異常発生

hdd_death24 年ほど前に購入した USB 3.0 外付け HDD ユニット「My Book Duo」(型番:WDBLWE0080JCH-JESN、4TB+4TB = 8TB)に不穏な赤ランプが点灯。電源ランプが赤く点滅するととともに、HDD 1 のランプも赤い。

led付属のマニュアルを確認するとやはり、残念ながら 1 つ目の HDD がお亡くなりになっているとのこと。

degrade専用ユーティリティ(WD Drive Utilities)を起動して確認すると、明確に故障と表示された。

crystaldiskinfoRAID 1 で運用しているため、片方の HDD が死んでもユニット全体としては問題なく使用できるからか、CrystalDiskInfo では正常と表示される。

また、ユニットの電源をいったんオフにしたところ、赤ランプの表示は出なくなってしまったが、専用ユーティリティで簡易チェックすると不合格となった。

HDD 調達

wdredMy Book Duo で使用されている HDD は WD Red シリーズなので、順当に行くなら交換用の新 HDD も WD Red で揃えるのが良さそう。

ところが Western Digital の公式サイトを確認すると、WD Red に 4TB のラインナップが無い(WD Red Pro にはあるが)。しかも「NAS 向け」の位置づけになっているのでターゲットがちょっと違う。

秋葉原にはまだ WD Red の 4TB は売っていて(恐らく少し古いモデル?)、価格は税込で約 15,000 円。

wdblue正統な後継が無いことや、そのうち HDD ユニット自体を(もっと容量の多いものに)買い換える可能性も考慮し、かつ、価格面も加味して、デスクトップ向けモデルの WD Blue を購入。ドスパラにて、4TB で税込 7,810 円。キャッシュレス支払い(クレジットカード)で即時割り引き 5% となり、7,420 円まで下がった。



HDD 交換

マニュアルに従って HDD を交換。

上部カバーを開いた後、手で回せるネジで留められている内側の網を外す。

open2マニュアルで「タブ」と表記されているペラペラの持ち手を使って HDD を引き上げる。

新しい HDD にタブを取り付けてからユニットに差し込む。

RAID 再構築

新品の HDD1 と、生き残っていてデータもある HDD2 の内容が不整合になっているので、PC に接続するとその旨の警告が表示される(この状態でも PC からは正常な HDD として利用可能)。

fukugen専用ユーティリティで RAID の状況を確認すると、HDD1 が新品であることをきちんと認識してくれている。

fukugen2復元ボタンをクリックすると、生き残っている HDD2 から新品の HDD1 へのデータコピーが始まる。

RAID の再構築にはかなり時間がかかり、6 時間半経過時点で進捗は 74%。完了までに 9 時間近くかかる計算。

fukugen6翌日起床した際には、無事に再構築が完了し、RAID 1 本来の状態での稼働となっていた。

cdm_f_maruCrystalDiskInfo では HDD 1 の情報が表示されるようで、交換後は電源投入回数・使用時間が新品のデータになっている(交換前は電源投入 256 回、使用時間 36,222 時間)。