京王相模原線の全駅&全駅間で WiMAX の速度を測定

下り最大 40Mbps のワイヤレスブロードバンド網「WiMAX」の実効速度を、京王相模原線(調布~橋本)の全駅&全駅間で測定した。

測定機器は WiMAX 内蔵パソコンである Let's note J10、測定サイトは Speedtest.net

結果の詳細はすべて「WiMAX 鉄道スピードテスト」(WiMAX レール)の京王相模原線ページに登録してあるので、そちらを参照しながら以下をご覧ください(駅名をクリックすると詳細な測定情報が見られます)。

全 27 件のスピード測定結果を総合すると、
WiMAXSpeedtest_KeioSagami
のようになり、下り速度の平均は 6.88Mbps(8/4 現在の登録結果平均、接続路線含む)。

以前に測定した山手線(5.39Mbps)と比べると平均で約 1.5Mbps も速く、なかなかの路線と言える。しかし、山手線の時に定めた期待値(12Mbps)と比べると、まだ半分ちょっとなので、引き続き速度向上に期待したい。

特筆すべきはなんと言っても、京王多摩センター駅~京王堀之内駅間の 26.49Mbps だろう。移動中という不安定な条件の中で、WiMAX パソコンの上限速度(28Mbps)に肉薄する速度を叩きだしたのは驚異だ。さすがに、京王堀之内駅直前にあるトンネルでは接続が一瞬切れたが、その他ではアンテナ 5 本中 5 本をキープしていた。

他にも、京王稲田堤駅~京王よみうりランド駅の 13.92Mbps、稲城駅~若葉台駅の 8.94Mbps など、高速な駅間が散見される。

また、京王永山駅~若葉台駅も 7.95Mbps となかなか速いが、速さよりも驚きなのは、永山付近のトンネルでネットができたこと。アンテナ 0 本と電波状況は悪いながらも、テキスト主体のホームページは閲覧可能だった。

一方で、駅で高速なのは、多摩境駅の 11.08Mbps と京王永山駅の 10.77Mbps。いずれも 10Mbps オーバー。また、乗換駅の調布と京王多摩センターで 8Mbps 程度を出しているのも利便性が高いと言える。

逆に残念なのは、橋本駅の 2.78Mbps。JR 線との乗換駅で、乗降客数も調布に次いで多い駅(1 日約 9 万人)なので、快適にネットができるようになるようにして欲しい。

以上、現在の登録結果の雑感。ただし、ばらつきの多い無線環境の速度測定において、1 駅あたりほぼ 1 件という測定結果の数は決して十分ではない。WiMAX ユーザーの方は、WiMAX 鉄道スピードテストに追加登録をお願いします。

WiMAX 6150 / 6250 チップの違いについて(再)

前回の記事に貴重なコメントをいただいたので、それも含め、改めて整理してみる。

WiMAX 内蔵 PC(WiMAX パソコン)で使われているチップセットは主に、「Intel Centrino Wireless-N + WiMAX 6150」「Intel Centrino Advanced-N + WiMAX 6250」の 2 種類。

6250 が先に登場した上位製品、6150 が後から発売された廉価版。いずれも、WiMAX と Wi-Fi(無線 LAN)の機能を併せ持っている。

それぞれの特徴をまとめると、下の表のようになる。

61506250
WiMAX下り速度最大 28Mbps
上り速度最大 8Mbps
MIMO 設定1x2(送信 1、受信 2)
Transmit Antenna Selection (TAS)○ 搭載× 非搭載
Wi-Fi受信速度 (Rx)最大 300Mbps
送信速度 (Tx)最大 150Mbps最大 300Mbps
MIMO 設定1x2(送信 1、受信 2)2x2(送信 2、受信 2)
周波数帯2.4GHz2.4/5.0GHz
物理アンテナ数2(WiMAX/Wi-Fi 兼用、送受信兼用)
その他vPro× 非搭載○ 搭載

当然ながら、全体的には、上位の 6250 の方が高機能である(Wi-Fi の送信が 300Mbps など)。

しかし、WiMAX に限って言えば、廉価版である 6150 の方が機能が多く、TAS 機能を搭載している。6150 も 6250 も 2 本のアンテナのうちの 1 本のみで WiMAX の送信を行うが、6250 が既定の 1 本で送信するのに対し、6150 は 2 本のうち電波状態がよい方のアンテナをダイナミックに選択してデータ送信してくれる。

したがって、WiMAX メインで使うのであれば、送信の実効速度が出やすい 6150 の方が良いことになる。

なお、6150 も 6250 も、WiMAX と Wi-Fi を同時に使用することはできない(アンテナを共用しているからだと思われる)。このため、WiMAX パソコンを無線 LAN ルーターとして使うためには、小型アダプタを使うなどの対策が必要となる。

銀座で飲みながら WiMAX PC ルーターで遊ぶ

Wi-Fi デバイスがいくつか集まる機会があったので、以前にルーター化した WiMAX 内蔵パソコンの実力を測ってみた。

SpeedtestNet_1410458257WiMAX パソコンは Let's note J10 で、飲み屋の店内での WiMAX 受信速度は 5~7Mbps 程度をうろうろしていた。

したがって、Let's note を無線 LAN ルーター親機として各種 Wi-Fi デバイスをぶら下げた場合、各種 Wi-Fi デバイスも 5~7Mbps 程度の受信速度が出ることが期待されるが、果たしてどうなるか。

結論から言うと、子機によって速度にばらつきがあった。

WiMAXSpeedWiFi_XperiaAcro一番調子が良かったのは、au のスマホ、Xperia Acro。およそ 5.2Mbps の速度が出ており、WiMAX の回線速度そのままの速度で通信できていると言える。

WiMAXSpeedWiFi_IS04同じく au のスマホである REGZA Phone こと IS04 は、速度が半分。2.9Mbps であった。

WiMAXSpeedWiFi_iPodTouch僅差で後を追うのが iPod Touch。2.3Mbps。

以上が、速度にばらつきがあるとはいえ、実用範囲の結果。

WiMAXSpeedWiFi_XperiaArcしかし、激しく遅い端末が 1 つあった。DoCoMo のスマホ、Xperia Arc だ。なんとたったの 0.1Mbps に満たない速度しか出ていない。

おかしいと思って再度測定しても、だいたい似たような速度だった。

また、Speedtest.net の速度測定アプリのダウンロードにもやたら時間がかかったので、やはりその程度の速度しか出ていないのだと思う。

以上のように、ばらつきの出る結果となった(もちろん、スピードテストは子機 1 つずつ行っている)。各 Wi-Fi 端末とも、5~7Mbps くらいの速度を処理する能力はあると思われるので、WiMAX パソコンに装着した無線 LAN アダプタ(バッファロー WLI-UC-GNM)との相性のようなものがあるのかもしれない。

ちなみに、以前に自宅(WiMAX 速度 5Mbps 程度)で、子機としてネットブックを使った場合は、1.5Mbps 程の速度だった。

WiMAX レールのモバイル登録用サイトを公開

WiMAX 鉄道スピードテスト(WiMAX レール)にモバイル(携帯や iPod など)から測定結果を登録できるよう、モバイル用の測定結果登録ページを新設。

WiMAX 鉄道スピードテスト公開直後にご要望をいただいたので、急ぎ製作。

モバイルデバイスは画面が狭く、入力欄の右側に解説を書くことができないので、脚注風に書くようにした。

動作確認は、imode シミュレーターで行っている。imode は JavaScript でアラートウィンドウが出ないのだろうか。現在はそのままにしているが、実機でも出ないようであれば、何か対策を考えないと。

デザインは全く行わず、ごくシンプルな画面にしたので、JavaScript さえ解釈できれば、たいていのモバイル機器で使えるのでは無いかな~と思っているけど、どうなんだろ。

聖蹟桜ヶ丘~府中の WiMAX 速度を連続計測

京王線の聖蹟桜ヶ丘駅~府中駅間で、WiMAX のダウンロード速度をずっと計測し続けてみた。

先日、山手線の全駅&全駅間で WiMAX の速度を測定したが、その記事へのコメントで、たむねこさんから TCP Monitor Plus を紹介して頂いた。TCP Monitor Plus はデータの送受信を継続的に測定し、CSV にも出力が可能なツール。

自宅(光回線)サーバーにデータを置いておき、WiMAX パソコン(Let's note J10)のブラウザ(Firefox)でそのデータをダウンロード(HTTP 経由)。ダウンロード時のデータ受信量を TCP Monitor Plus で 10 秒ごとに記録し、10 秒間の平均ダウンロード速度をグラフ化したのが以下。

WiMAXMonitor_Seiseki_Fuchu
TCP Monitor Plus は自動記録だが、通過などの諸時刻は手で記録しているので、点 1 つ分くらいの誤差がある可能性をご承知いただきたい。

最初は聖蹟桜ヶ丘のホーム(京王八王子寄りのベンチ)からスタート。速度の安定感はさすが静止時というべきで、コンスタントに 7Mbps 程度を記録している。

電車到着の際、ホーム上を移動しているが、その際は少し速度が上がっている。電車に乗車(準特急新宿行き、最後尾車両、椅子に座れた)すると5Mbps 程度まで速度が落ちており、やはり車内は外に比べると少し条件が悪いようだ。

聖蹟桜ヶ丘駅を発車すると、一旦速度がほぼゼロまで落ちる。恐らく、聖蹟桜ヶ丘駅構内の新宿寄りか、あるいは、聖蹟桜ヶ丘駅を出た辺りだろう。これまでの経験上、聖蹟桜ヶ丘駅は新宿寄りに電波が弱いところがあり、また、駅周辺はみんなでつくる UQ WiMAX マップを見てもかなり電波状況が悪い。その傾向と一致しており、納得のいく結果。

その後、橋にさしかかると急速に速度が上がる。障害物が無く電波が届きやすいのだろうか。

通過中の中河原駅では、速度はそこそこで 5Mbps 前後。

分倍河原駅では 10Mbps 前後。これまでの経験だと、分倍河原駅は京王線ホームよりも南武線ホームの方が電波状況が良い。駅の手前でグラフが跳ね上がっているが、南武線をまたいだ時の数値だと考えれば納得がいく。

府中駅の手前に不感地帯があるようだ。速度がゼロになっている。府中駅も速度が低く見えるが、これは、不感地帯との平均であるため。グラフには現れていないが、府中駅に到着後は 7~8Mbps で推移している。

以上、連続的に速度を見てみることで、電波状況が詳細に分かり面白い。

一方で、これまで通り Speedtest.net による速度測定は手軽かつ一目で分かりやすいツールとして、これからも活用していく。それぞれの長所を活かして使い分けたり併用したりしていくのが良いだろう。
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