、ニコカラメーカー 2 のみで作業が完結するようになる。

文字飾りのうち、ブラーもリクエストを多く頂いていた機能。こちらも優先的に実現したい。

文字単位でのフォント指定(行の途中での色替えなど)はニコカラメーカーでも行えるが、やや手順が煩雑であった。ニコカラメーカー 2 では簡単にフォント指定ができるようにしたい。

レイアウト指定では、これまでよりもさらに手軽にバリエーション豊かなレイアウトを提供する他、パート分けも今までよりも簡単にしたい。

最新の環境での動作性向上は、Windows 10 での動作可能性を高める。Windows 10 でニコカラメーカーを使うと、2 つ起動しないとプレビューできない場合があるなど、新しめの環境での動作可能性が少し低かったが、ニコカラメーカー 2 では改善したい。

処理の高速化は、マルチスレッドに対応する。ニコカラメーカーは動画出力などをシングルスレッドで行っていたため、最近の CPU の性能を活かし切れていないが、ニコカラメーカー 2 では改善したい。

いずれも難易度が高いため、すべてを実現できるかはまだ分からないが、一歩ずつ開発を進めていきたい。来年中にはある程度のリリースをしたいと考えている。